February 2009

Kindle 2のレビュー

10月7日追記:世界のどこでも電子書籍を購入できる国際版のKindleが発売されました。 ようやくやってきましたKindle 2!ざっとテストしただけですが、オリジナルのKindleでのイラつく欠陥を改善しようとした努力がはっきりと感じられるニューバージョンです。価格は同じですから、クリスマス前に売り切れで入手できなかった方はラッキーだったわけです。さて、まだちょっと試したばかりですが、改良点について私が感じたことをいくつか書き留めておきます。 1.本体の両サイドにある「Next Page」や「Prev… Read More »Kindle 2のレビュー

Kindle2がせっかく着いたのに...

税金申告のための書類を弁護士事務所に届けて戻ってみると、玄関のドアノブにFedExからのお知らせがぶら下がっているではありませんか。500メートルくらい先からそれが見えたとき、「しまった、Kindle2だ!」と青ざめ、思わず車をUターンして町中FedExの車を探して走り回ろうかと思いました。でも彼のルートを知らないので情緒不安定なオバサン的行動は取るまい、とやめました。 昨日Amazon.comからKindle2発送のお知らせがあったとき、Prime memberだから「明日着くかな?」とちょっと期待し、「きっと受領サインが必要だから出かける前にドアにサインつきのメモを貼っておこう」と思ったのに、更年期障害か今朝になったらすっかり忘れていたのでした。これだから歳はとりたくない 今夜7時にはFedExのセンターに戻っているようですが、そこに取りに行くと往復でたぶん2時間近くかかるでしょう。そこまでして数時間早く手に入れるべきかどうか、明日まで我慢するべきか、それともFedExのトラックを探しに車を走らせるべきか、悶々と悩んでいるところです。どちらにしても24時間後には手にしていると思いますので、木曜までにはレビューをここに載せる予定です。

FanFic―アメリカの二次創作の世界

ある本にぞっこん惚れ込むと読み終えてもなかなかその世界から離れなれない、それは全世界共通のファン心理です。それがこうじて二次創作をする、というのも普遍なファン心理です。アメリカには、そんなファンたちが集まってお互いの二次創作(こちらではFan FictionまたはFan Fic)を読みあうサイトがあります。アニメやテレビ番組のカテゴリーもありますが、やっぱり本の二次創作が一番多いようです。これは最も有名なサイトです。 投稿数を見ると、ファンが最も執着心を覚える本がすぐに分かります。投稿数が一番多いのはHarry Potterで、現時点で約40万です。そして二位のTwilightはそれよりもぐっと下がって6万6千、三位のThe… Read More »FanFic―アメリカの二次創作の世界

オンライン無料購読-歴史ファンタジーThe Patriot Witch

私が暮らしているのは、日本では村上春樹さんの「レキシントンの幽霊」の舞台として、アメリカでは「独立戦争勃発の地」として有名なマサチューセッツ州レキシントン町です。C.C. FinlayのThe Patriot Witchは独立戦争の時代のレキシントンを舞台にした歴史ファンタジーということで、個人的に興味を抱いています。出版社はランダムハウスに属するSFとファンタジー専門のDel Ray。ランダムハウスはアマゾンのkindleでの無料キャンペーンなど他社に比べるとオンラインでのマーケティングに力を注いでいる出版社です。(注:本ブログは法に触れる無料e-bookやそれらを奨励するサイトはご紹介しませんので、よろしくご了承お願いいたします。ご紹介するのは、著者または出版社のキャンペーンとして無料になっているもの、あるいは著作権が消失したものです。キャンペーンが終了するとこのページでも読めなくなりますので、ご了承ください)… Read More »オンライン無料購読-歴史ファンタジーThe Patriot Witch

販売用ではない本のお話し-Uncorrected ProofとAdvance Reader’s Copy

アメリカでは、日本には存在しないUncorrected ProofとかAdvance Reader’s Copyと呼ばれる形の本があります。 これらは、出版の前の段階で作られた販売用ではない本のことです。評論家に渡して書評を書いてもらったり、マーケティングのために使われたりするもので、印刷の時期、装幀、数はそれぞれ異なります。通常の印刷よりも数が少ないためにけっこうコストがかかり、(有名作家のサイン入りなど)本によっては販売されたものよりもコレクションの価値が上がることもたまにあります。… Read More »販売用ではない本のお話し-Uncorrected ProofとAdvance Reader’s Copy

不況の時代だから売れるベストセラー

これからの不況の時代に売れる分野は、たぶん「経済」と現実逃避のための「娯楽作品」でしょう。ということで、現在よく売れている経済関係の本ですが、それらは以下の二つの分野に分かれます。 A:現在と未来の国内外の経済状況を理解するための本B:個人の経済状況を改善するハウツー本 まずは、 A:現在と未来の国内外の経済状況を理解するための本 1.Melt… Read More »不況の時代だから売れるベストセラー

Educating Peter-簡単にワインを学ぶ本

作者:Lettie Teaque出版日:2007年3月カテゴリー:ノンフィクション/ワイン お金をかけずにワイン通のフリができるようになる本 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=0743286782&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS1=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 本当のワイン通になろうと思ったら、ビンテージワインを含めて有名なワインを全部飲んでおく必要がありますし、何度も飲み比べる経験を積まなければなりません。ですから相当お金がかかります。ワインに凝るようになると貯金ができない、というのは私の義弟の過去20年の行いからも事実です。そのようなわけで通を目指すつもりは毛頭ない私ですが、レストランでワインを注文するときなどに恥をかかない程度の知識はほしいと思ってきました。アメリカのレストランで恥をかくことはほとんどありませんが、フランスを旅行したときには高級レストランのウエイターの値踏みするような視線がちょっとつらかったです。「お金をかけずに最低限度のワインの知識を得るためにはどうしたらよいのか?」という私の悩みに答えてくれたのが「Food… Read More »Educating Peter-簡単にワインを学ぶ本