猫好きなら絶対に楽しめる詩集『I Could Pee on This』

著者:Francesco Marciuliano

ハードカバー: 112ページ

出版社: Chronicle Books

ISBN-10: 1452110581

発売日: 2012/8/15

適正年齢:PG10(小さい子どもすぎると分からないシチュエーションがあるから)

難易度:初心者から読めるが、ニュアンスが掴めない場合もあるだろう。

ジャンル:詩、ユーモア

キーワード:猫、犬、動物と飼い主の間の愛情

 

猫に関する新刊ノンフィクションを購入するつもりで、偶然みつけたこちらの虜になってしまった。2012年の発売なので既にご存知の方はいるだろうが、私のように見過ごしていた人もいると思うのでご紹介する。

(さらに…)

ファンタジー世界の案内書 Instructions

Neil Gaiman (文)
Charles Vess(イラスト)
40ページ(ハードカバー)
HarperCollins
2010年5月1日

絵本/童話/ファンタジー/詩 /4 歳〜ファンタジーの心を忘れない大人対象

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ファンタジーが好きで、ありとあらゆる洋書ファンタジーを読んでいる人であれば、そこにはある共通の約束事があることに気づいているだろう。
Neil GaimanのInstructions は、ファンタジーの世界でクエストをやり遂げ、わが家に無事帰還するためのInstructions(指示)が載っている旅先案内書である。表向きは4〜8才むけ児童書だが、実際はファンタジーマニアの大人向けの案内書ではないかと私は睨んでいる。

例えばこの一節だ。

Walk through the house.

Take nothing.

Eat Nothing.

妖精(フェアリー)の国で出されたものを食べると、二度と人間の世界に戻れないのが掟である。ファンタジー好きの大人はここで普遍のルールに気付くし、子供はこれから読むファンタジー世界の掟を学ぶ。

Remember your name.

「名前」は、欧米のファンタジーでは非常に重要な意味を持つ。名前は魔術であり、アイデンティティである。名前が変わると、その人の能力や本質まで変わってしまう。そして、名前を忘れると現実世界に戻れなくなる。

ところで、ゲイマンは無料(フリー)で与えることを奨励しているアーティストの一人である。下記のビデオも彼がTwitterで宣伝していたものだが、本の全てを見せている太っ腹ぶりだ。だが私はこのビデオを観るだけでは満足できなくて購入した。ざっと読むとそれこそ数分で通り過ぎてしまうが、絵を眺めつつ想像しながら読むと何時間でもこの世界にとどまることができる。何よりも、ファンタジーが書
きたくなってしまう。そんな絵本である。

ファンタジーマニアの親と童話好きの子が一緒に読めば、ここからもっと凄いお話が生まれるだろう。(このビデオを観ながら読むと発音もわかるし)ぜひ、この秘密の約束事に従ってクエストを描いてみて欲しい。きっと一生忘れられない思い出を創ることができるだろう。

想像力を刺激してくれるイラストは、伝説のSandmanに参加したイラストレーターの一人Charles Vessである。

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子供の驚きと笑いを描ききった最高の詩集-Where the Sidewalk Ends

Shel Silverstein
1963年初版
イラストつき詩集/保育園程度から小学校高学年向け+子供の世界を懐かしむ大人

「子供向けの詩集でもっとも好きな作品は?」とたずねられたら迷ってしまいますが、「子供向けの詩を書いた最も好きな詩人は?」とたずねられたら、迷わずにShel Silverstein答えます。最初の答えで迷うのは、Silversteinの作品はどれも傑作でひとつだけ選ぶのはほぼ不可能だからです。でも、1冊だけ買って試したい方には、Where the Sidewalk Endsをおすすめします。

Shel Silversteinの詩との出会いは、娘の4歳の誕生日のプレゼントに同級生の両親から贈られたA Giraffe and a Halfでした。

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それはこんな風な詩です(プロダクト説明からの引用なので途中まで)。

If you had a giraffe
and he stretched another half …
you would have a giraffe and a half.

And if you glued a rose
to the tip of his nose …

And … if he put on a shoe
and then stepped in some glue …

And if he used a chair
to comb his hair …

ペンで描いただけの白黒の奇妙なイラストとナンセンスに思える詩に、4歳の娘は何度読んでも笑い転げました。私も娘に読み聞かせているうちにじわじわとその可笑しさがわかってきて、気づいたら2人ともShel中毒になっていました。

Shel Silversteinは、幼いころ「なぜなんだろう?」と大人の世界に疑問を覚えたことや言葉のあやを間違って解釈したことなどを面白く可笑しくイラストと詩にしています。大人になった私たちはそんなことをすっかり忘れてしまっていますが、彼の詩を読んで、「そういえば、変だよね」と思い出させてくれ、心の底から笑わせてくれます。

Falling Upの中の次の作品は解釈の必要なく素直に笑えます。

Falling_up0002

●読みやすさ ★★★★☆
とっても簡単なものから解釈が難しい詩までレベルはいろいろ。
最初わからなくても、イラストを眺めながら何度も読むうちにだんだんわかってきます。
読めば読むほど(するめのように)味が出てくる詩集です。

●この本が気に入った方は、さらにShel Silversteinを!

The Giving Tree
コントラバーシャルな、そして歴史に残る傑作。

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Silverstein自身が読んでいるという73年のオリジナルを見つけました。みるたびに涙がでちゃいます….ちょっと音質が悪いのですが、それを差し引いても良いビデオです

その他のSilversteinの本