今年も、「これを読まずして年は越せないで賞」が決まりました(これまでの経過はこちらをご覧下さい)。
1.ノンフィクション部門
もちろん受賞作は...Just Kidsです!
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下記のTogetterをご覧になっていだければお分かりになると思いますが、満場一致で話し合いの必要も無かったくらいでした。
それくらい、キョーレツな印象を残した本です。
2.フィクション部門
角モナさんがRoomを推されましたが、結果的に、これほど優れた作品は滅多にないということで意見が一致し、Freedomとなりました。
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やはり素晴らしい文章力と、The Correctionsからは感じられなかった作者フランゼンの成熟が読者には嬉しかったのでした。それと、ただの中流階級の人々を描きつつ、自由について他角度から語ったところ、など。
けれども、次点のRoomも捨てがたいものがあります。こちらのほうがページ数も少なく、読みやすいので、長編のFreedomで挫折する可能性がある方は、ぜひRoomをお読みください。損はしません!
3.児童書部門
これは、一番悩ましかったものです。3対1に分かれましたが、結果的に受賞作は…
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Marcelo in the Real WorldのMarceloのキャラクターは非常に魅力的で、そのために皆迷いましたが、この本は高校生以上向けなので、「児童書部門」ということもあり、大人を含めてすべての年齢(小学校高学年以上ですが)が読める本に決まりました。
そして
4.総合大賞 !
こんなに簡単に決まっちゃって良いのか!と思うくらい簡単に満場一致でした。もちろん受賞作は…
Just Kids〜!
これを読まなかったら、本当に2010年は終えられませんよ!Patti Smithを知らない人でも絶対に楽しめます。
ツイッター上で、約4時間にわたる長いディスカッションをしましたので、ぜひその経過をご覧くださいね。
しばらく訪問しない間に見事に決まっていましたね。FREEDOMはこれでますます読みたいと思いました。THE HELPはぼくは感動したのですが、「So What?」と言われれば、そうかもしれないと思いました。この年末年始にはニューヨークとボストンにいきます。ボストンでは鶴見俊輔が(70年前に)学んだコンコードの寄宿学校とハーヴァード大に行くのが楽しみです。洋書読書のエネルギーを充填してきたいです。
こんにちは。 Kitayan63 さん
コンコードに行くなら、レキシントンもぜひ。アメリカ合衆国が誕生した地ですからね!ちらっとでもご覧くださいませ。
http://watanabeyukari.weblogs.jp/blog/2010/12/hobonichi-boston-1.html