私が好きな作家

Imperial Radch三部作(Ancillary Justice)の完結編 Ancillary Mercy

著者:Ann Leckie
ペーパーバック: 368ページ
出版社: Orbit
ISBN-10: 0356502422
発売日: 2015/10/8
適正年齢:PG12
難易度:上級レベル(ここまで読んだ読者には読みやすい)
ジャンル:SF
キーワード:スペースオペラ(昔の感覚ではなく)、宇宙船、帝国、闘い、植民地政策、公正
シリーズ(三部作)名:Imperial Radch、1巻Ancillary Justice 2巻Ancillary Sword
文学賞:2016年ヒューゴー賞最終候補


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BEA報告1 楽しすぎる絵本作家Jon Klassenさん

今年もBEA(BookExpo America)に来ています。詳しい報告は後ほどいたしますが、とりあえずお会いした素敵な作家さんたちをご紹介していこうと思います。

まずは、本ブログで作品をレビューしたJon Klassen(ジョン・クラッセン)さんです。

とっても快活でフレンドリーなクラッセンさんとは、犬や猫の話をしました。

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お喋りしながら、サラサラとイラストを描いてくれるクラッセンさん

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倫理のグレーゾーンを語り続けるJodi Picoultが今回挑んだのは、ホロコーストのテーマ『The Storyteller』

著者:Jodi Picoult

ペーパーバック: 480ページ

出版社: Atria/Emily Bestler Books

ISBN-10: 1439102775

発売日: 2013/2/26(オリジナル)、ペーパーバック版は2013/11/05発売

適正年齢:PG15+(性的なシーンや暴力シーンはあるが、高校生にも読んでもらいたいテーマ)

難易度:中級レベル(ときおり難解な表現は出てくるだろうが、入り込みやすく、理解しやすい文章)

ジャンル:現代小説(現代のアメリカ東海岸)/歴史小説(第二次世界大戦前後のポーランドとドイツ)

キーワード:ホロコースト、贖罪、善と悪、倫理

2013年これを読まずして年は越せないで賞候補作(渡辺推薦)


 

25歳のSage Singerは、自分が引き起こした自動車事故で母を失い、顔と心に消えることのない傷跡を残している。元修道女が経営するパン屋でのパン職人の仕事は、夜中にひとりでやるものであり、代々パン職人で孤独を好むSageにはピッタリの仕事だった。既婚者の恋人Adamとの理想的とはいえない関係も、心身の傷が影響しているのだった。

友達と呼べる存在がまったくなかったSageが初めてそれらしい心の繋がりを持ったのは、元数学教師の95歳の老人Josef Weberだった。参加者が自分の悲嘆を打ち明けあうグリーフカウンセリングでのことだったが、なぜかJosefは他人の話を聞くだけで、自分がその会に加わっている理由を具体的に語らないのであった。

だが、この静かな老人がSageに求めたのは、友情以上のものだった。

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ダークでユーモアたっぷりの児童書ファンタジー新シリーズ『The Screaming Staircase (Lockwood & Co. #1)』

著者:Jonathan Stroud

ハードカバー: 384ページ

出版社: Hyperion Book CH

ISBN-10: 1423164911

発売日: 2013/9/17

適正年齢:PG8(小学校3年生以上)/小学校高学年から中学生をターゲットにしている

難易度:中級レベル(文章はシンプルでストーリーは理解しやすいが、中級レベルには難しい表現もある)

ジャンル:ファンタジー(ホラー)/ミステリ

キーワード:幽霊、超常現象、冒険、忠誠心、友情

2013年これを読まずして年は越せないで賞候補(渡辺推薦)、あるいは2014年に持ち越し?


 

ヴィクトリア朝を思わせるロンドンで、50年ほど前から恨みを抱いて死んだ者の霊が現れて人々を襲い、殺害する事件が増えてきていた。事件があまりにも蔓延したために生まれたのが幽霊を駆除するビジネスだった。

このビジネスには生まれつきの霊感が必要であり、特に若いときにその能力が強い。だが、駆除にはスキルが必要である。霊感がある子は会社に入社して年長の経験者の指導のもとにトレーニングを積むのが習わしなのだが、あまりにも危険な仕事のため、成人するまで生き延びる者は少なかった。

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現在もっともエキサイティングなYAファンタジー『The Dream Thieves(The Raven Circle #2)』

著者:Maggie Stiefvater

ハードカバー: 439ページ

出版社: Scholastic Press

ISBN-10: 0545424941

発売日: 2013/9/17

適正年齢:PG12(中学生以上、ただし、バイオレンスあり)

難易度:上級レベル(英語ネイティブの普通レベル)

ジャンル:ファンタジー/ヤングアダルト(YA)/文芸小説

キーワード:The Raven Circle #2/英雄伝説(Owain Glendower)/レイライン/霊能力/冒険/ロマンス

これを読まずして年は越せないで賞候補(渡辺推薦)


 

バージニア州にあるHenrietta(架空の町)は、古代の遺跡が直線に並ぶレイライン上にあり、大地のパワフルなエネルギーが集まっている。そこでは、ありえないような現象が、あたかも自然なことのように起こる。

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BookExpo America 2013レポート2:私が会った素敵な作家たち

 

 

多くの図書館員やブロガーにとって、本のコンベンションBookExpo America(BEA)の魅力は、まだ出版されていない本を入手できること、今年注目の本について情報を得ることができること、そして、好きな作家と直接会う機会があることです。

私も、(もうじき詳細をお知らせする)新刊のために、そこに登場する作家たちにご挨拶してこようと思いました。

お会いして、特に「ファンに優しい」と感じた作家をご紹介しちゃおうと思います(写真撮るのを忘れた方は作品のみ)。

まずは、日本のSFファンにも『ねじまき少女 (The Windup Girl)』でおなじみのPaolo Bacigalupi(パオロ・バチガルピ)さん。多くの賞を受賞した有名作家なのに、ものすご〜く感じのよい方で、しばしおしゃべりしちゃいました。9月刊行の新刊は、やはり環境問題をテーマにしたゾンビものの児童書。

 

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ヒューゴ賞、ネビュラ賞、プリンツ賞…と数えきれないほどの賞を受賞しているPaolo Bacigalupi

 

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死を見つめることで生きることを描いた青春小説の傑作 The Fault in Our Stars

John Green
ハードカバー: 336ページ
出版社: Dutton Juvenile
ISBN-10: 0525478817
ISBN-13: 978-0525478812
発売日: 2012/1/1
ヤングアダルト/青春小説/がん、恋愛、家族

2012年「これを読まずして年は越せないで賞」候補作


16才のHazel(ヘイゼル)は、13才のときに甲状腺がんにかかり、それ以来学校をやめて闘病生活をしている。新薬が奇跡的に効果を示して一時的に寛解しているが、肺に転移したがんのせいで酸素ボンベの助けがなければ息ができない。孤独な娘を案じる母に強要されて参加した小児がんのサポートグループで、HazelはAugustus(オーガスタス)に出会う。かつて高校でバスケットボールのスターだったAugustusは骨肉腫で片脚を失ったサバイバーだ。辛辣なユーモアを持つHazelを好きになって近づくが、Hazelは完治の可能性が80%の彼とつき合うのは彼にとってフェアではないと考える。

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