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子どもたちからのサンタクロースへのお手紙 Letters to Santa Claus

著者:The Elves(サンタのお手伝いのエルフたち)
ハードカバー: 203ページ
出版社: Indiana Univ Pr
ISBN-10: 0253017939
発売日: 2015/10/5
適正年齢:G(サンタを信じている子どもと、信じていなくてもユーモアが好きな大人)
難易度:中学校で習う英語程度で理解できるものが多い。
ジャンル:手紙集
キーワード:クリスマス、サンタ、手紙、プレゼント

アメリカのインディアナ州にSanta Claus(サンタクロース)という名前の町がある。
1854年に町ができたときには、Santa Fe(サンタ・フェではなく、サンタ・フィーと読む)だったが、郵便局を申請したときに「すでにこの名前は別の場所で使われている」と拒否され、Santa Clausと名前を変更したという。

世界でこのSanta Clausという名前を持つ郵便局は、インディアナ州のこの町の郵便局だけらしく、世界中の子どもたちからサンタ宛ての手紙が届くようになり、住民ボランティアが全員に返事を書くのが町の伝統になった。
少なくとも、1914年から、つまり100年以上続いているという。

この本は、1943年に創設されたSanta Claus Museum & Villageが子どもたちから受け取ったサンタへの手紙をそのまま掲載したものだ。夥しい数の手紙の中から選ばれただけあって、頬が緩むもの、吹き出すもの、腹を抱えて笑えるもの、呆れるもの、涙が出るもの、とバラエティたっぷりだ。

1940年代から現在まで年次順になっており、時代での子どもたちの変遷(あるいは変わらぬ子どもの発想)が読めて面白い。

7歳の甥にプレゼントしたところ、その場で声を出して読み始めた。
子どもだけでなく、集まりでは話のタネになるし、大人も楽しめるお得なクリスマスプレゼントだ。

日本ではもう間に合わないかもしれないが、アメリカならまだ大丈夫だから、プレゼントに困っている人におすすめ。

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