Category: 歴史ノンフィクション

悲劇的な人生を送ったメアリー女王のスコットランドを歩く ー エッセイシリーズ「本を手に旅に出よう」

「スコットランドに行きたい!」と最初に思ったのは、ロンドンに住んでいた1986年ごろだ。友人のイギリス人女性が住んでいたフラット(アパートメント)の上階にスコットランド人の青年が住んでいて、友人がいつも「文化も言葉も異なるので理解しあえないことがある」とぼやいていた。確かに彼が何を言っているのかまったく理解できなかったのだが、それは私の英語力の問題だと思っていたので「ああ、そうだったのか」とほっとしたことを覚えている。言葉は通じないが、ぬいぐるみのクマさんのように穏やかな人で、こういう人を生みだした地はどういう場所で、どれくらいイギリスと文化が違うのか知りたいと思ったのだ。

観光客が知らないナンタケット島を歩く ー エッセイシリーズ「本を手に旅に出よう」

本と旅をテーマにした新しいエッセイシリーズ「本を手に旅に出よう」を始めます。 初回は「観光客が知らないナンタケット島を歩く」です。 夫のDavidと私がナンタケット島に家を買ったのは1991年(オファーしたのは1991年で、契約サインのクロージングは1992年)で、私たちはまだ東京に住んでいた頃だ。

アメリカ征服を狙っていたクー・クラックス・クランの運命を変えた、ある女性の殺人事件 A Fever in the Heartland

作者:Timothy Egan(全米図書賞を受賞したThe Worst Hard Timeの作者)

ウクライナの歴史を学べるノンフィクション

ロシアによるウクライナ侵攻について、ソーシャルメディアでは多くの意見が飛び交っている。 罪もない人々が殺される映像を観ると、遠く離れた国で暮らす人々も「何かをしなければならない」という強い衝動にかられる。それは情を持つ人間として当然のことだ。侵攻されたウクライナとウクライナの人々に応援のメッセージを送る、ウクライナ大使館に寄付金を送る、難民受け入れを支援する、といった形でその気持を行動に移すのはポジティブな対応だ。

無教養でありながら「微生物学の父」と呼ばれる科学者になったアントニ・ファン・レーウェンフックの児童書伝記 All in a Drop

作者:Lori Alexander, Vivien Mildenberger(イラスト)

1950年代に女性として初めてアパラチアン・トレイルを単独で歩き通した「グランマ・ゲイトウッド」の驚愕の達成をしみじみ感じたノンフィクション Grandma Gatewood’s Walk

作者:Ben Montgomery

2度弾劾されたトランプを支持し続ける共和党が象徴する「民主主義の黄昏」 Twilight of Democracy

作者:Anne Applebaum

トランプのアメリカに警鐘を鳴らすジョージ・タケイのグラフィックノベル They Called Us Enemy

George Takei (著), Justin Eisinger (著), Steven Scott (著), Harmony Becker (イラスト) ペーパーバック: 208ページ 出版社:…