表紙のそっくりさん集合!

話題の新刊などをあれこれチェックしていたら、見たことがある表紙が目に入りました。以前本ブログでご紹介したノンフィクションの英国版のデザインかと思ってよく見たらタイトルがぜんぜん違います。

なんと、同じ写真を反転させたそっくりさんでした。

左はCareless Peopleというノンフィクションで、右はThe Wife, the Maid, and the Mistressという新刊の小説です。

ひどいのは、発売日がそれぞれ、2014年1月23日と1月28日で、たったの5日しか違わないということです。

こういうことが起きる原因は、簡単に言ってしまえばデザインの怠慢です。

著者たちはさぞかし嫌な思いをしていることでしょう。


これまでにも似たような体験があるので調べたところ、やはり沢山ありました、表紙のそっくりさんが。

爆発的に売れたTwilightの便乗表紙は山ほどあったのですが、これは完全に「パクリ」と呼べるレベル

 

 

次はJeffrey Eugenides著の有名な『the Virgin Suicide』と、そのそっくりさん。有名な本の表紙に使われているのですから、チェックできそうなものなのに、しなかったんでしょうか?

 

いずれも話題作です。

 

これらで連想するのが、有名なベストセラー『The Time Traveler's Wife』ですよね。靴プラス少女。

 

これは、完璧な便乗商法。「フィフィティシェーズをお気に召した方はこちらもどうぞ」と視覚的にご案内しているんですね(笑)

 

 

ピンクのブタさんは誰でも考えつくデザインのようです。

 

ということで、自費出版を考えている方が40ドルで表紙デザインを買えるシステムです。このサイトでは、タイトルと名前を入れるだけのデザインがありますぞ。

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しかし、探してみると、YAジャンルはもっとリサイクルがひどいようです。Blackplumeというサイトを観ると、賞を取った有名な作品も含まれているではありませんか!

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 ひとつだけ皆さんに知っていただきたいのは、通常著者はデザインには関わらないということです。よほどの売れっ子でしたら別ですが、相談もしてもらえないのが現実。

ですから、表紙が似ていたり、パクリだったとしても、著者は責めないでくださいね。

一番可愛そうなのは、著者なんですから。

 

2 Comments

  1. うわ~、これは凄いですね。それにしても、著者がデザインには関わらないというのは知りませんでした。相談もしてもらえないなんて…。
    最初のCareless Peopleですが、こちらのブログで拝見して、連れ合いにクリスマスプレゼントしました。表紙はアメリカ版とは全然違ってて、タキシード来た骸骨2人(?)がサックス吹いている絵になってます。
    http://www.bookdepository.com/Careless-People-Sarah-Churchwell/9781844087662

  2. そっちのほうが、ず〜っといいですよね。
    米国版は安易にストック写真を使ったものですから。
    米国の出版社って、分担がきっちりしすぎているところがあるような気がします。編集は編集、デザインはデザイン、版権は版権担当って感じで口出すと嫌がられたり。その点日本は編集者が全部に関わっていますからね。編集者の仕事が多くて大変ですけど。

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