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ブッカー賞の戦略的な変身

<p>『洋書ベスト500』でいくつかの文学賞を紹介しているが、ブッカー賞&lpar;<a href&equals;"http&colon;&sol;&sol;www&period;themanbookerprize&period;com&sol;" target&equals;"&lowbar;blank">The Man Booker Prizes<&sol;a>)はその中で最も由緒ある文学賞のひとつである。対象になるのは、(オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、インドなどを含む)イギリス連邦にアイルランド共和国とジンバブエを加えた国の作家である。<&sol;p>&NewLine;<p>&NewLine;<a class&equals;"asset-img-link" href&equals;"http&colon;&sol;&sol;www&period;themanbookerprize&period;com&sol;" target&equals;"&lowbar;blank"><img alt&equals;"Screen Shot 2013-09-21 at 10&period;29&period;32 AM" class&equals;"asset asset-image at-xid-6a0128758da438970c019aff85c202970b" src&equals;"http&colon;&sol;&sol;watanabeyukari&period;weblogs&period;jp&sol;&period;a&sol;6a0128758da438970c019aff85c202970b-320wi" style&equals;"display&colon;block&semi;margin-left&colon;auto&semi;margin-right&colon;auto&semi;" title&equals;"Screen Shot 2013-09-21 at 10&period;29&period;32 AM" &sol;><&sol;a><&sol;p>&NewLine;<p><&excl;--more--><br &sol;>&NewLine;だが、2014年からは英語で創作する作家すべてが対象になるという<a href&equals;"http&colon;&sol;&sol;www&period;theguardian&period;com&sol;books&sol;2013&sol;sep&sol;18&sol;man-booker-prize-allow-us-american-entries" target&equals;"&lowbar;blank">発表<&sol;a>があり、『賞をアメリカナイズするのは、マーケティングの策略にすぎない」といった<a href&equals;"http&colon;&sol;&sol;www&period;nytimes&period;com&sol;roomfordebate&sol;2013&sol;09&sol;19&sol;a-book-award-without-borders&sol;americanizing-the-booker-prize-is-a-marketing-ploy" target&equals;"&lowbar;blank">論争<&sol;a>が起こっている。<&sol;p>&NewLine;<p>創設から45年間、良くも悪くも「対象にアメリカ合衆国の作家が含まれていない」のがブッカー賞の重要なアイデンティティだった。だから、アメリカ合衆国の作家を賞の対象に含めるのは、論争に値する重大な変化である。<&sol;p>&NewLine;<p>しかし、アメリカ合衆国の作家を含めても審査員が変わるわけではない。アメリカの「全米図書賞」とは異なるアイデンティティは保たれるだろう。かえって、ブッカー賞のアイデンティティを見直す良い機会かもしれない。<&sol;p>&NewLine;<p>また、時折国際的ベストセラーを生むものの、候補作と受賞作に一般読者には読みづらい「通好み」が多いのもブッカー賞の特徴である。それゆえに、多くの潜在的読者から注目してもらえるこの戦略的な変身を、現時点ではポジティブに評価したいと思うのだ。<&sol;p>&NewLine;<p>だが、審査員の立場だとそんな気楽なことは言えないだろう。<a href&equals;"http&colon;&sol;&sol;oharakay&period;com&sol;archives&sol;776" target&equals;"&lowbar;blank">文芸エージェントの大原ケイさんが書いておられるよう<&sol;a>に、これまで以上に候補作を読まねばならぬ本が増えるのだ。<&sol;p>&NewLine;<p>「そんなに本を読んでいると、他に何もできなくなるのではないか?」と心配してしまうのは、私自身が「積読本」に埋もれて生きているからかもしれない。<&sol;p>&NewLine;<p>&&num;160&semi;<&sol;p>&NewLine;<p>&&num;160&semi;<&sol;p>&NewLine;

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