各種文学賞の候補作/受賞作
火星に名前がついたOctavia E. Butlerは黒人女性がSF作家になる道を作った先達
NASAジェット推進研究所(JPL)でResearch Technologistをされている小野雅裕さんは、マーズローバー「パーサヴィアランス」のチームメンバーでもある。小野さんの宇宙への夢はかなり前から知っているので、ここまでの努力を読んでもらい泣きをしたくらいだ。その小野さんのツイートで、パーサヴィアランスの着陸地点がOctavia E. Butler Landingと名付けられたことを知った。
「オクタヴィア・E・バトラーって誰?」と思う人は多いと思う。そこで、小野さんから「一番のおすすめは何ですか?」と尋ねられてお薦めした2つの本をここでご紹介しようと思う。
2020年これを読まずして年は越せないで賞 決定!
洋書ファンクラブ、年末恒例行事「これを読まずして年は越せないで賞」受賞作が決まりました。
これまではツイッターのライブで行っていたのですが、今年はZoomのライブで行いました。参加者の方のプライバシー保護もありますので映像を公開することはできませんが、決定した部分の会話を少しだけですが抜粋のかたちでご報告いたします。
2時間以上の会話だったので、楽しさを全部お伝えできないのは残念ですが、来年ぜひご参加ください。
ステレオタイプの「移民物語」になることを拒否するリアルな「不法滞在移民物語」 The Undocumented Americans
作者:Karla Cornejo Villavicencio
Publisher : One World (March 24, 2020)
Hardcover : 208 pages
ISBN-10 : 0399592687
ISBN-13 : 978-0399592683
適正年令:高校生以上
難易度:7/10
ジャンル:ノンフィクション/ルポ/回顧録
キーワード/テーマ:アメリカの不法滞在移民、ルポ、DACA (Deferred Action for Childhood Arrivals)、Relief and Education for Alien Minors (DREAM) Act、Dreamers、若年移民に対する国外強制退去の延期措置、Fictional Nonfiction
賞:全米図書賞最終候補、ニューヨーク・タイムズ紙Best Books of 2020の1冊、オバマ大統領の2020年推薦書
2020年これを読まずして年は越せないで賞
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2020年これを読まずして年は越せないで賞候補作リスト
お待たせしました。
洋書ファンクラブ、年末恒例行事「これを読まずして年は越せないで賞」の候補作リストの発表です。
程よい怖さとユーモア、マジカルな世界での冒険が楽しい児童書ファンタジーシリーズNevermoorの第三巻 Hollowpox: The Hunt for Morrigan Crow
作者:Jessica Townsend
シリーズ名:Nevermoor (Morrigan Crow)
適正年令:小学校3年生から中学生向け
Lexile指数:790L
難易度:5/10(高校英語をマスターしていれば理解できる文章。ファンタジー造語を識別する必要あり)
ページ数500ページ程度
出版社 : Little, Brown Books for Young Readers
ジャンル:児童書ファンタジー
キーワード/テーマ:呪われた子供、魔法、超能力、魔法学校、秘密結社、友情、忠誠心、魔法の動物
賞:新聞、雑誌などのベスト児童書に数多く選ばれている
2020年 これを読まずして年は越せないで賞候補