全米No.1ベストセラーになった「こんまりの人生がときめく片付けの魔法」 The Life-Changing Magic of Tidying Up

著者:近藤麻理恵 Marie Kondo
ハードカバー: 224ページ
出版社: Ten Speed Press
ISBN-10: 1607747308
発売日: 2014/10/14
適正年齢:PG(片付けたい人なら何歳でも)
難易度:中級(日本語からの翻訳なので日本人には読みやすい)
ジャンル:自己啓発書
キーワード:片付け、人生がときめく、spark joy、こんまり、KonMari、tidying up、Life-changing

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幸福になるための習慣を身に付けるためには、まず己を知る必要がある。Better Than Before

著者:Gretchen Rubin
ハードカバー: 320ページ
出版社: Crown
ISBN-10: 0385348614
発売日: 2015/3/17
適正年齢:PG15(成人を対象にした本だが、高校生が読んでもためになる部分がある)
難易度:中級(シンプルな文章。受験英語で十分読めるはず)
ジャンル:自己啓発書/心理
キーワード:習慣、性格、自分の傾向、幸せ、健康

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タイトルに惹かれて買って後悔したアドバイス本 Good Manners For Nice People Who Sometimes Say F*ck

著者:Amy Alkon
ペーパーバック: 289ページ
出版社: Griffin
ISBN-10: 1250030714
発売日: 2014/6/3
適正年齡:PG15
難易度:中級〜上級(文法はシンプルだけれど、中級レベルではジョークや流行り言葉は理解できない)
ジャンル:人生相談/自己啓発書(マナー)/ユーモア
キーワード:アドバイスコラム、マナー
ゴミ箱行きの本(久々に)

ロサンゼルス在住でネットや新聞で人生相談をしているアドバイスコラムニストのAmy Alkonによる(ユーモアを含む)人生相談書。

Amy AlkonはThe Advice Goddessというサイトで人生相談に答えたり、ブログを書いている人気コラムニストである。私は彼女のコラムをこれまで読んだことがなかったのだが、タイトルとアマゾンでの好評価につられて読んでみることにした。

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ゴミを出さない生活のススメ『Zero Waste Home』

著者:Bea Johnson

ペーパーバック: 304ページ

出版社: SCRIBNER TP

ISBN-10: 1451697686

発売日: 2013/4/9

適正年齢:PG10(小学校高学年以上)

難易度:中級レベル(フランス人の著者が書いた英語なのでシンプル)

これを読まずして年は越せないで賞候補(ちょこさん推薦)

 


フランス生まれの著者Beaは、アメリカ人のScottと出会って結婚し、カリフォルニアに移住してからは、典型的な金持ちのカリフォルニアライフを謳歌していた。だが、その生活に疑問を抱き始めたふたりは、ゴミ(waste)を出さず、無駄(waste)がない生活に切り替えることにしたのである。

大邸宅から半分のサイズの家に移り、Refuse,Reduce,Reuse,Recycle,Rotの5R生活をすることで、夫婦と息子2人のJohnson家から出るゴミは、1年にたった1リットルになった。これは凄いことである。誰でもその方法を知りたくなるだろう。

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仕事に希望を見いだせない人へのミニアドバイス Amazing Things Will Happen

C.C. Chapman
ハードカバー: 208ページ
出版社: Wiley
ISBN-10: 1118341384
ISBN-13: 978-1118341384
発売日: 2012/11/28
自己啓発/人生指南/ビジネス書

ボストンを拠点にする著者のC.C. Chapmanは、かつてHBO, Discovery Channel, Harley-Davidson, A&E, American Eagle,Coca-Colaといった大きなクライアントを抱えるマーケティング会社を経営していたのですが、その会社を売ってThe Cleon Foundationを創立しました(情報公開:C.C.は夫の友人であり、私も会ったことがあります)。

The Cleon Foundationのミッションは、Making the World Better Through Creativity(創造性を活かして世界をよりよいものにすること)です。これまで蓄積したマーケティングとソーシャルメディアの知識と技術を駆使して、世界をより良くするための活動をしている会社や団体がそれを実現するお手伝いをするのがC.C.Chapmanの目指していることです。

彼の新刊 Amazing Things Will Happen は、ビジネス書というよりも、モチベーションを上げる自己啓発本です。

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元ボストン・ポップスの変わり者演奏家が書いた「応用馬鹿学の法則」Principles of Applied Stupidity

