時代を先取りしていた女流作家にあらためて脱帽する古典『North and South』

著者:Elizabeth Gaskell
出版年(国):1855年(英国)
ペーパーバック: 480ページ(Penguin Classics Revised版)
ISBN-10: 0140434240(キンドル版は米国で無料、日本では99円)
ジャンル:古典、文芸(『ジャンル別 洋書ベスト500』の古典ジャンルでご紹介)
適正年齢:PG12(中学生以上)
難易度:上級(ネイティブの普通レベル)
キーワード:ビクトリア時代、階級、資本主義、社会問題、ラブストーリー

あらためておすすめしたい古典シリーズ

 

ビクトリア時代の英国では、貴族や地主の階級が住む南部と、工業が盛んになっている北部には、環境だけでなく、社会経済的な差が作りあげた文化や習慣、考え方の差があった。裕福な叔母のロンドンの邸宅でしばらく暮らしていたMargaret Haleは、姉妹のように親しくしていた従妹の結婚後、両親が住む南部の田舎町に戻った。ロンドンの社交生活が苦手で自然を愛するMargaretは、ようやく戻ることができた南部の生活に満足していたが、倫理を重んじる牧師の父親が教会と縁を切り、家族は北部に移住することになる。

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『Anne of Green Gables』のプリンスエドワード島を(ようやく)訪問

私が赤毛のアンに出会ったのは、母が私たち姉妹のために購入してくれた『少年少女世界の名作文学』を通じてのことで、小学校1年か2年生の時でした。このシリーズは小学生向けに簡約されているもので、私が本格的にアンに夢中になったのは、詳しいほうの翻訳作品を読んだ中学生のときでした。中学校の図書館にあったモンゴメリの作品をすべて読み尽くしたのもこのときです。



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The Spy Who Came In from the Cold (本棚発掘シリーズ)

著者:
John le Carre

ペーパーバック 240ページ

出版社:Penguin Books

刊行年:1963年

ジャンル:スパイ小説/国際政治スリラー/歴史小説(冷戦時代)

本棚発掘シリーズ

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英国秘密情報部のAlec Leamasは、冷戦時代初期のベルリンで東ドイツに送り込んだ二重スパイを管理していた。だが、彼の管理下にあったスパイたちが次々と殺され、ロンドンに呼び戻される。寒い国から永久に戻り、引退することを願っていたLeamasだが、Controller(組織のトップ)は彼に別の任務を与える。今回の任務は、落ちぶれた元スパイを演じて敵国の諜報機関から二重スパイとしてリクルートされるというものだった。Leamasは、再び寒い国に戻ることになる。

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The Cat Who Could Read Backwards(The Cat Whoシリーズ#1)(本棚発掘シリーズ)

著者:Lilian Jackson Braun

マスマーケットペーパーバック  256ページ

出版社:Jove

出版日:1966年

ジャンル:コージーミステリー/猫

本棚発掘シリーズ

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ベテラン犯罪記者のJim Qwilleranは人生のどん底からようやく復帰しようとしていた。だが、最初に得たのは、なんとアートに関する記事を書く仕事である。その新聞には酷評を書くことで知られる有名な芸術評論家がいて、彼はKokoというシャム猫と豪華な家で暮らしている。その家にある小さなアパートを借りたQwilleranは、安い賃貸料の条件としてKokoの世話をするようになる。

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The Final Empire (Mistborn三部作)(本棚発掘シリーズ)

Brandon Sanderson

ペーパーバック 672ページ

出版日:2006年7月

ファンタジー

本棚発掘シリーズ

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不死身のLord Rulerが1000年間支配しているThe Final Empireは、昼は灰が降り落ち、夜は霧に包まれる暗い世界である。

支配階級は貴族(それぞれの家系はGreat Houseと呼ばれる)で、奴隷階級のSkaaには人権はない。貴族の男たちは、自分が所有するSkaaの女を自由に犯し、直後に殺す。逆らうと家族全員が見せしめに殺されるので、誰も逆らおうとはしなかった。

Lord Rulerが貴族に厳しくこの規則を押し付けたのは、Mistingという特殊な能力を持つSkaaを生み出さないためだった。

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Boston Jane(本棚発掘シリーズ)

