ロマンスのカテゴリーには入れたくないラブ・ストーリー

「ロマンス」と呼ぶと、フォーミュラに沿って書かれたハーレクイーンロマンスを連想されてしまいそうなので、ときどきちょっとカテゴリー分けに悩むことがあります。ハーレクイーンロマンスは、「escape read(現実から離れて楽しむための本)としては、展開に裏切りがなくてそれを求める読者には良いと思います。けれども、独自の世界を持ち、読後に余韻を残すラブストーリーをそれと一緒にするわけにはゆきません。でも、他にカテゴリーの表現方法がないので、ロマンスのカテゴリーに入れている作品があります。

というわけで、次のリストは、ロマンスのカテゴリーには入れていますが、それ以外の要素が強いラブストーリーです。Twilightを読み終えて、「次は何を読もう?」と思っている方、「Twilightなんて甘いロマンスは読みたくない」、という方、どちらにもおすすめです。

ロマンスのカテゴリーに入れたくないラブストーリー

読みやすさとしては、★★★から★★のレベルです。

もっとも読みやすいのを「Twilight」と設定して、次がThe China Garden, Poison Study,Ferney, Time Traveler’s Wife, Outlander(これは長編ですが、とても読みやすい文です), Silent in the Grave, The Last Time They Met, In the County of the Youngという順番です。この中で「ロマンス」のカテゴリーに属しているのはOutlanderのみで、それ以外はそれぞれ、青春小説、ファンタジー、純文学、パラノーマル、ミステリーなどです。Outlanderとタイムトラベルのテーマと表現の生々しさという点で共通しているTime Traveler’s WifeがSF,ファンタジー、純文学のカテゴリーで、Outlanderが歴史ロマンスというのは私にはちょっと?ですが。

このリストに載っている作品については4月中に個々の書評を載せるつもりですので、また後日チェックしてくださいねconfident

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