Category: 笑える本

愛する者を失ったことで再び繋がる家族の切なくて、可笑しくて、心温まる小説 The Guncle

作者:Steven Rowley (Lily and the Octopusの作者)

離婚と子育てとスランプでどん底の女性作家がひょんなことから「プロの殺し屋」に。抱腹絶倒の犯罪小説 Finlay Donovan Is Killing It

邦訳版が出ました! 作者:Elle Cosimano

男社会のアメリカIT企業で働きながらコメディアンになった女性による痛烈な風刺指南本「男性の感情を傷つけずに成功する方法」 How to Be Successful without Hurting Men’s Feelings

作者:Sarah Cooper Publisher : Andrews McMeel Publishing

滑稽で、切なくて、非合理的で…それでも愛は美しい。中年のゲイ作家のミッドライフ・クライシスを描く2018年ピューリッツァー賞受賞作 Less

作者:Andrew Sean Greer ハードカバー: 272ページ (ソフトカバーも発売されたところ) 出版社: Lee Boudreaux Books ISBN-10: 0316316121 発売日: 2017/7/18 適正年齢:R(性的なシーンあり) 難易度:上級(面白さがわかるにはボキャブラリーや読解力が必要だが、馴れた人にはとても読みやすい文芸小説)…

アジアのスーパーリッチな華僑の想像を絶する行動が面白い超娯楽小説 Crazy Rich Asians

作者:Kevin Kwan ペーパーバック: 544ページ 出版社: Anchor ISBN-10: 0804171580 発売日: 2013/6 適正年齢:PG15 難易度:中級+(非常にシンプルな文法と内容。わかりやすく、入り込みやすい) ジャンル:娯楽小説/chick lit(女性小説)/恋愛小説 キーワード:シンガポール、華僑、スーパーリッチ

疲れたときには、笑えるドタバタロマンス小説をどうぞ!

疲れを取るための「娯楽」として、ミステリ(とくにコージー・ミステリ)を選ぶ人、ホラーを選ぶ人、ファンタジーを選ぶ人……などいろいろいます。6前にも書いたことなのですが、ロマンス小説作家だけでなくファンのプロファイルもなかなか素敵です。「1日中バリバリ仕事をした後に難しい本は読みたくない」とおっしゃった専門職の方がいましたが、その感覚はわかります。そもそも読書は楽しむべきものですからね! ロマンスのジャンルの中で私が好きなのはジェイン・オースティンが開発してくれた「リージェンシー(イギリス摂政時代)・ロマンス」を代表とするヒストリカルロマンスです。オースティンの作品は全部好きですが、軽く楽しむとしたらEmmaです。オースティンのヒロインの中では最も欠陥だらけのEmmaと、彼女のおせっかいが引き起こす問題、その解決を助けるヒーロー……と深刻にならずに楽しめるロマンスです。

あまり知られていないノルディック諸国を英国人作家がユーモアたっぷりに紹介 The Almost Nearly Perfect People

著者:Michael Booth ペーパーバック: 416ページ 出版社: Vintage (2015/2/12) ISBN-10: 0099546078 発売日: 2015/2/12 (英国では2014/2) 適正年齢:PG15(大人でないとニュアンスはわからないとは思うけど) 難易度:中級+(学校英語だけの人には、小説より読みやすいと思う。ただし、ニュアンスの理解は難しいと思う) ジャンル:ノンフィクション/エッセイ(ユーモア)…

トンデモ質問に大真面目に答えた(まったく実用性がない)科学本 What If?

著者:Randall Munroeハードカバー: 320ページ 出版社: Houghton Mifflin HarcourtISBN-10: 0544272994発売日: 2014/9/2適正年齡:PG(何歳でも読めることができればOK)難易度:中級(日本で英語を学んだ人には一番読みやすいタイプの文章)ジャンル:ノンフィクション(科学)/ユーモア/漫画(イラスト)キーワード:Hypothetical Questions 私は、小型の飛行機に乗る時に反対側に体格が大きなアメリカ人が座ると、「あっちに傾いてバランスがとれなくて危ないんじゃないか。誰か重そうな人を私の前に乗せてくれ」と不安になる。バスや船で窓の外にある何かを見るために乗客がひとつのサイドに押し寄せると、外を見るよりも「バランスを取るために反対側に行かなくては」と焦ってしまう。 そういった不安には根拠があるけれども、それを延長させていった「地球上の人類が一箇所に集まったらどうなるんだろう? 地球の回転速度が変わっちゃうんじゃないかな? 」というのはありえない疑問である。けれども、考え始めたら気になるものである。 そのありえない仮説の「もしこうなったら、どうなるだろう?」という質問に、大真面目に科学的に答えるのがこの本「What If」である。 (実際に、地球上の人類がいっせいにジャンプして着地したらどうなるのか?」という質問もあった。)