Jennifer L. Holm

ペーパーバック
272 ページ

出版社:ランダムハウス

出版日:2001年9月

児童書(小学校高学年から中学生)/歴史小説

本棚発掘シリーズ

 

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1980年代アメリカ。フロンティア時代のフィラデルフィア上流社会で医師の父に育てられたJaneは男の子のような少女だったが、父の元で修業している青年医師William Baldtに出会って恋心を抱き、淑女になるための学校に行く。数年後Williamから求婚されたJaneは、父の反対を押し切って彼が待つ北西部に向かう。

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The Road(本棚発掘シリーズ)

著者:Cormac
McCarthy

ペーパーバック:287 pages (キンドル版あり)

出版社: Knopf

出版日:2006年9月

文芸小説/SF/終末期

本棚発掘シリーズ

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人類のみならず地球上の生物と植物がほぼ全滅した世界で、名もなき男とその幼い息子は南へ向かって歩みを進める。道中の家や店で食料品を漁るが、たいていは、すでに他の者の手で盗み尽くされている。人肉を喰うようになった者からの襲撃に怯え、飢えと凍えに生きる意志を奪われそうになる日々のくり返しだが、父は息子を励ましつつ、歩みを続ける。

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不死細胞HeLaとして生き続ける謎の女性ヘンリエッタ The Immortal Life of Henrietta Lacks

Rebecca Skloot

ハードカバー: 384 ページ

出版社: Crown

ISBN-10: 1400052173

ISBN-13: 978-1400052172

発売日:2010年2月2日

ノンフィクション/科学、医療ルポ/歴史/伝記

本棚発掘シリーズ

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シドリー・リンガーが19世紀にカエルの心臓の培養に成功して以来、ニワトリやマウスなどさまざまな動物の細胞培養が行われてきたが、ヒト由来の細胞に限っては長期的に培養し続けることが不可能だった。

1951年に世界で初めてヒト由来の細胞の培養に成功したのが、ジョンズホプキンス病院のGeorge Gey(ジョージ・ゲイ)である。Henrietta Lacks(ヘンリエッタ・ラックス)という黒人女性が子宮頸癌で亡くなる前に患部から取り出された細胞は、これまでの細胞のように死ぬことはなく、旺盛に分裂を続けていったのである。

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The Lion’s Game(本棚発掘シリーズ)

Nelson DeMille

マスマーケット: 944ページ

出版社: Grand Central Publishing; Reprint版

ISBN-10: 0446608262

オリジナル発売日: 2000年

軍事、政治スリラー/テロリスト/FBI, CIA

本棚発掘シリーズ

 

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DeMilleのJohn
Corey(ジョン・コリー)シリーズの第二作。

前作のPlum Island
で死にかけたNYPD殺人課刑事のCoreyは、上部からの命令でATTF
(Anti-Terrorist Task Force、反テロリストタスクフォース)でcontract
agent(一時的な派遣契約の立場)として働くことになる。Copとして長年FBIやCIAへの偏見を抱いているCoreyだが、曖昧な気分で赴いたJFK空港で、テロリストによる惨劇を目撃してしまう。

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The Adventures of Johnny Bunko(本棚発掘シリーズ)

ペーパーバック: 160ページ
出版社: Riverhead Trade (2008/4/1)
ISBN-10: 1594482918
ISBN-13: 978-1594482915
ビジネス書/マンガ

本棚発掘シリーズ

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ビル・クリントン政権で労働長官を勤めたロバート・ライシュの補佐官、副大統領アル・ゴアの主任スピーチライターなど政治の場では輝かしいキャリアコースを歩んでいたダニエル・ピンクだが、その後Fee Agent(フリーランスのようなものだが、日本で流行っている「ノマド」に近い感覚)宣言をして、独立した。

ピンクは、その後、ニューヨークタイムズ紙やワシントンポスト紙などに記事を書き、多くの画期的な自己啓発的なビジネス書をヒットさせ、2011年のThinkers50では、世界で最も影響力を持つビジネス思想家リストの29位にランキングされるようになっている。

彼は、2007年にジャパン・ソサエティ(全米最大の日米交流団体)のメディア・フェローとして日本に滞在し、漫画を研究したこともある。そのときに得たヒントで出来上がったのが、2008年刊行の漫画ビジネス指南書の『The Adventures of Johnny Bunko』なのである。

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