Justin Locke
204 pages(ソフトカバー)
Justin Locke Productions
2008年初版、2010年第三版
ユーモア/エッセイ/セルフヘルプ

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購入は直接Lockeのサイトからどうぞ

 

今日ランチを一緒にした元ボストンポップスのコントラバス奏者Justin Lockeがこの「 Principles of Applied Stupidity 」の著者です。

Principles of Applied Stupidity(応用馬鹿学の法則)は、簡単に説明すると、「成功し、幸福になるためには、賢くなくてはならない」という私たちの思い込みを覆すユーモア本です。
「なるほどそのとおり!」と思わせる名法則は沢山あるのですが、その中で私がにやりと笑ったのは無知であることの強みについての部分です。あるビデオ・プロデューサーはフィルムプロダクションの学校に行ったことがなく、自分がいかに無知かを知らないstupidさでした。無知を自覚していたら「自分のレベルでは受けるべきではない」と尻込みした大きな仕事を彼は引き受け、その無知さと無能さにあきれた周囲の人が助けたおかげで成功しました。これは極端な例ですが、似たようなことはあちこちで実際に起こっています。もちろん、元々賢い人は努力しても「生まれつきのお馬鹿さん」になることは不可能です。そこで、Justinが生み出したのが、賢い人がお馬鹿さんから人生の知恵を学ぶという「Applied Stupidity(応用馬鹿学)」です。

Justinの本と私の出会いは偶然だと思っていたのですが、実はこれが”応用馬鹿学”の実践例だったようなのです。

私はレビュー用の献本を時折いただきますが、数では夫のDavid Meerman Scottの足下にも及びません。特に多いのは推薦文やブログでのレビューを求めるビジネス本作家からの献本で、ほぼ毎日届きます。知人のものであればともかく、何の予告もなく送られてくる多くの本に多忙な彼が目を通す暇はありませんし、暇ができたとしても読みたいのは自分の専門分野の本ではありません。ですからたいていの本は「積ん読(つんどく)山」に加わることになってしまいます。

積ん読山の整理をし、面白そうな本を選んで夫に渡すのが私の役割なのですが、正直言って多くのマーケット本はタイトルを読んだだけで眠くなってしまいます。その積ん読山の整理中に目を惹いたのがJustin LockeのReal Men Don’t RehearsePrinciples of Applied Stupidityでした。’Marketing 101’とか‘Who Moved My Job?’といったタイトル(実際のタイトルではなく、たとえです)の大手出版社によるハードカバーの海原で、「なんじゃこれ?」と首をかしげるようなタイトルの自費出版本は異常に目立ったのです。
Real Men Don’t Rehearseのページをぱらぱらとめくっていた私は、整理整頓中だということを忘れて抱腹絶倒。Justinのときに「しょうもない」感じのユーモアがこれほど可笑しく感じるのは、たぶん彼と私のユーモアのセンスが似てるからでしょう。(この本に関する詳しい内容は私のレビューをどうぞ)すっかり楽しませていただきました。私の推薦でこの本を読んだ夫もJustinのユーモアのセンスが気に入ったようで(その他の偶然もいくつか重なり)、自費出版のPrinciples of Applied Stupidityの改訂版に合わせて推薦文を書いたようです。土日も働く多忙な彼が、自分から「推薦文を書いてあげよう」と提案するのはほんとうに珍しいことです。私の夫に献本を送る多くの作家たちは、彼の専門分野を知っているので専門に近いマーケティングやPRの本を送って来ますが、Justinは「応用馬鹿学の法則」に従って常識はずれのユーモア本を送りつけたわけです。
生まれつきの馬鹿ではなくちゃんとわかってやっているところが「応用馬鹿学」。この本を読んで、私はJustinの知恵に「さっすが〜」と感心したわけです。

傑作中の傑作というわけではありませんが、発想の面白さに軽く笑いながら同感する類いの本です。特に次の2つの法則に頷く人はけっこう多いのではないでしょうか。

 

Stupidity and ignorance are infinite(愚かさと無知は無限である)
  どんなに知識がある人でもその知識には限界がある。けれども、無知には限界がない。限界がないというのは何でも起こりえるということであり、ここにこそ今の自分が知らないすごい可能性が潜んでいる

Accepting yourself as being stupid frees you from all sorts of pressures(自分が馬鹿だということを受け入れることで、もろもろのプレッシャーから解き放たれる)
 人は他人に馬鹿だと思われたくないから、自分の行動を制約する。けれども、いったん「他人に馬鹿だと思われてもかまわない」と開き直れば、実に多くの可能性を開くことができるのである。

●読みやすさ ★★★★

気が向いた時、ちょっと時間ができた時に軽く手に取ってちょっと読むことができる本です。英語に慣れていない人にもわかりやすいシンプルな文章です。

これは、Justinがテレビ番組に出演したときのビデオです。

親元を離れる前に娘に読ませたい本ーGirls Fight Back!

