Category: SF
火星に名前がついたOctavia E. Butlerは黒人女性がSF作家になる道を作った先達
NASAジェット推進研究所(JPL)でResearch Technologistをされている小野雅裕さんは、マーズローバー「パーサヴィアランス」のチームメンバーでもある。小野さんの宇宙への夢はかなり前から知っているので、ここまでの努力を読んでもらい泣きをしたくらいだ。その小野さんのツイートで、パーサヴィアランスの着陸地点がOctavia E. Butler Landingと名付けられたことを知った。 「オクタヴィア・E・バトラーって誰?」と思う人は多いと思う。そこで、小野さんから「一番のおすすめは何ですか?」と尋ねられてお薦めした2つの本をここでご紹介しようと思う。 ●長編 Kindred (1979)
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人間に仕えるために作られたヒューマノイドロボットのクララが求めたこと。カズオ・イシグロの最新作 Klara and the Sun
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クローン研究第一人者の女性科学者の夫が浮気した相手は妻のクローンだった…。SFと心理スリラーが融合した注目の新作 The Echo Wife
作者:Sarah Gailey
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多元的宇宙がテーマだけれど奥行きに欠けていて残念だったSF The Space Between Worlds
作者:Micaiah Johnson Publisher : Del Rey Hardcover : 336 pages
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落ち込んでいる人にもお薦めできる「自殺」をテーマにした心優しい小説 The Midnight Library
作者:Matt haig Hardcover : 304 pages ISBN-10 : 0525559477 ISBN-13 : 978-0525559474 Publisher : Viking…
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2020年ヒューゴー賞短編部門受賞作は、非常に政治的な短編らしい短編 Emergency Skin
作者:N.K. Jemisinフォーマット:キンドルとオーディオブック紙媒体でのページ数: 32 pages Publisher: Amazon Original Stories発売日:September 17ASIN: B07VFMFPP4適正年齢:PG15難易度:中級+ 7/10(文章は簡単だけれど、中に込められた皮肉を理解するためには英語力と知識が必要)ジャンル:SF/短編小説テーマ:人種差別、ミソジニー、階級差別、風刺文芸賞:2020年ヒューゴー賞短編部門受賞作 The Broken Earth trilogy(「破壊された地球」三部作)で3年連続でヒューゴー賞長編部門を受賞したN….
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2020年ヒューゴー賞長編部門受賞作 A Memory Called Empire
作者:Arkady MartineHardcover: 464 pages Publisher: Tor BooksISBN-10: 1250186439 ISBN-13: 978-1250186430発売日:March 26, 2019適正年齢:PG12+(性の話題はあるが露骨な描写はない)難易度:上級 8/10ジャンル:SFテーマ:スペースオペラ、銀河の帝国、政治、文化文芸賞:2020年ヒューゴー賞長編部門受賞作、ネビュラ賞など候補作
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2020年ネビュラ賞長編部門受賞作は現在のパンデミックを予言したかのような近未来SF A Song for a New Day
作者:Sarah Pinsker フォーマット: Kindle版(ペーパーバック版はほとんど入手不可能) ファイルサイズ: 2986 KB 紙媒体でのページ数: 384 ページ 出版社: Berkley 発売日:2019/9/10 適正年齢:PG15(同性セックスの話題はあるが、露骨な表現はない) 難易度:中級+(新しい難易度で6/10。わからない単語はあると思うが、文章はシンプルで短い)…