The New Rules of Marketing and PR改訂版発売!

2007年6月発売以来ロングセラーを続け、発売後2年経った現在もBusiness Week誌のベストセラーであるDavid Meerman ScottのThe New Rules of Marketing and PRの大幅改定版が発売されました。インターネットを使ったマーケティングとPRは、急速に移り変わるためにこれまで何度も改訂が繰り返されてきましたが、今回は大幅に書き直しされています。

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日本語翻訳版「マーケティングとPRの実践ネット戦略」(日経BP社)は原文が2007年のオリジナルなので、邦訳版をお読みになって「古い」と感じた方は(当然ですので)、邦訳版にこの改訂版を照らし合わせていただけると嬉しいです。ビジネス英語の勉強にもなりますよ。

また、Scottは1月中旬に訪日し、1月21日にはAcademyhillsでのビジネスセミナーを行います。

(今回が初めての方に情報公開:David Meerman Scottは私の夫です)

Wiley社のソーシャルメディア入門シリーズ本日スタート

For Dummiesシリーズで有名なWILEY社が、最近注目のソーシャルメディアの入門シリーズを開始しました。その名もThe New Rules of Social Mediaシリーズです。

そのシリーズ第1冊目がこれ、Inbound Marketingです

presentご希望者の中から抽選でお2人様にプレゼント。ご希望の方はコメント欄にお名前をどうぞ。

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Inbound Marketingはネットでの集客を狙う初心者向けのマーケティング指南書です。既にTwitterを使っている人にとっては想像しにくいことでしょうが、インターネットそのものに慣れていない人にとってGoogleとかTwitterは外国語以上に不可解なもののようです。ネットの海原ですいすい泳いでいる人々を見て「今さら自分がここに入り込むのは無理だ」と臆病になってしまうようですね。このInbound Marketingは、そんな人々が対象です。どのようにしてインターネットの世界で自社や自分の売りたいものを見つけていただくのか、そういったことをひとつひとつ説明しています。

Twitter_in_real_life_2

下記はセス・ゴディンとガイ・カワサキの推薦文です。

"If you’ve been looking for a trustworthy primer on getting found
online, here’s a great place to start. Buy one for your clueless
colleague too."
      —Seth Godin, author of Meatball Sundae      

"If
you have more money than brains, you should focus on outbound
marketing. If you have more brains than money, you should focus on
inbound marketing by reading this book."
      —Guy Kawasaki, cofounder of Alltop, and author of Reality Check
   

そしてこれは思わず笑ったSteve Garfield のビデオレビュー 

The New Rules of Social Mediaシリーズは、The New Rules of …とあるように元になっているのがBusiness WeekベストセラーのThe New Rules of Marketing and PRです。これまでに本ブログをお読みになっている方はご存知だと思いますが、著者のDavid Meerman Scottは私の夫です。彼のブログはこちら

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Googleの真相に迫る注目の新刊ーGoogled

インターネットを使っていない人でも一度は耳にしたことがあるくらい有名なGoogle。そして多くのネットユーザーにとっては、毎日の生活に欠かせない存在です。

Gmailがまだ試作だったころに自分の名前のバリエーション全部押さえちゃったくらいGoogleに頼っている私は、けっこう洗脳されているのかもしれません。Googleのモットーである "Do no evil"を鵜呑みにしてはいけないような気はしますが、「知らぬが仏」と考えないようにしているのも事実です。

みんなが知っているようで知らないGoogleの真の姿に迫るのが、11月に発売の注目の新刊Goobledです。著者は、The New Yorkerの人気コラムニストで、ベストセラー「World War 3.0: Microsoft and Its Enemies」など10冊のノンフィクションを出版しているベテラン作家Ken Aulettaです。

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先日Advanced Reader’s Copy (ARC)を入手したので、ぜひ近日中に読んで洋書ファンクラブのほうに感想を載せようと思います。ただしアーヴィングの分厚いARCもあるので、ちょっとお待たせするかもしれません。

追記:ようやく書評載せました!

大人向けの本では歴史上最大の売り上げを記録ーThe Lost Symbol

ようやく出ましたね。

私も(さほど期待せずに)昨日の発売日に入手しました。たぶん私のような方が多かったのでしょう。出版社のRandom Houseによると、1日で百万部以上が売れ、成人向けの本としては(児童書ではないという意味)、これまでで最高の記録とのことです。レビューはこちら

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面白いのは、(Amazon.comによると)Kindle版のほうがハードカバーより売れたという現象です。私が想像する理由は、1)書店に行かずにすぐに読み始められる(他人より先に読み終えることができる)2)ハードカバーはすごく分厚くて重いので持ち運びに不便。出張先や外出先でも読み続けることができるKindle版のほうが便利。3)文芸作品と異なりずっと後まで紙媒体で保存しておきたいタイプの本ではない。

さて、私も昨日から読み始めましたが、ハリー・ポッターのときと異なり、「寝ずに読み続けたい」という熱意は感じません。だから雑用や家事の合間にちょこちょこ。読了にやや時間がかかりますが、読み終えたら洋書ファンクラブのほうに感想を載せます。お楽しみに。