Erin Weed
184ページ(ペーパーバック)
Boulder Press
2006年9月1日発売

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Amazonはマーケットプレイスのみでかえって高いので、購入は直接筆者のサイトからどうぞ

Erin Weedの友人Shannonが連続殺人犯に殺されたのは彼女がたった22歳のときでした。テレビ局に勤めていたErinはこの悲劇をきっかけに仕事をやめて若い女性を対象にした自己防衛のクラスを教え始めます。Shannonが始めたGirls Fight Backという自己防衛の講演とクラスはたちまち有名になり、現在は企業や学校から招かれて講演や自己防衛の教室を行う大規模なプロダクションに成長しました。

Erinのビジネス面での成功を著書World Wide Rave
に書いた私の夫が娘に読ませるためにもらってきたのがこの「Girls Fight Back!」です。

本書の内容:

アメリカの大学はどの程度安全か?
  これはアメリカの大学に子供を送る親にはありがたい情報です。日本とは全然違いますから。

自分の直感を信じる
 このチャプターは全世界共通です。「なんか変」と感じたら即座に安全を確保する行動を取る、というのはわかっているようで難しいものです。常識ですが、これを読むことで実際にそういう場面になったときに行動が取れるかもしれません。親としては娘に一番よく読んで欲しい部分です。

“bad victim”になることの薦め
 加害者がターゲットにする「よい被害者」のタイプがあります。Erinはその逆のタイプ「bad victim」になるよう勧めています。

レイプについて
 加害者には見知らぬ相手と知っている相手のどちらが多いか、といった統計から、どうすれば予防できるのか、もしレイプされたらどうするべきかといったところまで言及しています。

自分の砦を守る
 侵入を防ぐために、自分の住んでいる寮やアパートの砦(ドアや窓)を守る方法を説明しています。

その他:
   春休みの過ごし方、インターネットでの安全、自己防衛クラス、社会を変えるために自分でできること、などを説明した章があります。

●感想

この本は、これから大学あるいは就職で一人暮らしになる若い女性への「自己防衛初心者コース」です。たった184ページですぐに読めるのと、自分が危険に直面する可能性を考えさせてくれるのが、(若い娘を持つ親にとって) この本の最大の魅力です。
危険なシチュエーションをあらかじめ知ることだけでも、多くの犯罪から自分の身を守ることができます。そういう意味で読みやすいErinの本はおすすめです。

ただし、「どうやって身を守るのか」という具体論になると、物足りなさを感じずにはいられません。また、若い女性が犠牲者になる原因で最も多いのはドメスティック・バイオレンスです。その部分のページ数が少ないのも残念です。

●Girls Fight Back!と併せて読ませたい本

See Sally Kick
Fred Vogt
200ページ(ペーパーバック)
2006年11月初版
Outskirts Press

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Fred Vogtは娘たちが大好きな優しいお父さん。そんなお父さんが、娘たちの安全を守りたくて書いたのがこのSee Sally Kick。
薄い本でありながら、とても包括的。

●ここが魅力!

Fredにおおいに共感を覚えるのは、「危険なシチュエーションを避ける」という予防を強調しているところです。「娘を守りたい」というお父さんのファナティックさと「男性の視点」が加わっているところがFredの本の長所です。だから女性が「危険に身を晒すシチュエーション」はほぼ網羅されていると言っていいでしょう。若い女性だけでなく、誰にでも参考になります。

もう一つの長所は自己防衛のテクニックを写真入りで解説しているところです。
もちろん読むだけでは役に立ちませんが、襲われることを想像しておくだけで、実際の場で動けるようになるかもしれませんし、パートナーを作って練習すれば、さらに効果があるでしょう。

どちらにしても、自己防衛で最も重要なのは、「闘う技術」ではなく、「危険なシチュエーションを避ける」という予防です。どちらの本もそれを強調していますので、海外に子供を送る方、あるいは自分が海外に行く方にはぜひ読んでいただきたいと思います。

●読みやすさ ★★★★☆

どちらも簡潔で読みやすい本です。
全部一気に読む必要はありませんし、重要な部分(予防)だけ読むということもできます。