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サウスカロライナ州を何世代にもわたって陰で操ってきた権力ある一家を崩壊させた殺人事件の実話 The Devil at His Elbow

<p><img class&equals;" wp-image-29194 alignleft" src&equals;"https&colon;&sol;&sol;youshofanclub&period;com&sol;wp-content&sol;uploads&sol;2024&sol;11&sol;71-Ryi3EgPL&period;&lowbar;SL1500&lowbar;&period;jpg" alt&equals;"" width&equals;"122" height&equals;"185" &sol;><&sol;p>&NewLine;<p>&nbsp&semi;<&sol;p>&NewLine;<p><a href&equals;"https&colon;&sol;&sol;amzn&period;to&sol;40Um5pL">Amazon&period;com<&sol;a><&sol;p>&NewLine;<p><a href&equals;"https&colon;&sol;&sol;amzn&period;to&sol;3Ondt3n">Amazon&period;co&period;jp<&sol;a><&sol;p>&NewLine;<p>&nbsp&semi;<&sol;p>&NewLine;<p>&nbsp&semi;<&sol;p>&NewLine;<p>&nbsp&semi;<&sol;p>&NewLine;<p>&nbsp&semi;<&sol;p>&NewLine;<p><&excl;--more-->作者:Valerie Bauerlein<br &sol;>&NewLine;Publisher ‏ &colon; ‎ Ballantine Books<br &sol;>&NewLine;刊行日:August 20&comma; 2024<br &sol;>&NewLine;Hardcover ‏ &colon; ‎ 480 pages<br &sol;>&NewLine;ISBN-10 ‏ &colon; ‎ 059350058X<br &sol;>&NewLine;ISBN-13 ‏ &colon; ‎ 978-0593500583<br &sol;>&NewLine;対象年齢:一般(PG12&rpar;<br &sol;>&NewLine;読みやすさレベル:6(日本の高校英語を学んだ人に理解しやすいストレートな英語)<br &sol;>&NewLine;ジャンル:犯罪実話&lpar;true crime)、ノンフィクション<br &sol;>&NewLine;キーワード、テーマ:サウスカロライナの著名な家族の犯罪と崩壊、殺人事件<&sol;p>&NewLine;<p>「サウスカロライナ・ローカントリー(South Carolina Lowcountry)」というのは、チャールストン市を含むサウスカロライナの沿岸地域のことで、かつて数多くの奴隷を労働力にしたプランテーションで栄えた地である。プランテーションのオーナーたちは「Lowcountry gentry(ローカントリーの上流階級)」あるいは「planter aristocracy (農園貴族)」と呼ばれ、奴隷制度が廃止された後もその子孫たちがこの地の上流階級として社会を操っている。<&sol;p>&NewLine;<p>このローカントリーで法曹界の重鎮として4代にわたって君臨してきたのがMurdaugh(マードック)家である。この一家の影響力は巨大であり、この地域は「マードック・カントリー」というニックネームで呼ばれるほどだった。4代目のアレックス・マードックは人身傷害専門の敏腕訴訟弁護士として有名であり、高額の賠償金を獲得することで知られていた。<&sol;p>&NewLine;<p>アレックスと妻のマーガレットには2人の息子、バスターとポールがいた。どちらも学業よりも道楽に忙しいタイプであり、2人の周りには問題が絶えなかったようだ。バスターが関係を持っていたと噂をされる同性愛の男性が殺害された時には家族がアリバイを証言し、ポールが飲酒運転でボートを橋に衝突させて若い女性を死亡させた事件では、アレックスは息子の友人が運転していたという偽りを事実として広めようとした。警察にも強い影響力を持つアレックスはポールを無罪にするように奔走し、ポールは反省の様子も見せずに派手なパーティを続けていた。けれども、亡くなった女性やアレックスが罪を着せようとした男性はポールと一緒に育った友人であり、親たちも同じ交友関係に属している。マードック一家と親密に交流していた地元の人々も距離を置くようになっていた。<&sol;p>&NewLine;<p>アレックスが家族にも知らせていなかった秘密は、父親が創設した弁護士事務所やクライアントから大金を横領していたことである。大金を横領していたにもかかわらず、アレックスは金繰りに困って追い詰められていたようだ。その最中、2021年の6月にアレックス・マードックの自宅で妻のマーガレットと次男のポールが銃殺された。アレックスはボート事故で恨みを持つ者の犯行だと主張していたが、結果的にアレックス自身が逮捕された。<&sol;p>&NewLine;<p>この法廷の様子はTVで放映され、ネットフリックスでドキュメンタリーも作られた。そして、2023年についにアレックス・マードックは妻と息子の殺人罪で有罪判決を受け、終身刑を言い渡されることになった。<&sol;p>&NewLine;<p>私はこの事件をうっすらと知っていただけで法廷の様子は観ていなかったのだが、このノンフィクションの評判が良いために読んでみることにした。<&sol;p>&NewLine;<p>ウォール・ストリート・ジャーナル紙のジャーナリストである作者はしっかりと調査や取材をしており、家族の歴史的背景もよく描いている。読みやすいためにまるで小説のように感じてしまうのだが、これは実際にあった事件である。<&sol;p>&NewLine;<p>「アメリカは権力がある者は犯罪をやっても許される社会だ」というのは最近の大統領選挙でも明らかになったが、少なくともアレックス・マードックとマードック家に限っては、その限界があったということだ。<&sol;p>&NewLine;<p>やるせない実話だが、時には法が機能するという希望を見せてくれる結末にはほっとする。<&sol;p>&NewLine;

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