その他、この秋に出る新刊リストはこちらをどうぞ。

この秋注目の新刊フィクション篇

さてさて、この秋は文学界の大物(この世にいない人も含めて)が続々と新刊を出します。あまりにも欲しい本があって、経済状況が危うくなりそうな…というのは大げさですが、読む暇もなく次が出てくるのは浮気性な私にとって目移りしちゃって困ります。
というわけでとりあえず今のところ気づいているラインアップです。「重要な新作」の抜けに気づいた方はお知らせください。適時追記します。

A GATE AT THE STAIRS
Lorrie Moore

9月8日、Knopf

Mooreの15年ぶりの長編小説。私は短編集 Birds of America しか読んでいませんが、独自のユーモアと人間の悲喜劇を短編で見事に表現できる作家です。読み返すたびに良さを再確認します。
田舎出身のナイーブな女子学生が、裕福な専門職の白人女性が引き取ろうとしている白人と黒人の混血の赤ん坊のナニー候補として雇われ、人種差別や貧富の差による差別、恋愛などを体験して成長してゆくという話。そこはMooreのこと、普通の大衆小説とは異なる読書体験が期待できます。Publishers WeeklyのStarred Review作。

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The Anthologist
Nicholson Baker
9月8日, Simon & Schuster

徹底的に不運な状態の詩人Paul Chowderが、 Tennyson、 Roethke、Yeats といった過去の詩人と自分の人生を照らし合わせて物思いに耽る、という作品。 Publishers WeeklyのStarred Review作。

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The Lost Symbol

Dan Brown

9月15日, Doubleday Books

説明するまでもありません 。The Da Vinci Code Robert Langdonシリーズの最新作です。発売のずっと前からAmazonの1位です。 私も予約してそれに貢献しているのですが…。天使と悪魔やダビンチコードで文句を言って」★3つつけたあなたも、きっと買ってしまうのでしょうね。

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The Year of the Flood

Margaret Atwood 

9月22日、 Nan A. Talese

アトウッドですから、もちろんpost-apocalypticでディストピアな世界です。2003年のOryx and Crakeと同じ世界ですが、prequel でもなければsequelでもない、別の主人公たちの視点からの物語だということです。Alice Munroがギラー賞(Giller)から作品をwithdrawした今、これがギラー賞の最有力候補のひとつというのはまぎれも無い事実。もちろん Publishers WeeklyのStarred Review作。告白すると、Atwoodの世界は他の作品とは異なるダリ的な悪夢を与えてくれるので、読むのを躊躇するんですよね。でも読むだろうな。

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Nocturnes

Kazuo Ishiguro

9月22日, Knopf

この音楽に関する5つの短編集は、最近のカズオ・イシグロの感じではなくて、初期の作品に最も近いものだということです。私は最も最近のNever Let Me Goを買ったものの姑に先に送ったところ「私はあれはダメだった」という感想をいただいたうえ、彼女が貸した友達が読んだ後図書館に寄付しちゃって戻ってこなかったという悲劇的なものです。新刊のハードカバーを買った私はちょっとpiss offしちゃったもので未だに読んでいません。だからこれは送る前に読みますです。短編集だから、長編につき合うのが嫌な方にもおすすめですね。
米国での発売前に邦訳版がすでに出ているという面白さ。それに邦訳版のほうが評価が高いのも興味深いところ。

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The Wild Things

Dave Eggers

10月1日
McSweeney's

センダックの絵本 Where the Wild Things Are のファンは複雑な心境でしょうね。私も複雑な心境ですよ。
これは、センダックの絵本をもとにしたSpike Jonzeの映画の脚本をさらに小説化したものです。たしかに絵本から映画へのギャップはあるから児童書のニーズはあるでしょうが、なんだかちょっと嫌な気分なのは私だけ?

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The Museum of Innocence

Orhan Pamuk

10月20日
Knopf

トルコのノーベル文学賞作家Orhan Pamukの最新作。西洋文化の影響を受けて急変するイスタンブールの貴族階級を通して現代トルコのアイデンティティの危機を描いたもの。

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Last Night in Twisted River

John Irving 

10月27日
Random House

アーヴィングの新作。物語は1945年のニューハンプシャーで始まり、その後の50年を描いています。アーヴィングが最初に書いたのが最後のセンテンス。で、そこから過去に向かって書いていったとのことです。なるほど…アーヴィングらしい。

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The Humbling

Philip Roth

11月2日
Houghton Mifflin Harcourt

30冊目ですからね。 もうフィリップ・ロスにつき合うのはやめよう!とずいぶん前に決意したからたぶん衝動買いは抑えられる気がしますが、興味はあります。この人の頭の中のどこがどう変わったのか。立ち読みしようかな。

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The Original of Laura

Vladimir Nabokov

11月17日,Knopf

ナボコフが「処分してくれ」と言い残したのに、ついに世に出てしまうという遺作。
これについてはこちらで書きましたからそれをご覧下さい。私は好奇心が強いから買う衝動を押さえられないかも…。

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Too Much Happiness

Alice Munro

11月17日,Knopf

Nabokovと同じ出版社から同じ日に出るのがカナダの文学界の重鎮Munroの最新作。カナダで最も重要な文学賞であるジラー賞受賞が期待されていた作品なのに、「私はもう二度(1998年と2004年)もいただいているから、別の方にチャンスを」と自ら作品を候補枠から外したことで話題になりました。栄誉はもちろん、候補になるだけで売れるのに、それすら放棄した心意気はすごいものです。そういうMunroだから描けるヒューマニティを読むのも楽しみのひとつです。Munroはもうじき80歳。老齢に達して自分をしっかりと持っているMunroと老齢を嫌わしく思い若さの美に執着し続けたNabokovを比べ読むと今後の自分のあり方が見えてくるかも。

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Thomas PynchonのInherent Viceのサウンドトラック

70年代前半のカリフォルニアを舞台にしたThomas PynchonのInherent Viceには沢山の音楽が登場します。そのリストは下記のとおり。これらを読んでピンとくる方は相当の音楽通(とある程度のお年頃…?)ですねcoldsweats01

リンクを完成しようと思ったのですが、あまりにも時間がかかるので中途半端なところで断念。ごめんなさいね〜。

注意散漫な世代への新しい読書スタイルーLevel 26

5
情報過多、娯楽過剰のインターネット世代にとって集中力の持続はどんどん難しくなっています。長時間読書をするというのもその一つですが、「それならそれでこの世代に適した読書スタイルを提供してやろうではないか」というのがこのLevel 26というミステリー/スリラーの新刊です。

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来週火曜日に米国で発売される本では20ページごとにオンラインでテレビ番組のようなシーンを観ることができます。また、この後サイトでディスカッションしたり、プロットの提案をしたりできるという参加型の犯罪小説なのです。

作者は米国の人気犯罪番組CSIのライターAnthony E. Zuiker   
 
で、このアイディアを思いついたのはハリウッドのライターのストライキでテレビ番組が作れなかったときだということです。
アメリカの警察は、その悪徳さをレベル1から25までのカテゴリーに分類します。このLevel 26とはその枠を超えた世界最悪の犯罪者とそれを追う特殊捜索隊の物語です。ちょっと「羊たちの沈黙」的な雰囲気です。

娯楽で英語を学ぼうとする方には読むだけでなく、リスニングもでき、ディスカッション参加で書く練習もできる、というお得なパッケージかもしれません。

(私はこの手の犯罪ものは気分が悪くなっちゃう人なので、このビデオをちゃんと観ることができませんでしたが、ご興味ある方はどうぞ)

児童書イラストレーターが少年時代の暗い記憶を語る手段として使ったコミック

アメリカのコミックは日本の漫画とはずいぶん異なります。
漫画で育った者には馴染みにくい絵柄が多いし、日本の漫画をまねしたコミックは絵がひどすぎてとてもではないけれど楽しむことができません。
でも、このコミックはなんだかずいぶん様相が異なります。

これはベテランイラストレーターのDavid Smallによる初めてのコミックです。Smallにはこれまで明るいイメージしかありませんでしたが、彼には壮絶な少年時代の思い出があるようなのです。それをコミックの形で語った「回想録」がこの作品Stitchesなのです。

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本の宣伝には珍しいYou TubeでのTrailerをご覧ください。

英国チューダー小説の女王Phillippa Gregoryの新作本日発売

映画化され、世界的に有名になったThe Other Boleyn Girlの作者Phillippa Gregoryの新作The White Queenが本日米国で発売になります。

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今回の中心人物はWar of
the Roses(薔薇戦争)の勃発に深くかかわったElizabeth  Woodville Greyです。27歳の未亡人Elizabethがヨークの22歳の王Edward IVと結婚し、貴族間の政治的つながりが大きく変化します。ElizabethとEdwardの2人の息子の死は今でも歴史学者の間で謎とされており、Gregoryは得意の想像力で大胆な小説的解釈をしています。

セックスあり、裏切りあり、というドラマチックな歴史ものが好きな方には見逃せない新作でしょう。

Thomas Pynchonの新作はまたも60年代と70年代のカリフォルニア

Thomas Pynchonの新作Inherent Viceが明日(8/4)発売になります。
舞台は彼得意のカリフォルニアで時代は70年代初期。サファーにドラッグ、バイカー、そして登場人物たちのパラノイア…というとどこかで聞いたような…

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ニューヨークタイムズ紙の書評によるとPynchon Lite(ビールに例えればアルコール度の薄いライトビール、といった感じ)なのだそうです。
この物語でのPynchon独自のパラノイアは政治的なものというよりもマリファナの吸い過ぎによるもの、みたいで、どっちかというとシンプルな作品のようです。ですが、ボブ・ディランのように、Pynchonであるというだけで価値ある作品ではないかと思います。