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2度弾劾されたトランプを支持し続ける共和党が象徴する「民主主義の黄昏」 Twilight of Democracy

<p><a href&equals;"https&colon;&sol;&sol;www&period;amazon&period;com&sol;Twilight-Democracy-Seductive-Lure-Authoritarianism&sol;dp&sol;0385545800&quest;&lowbar;encoding&equals;UTF8&amp&semi;qid&equals;1614592623&amp&semi;sr&equals;8-1&amp&semi;linkCode&equals;li2&amp&semi;tag&equals;youfanclu-20&amp&semi;linkId&equals;afe46db59f475dd56f67ecc9f51fbf6f&amp&semi;language&equals;en&lowbar;US&amp&semi;ref&lowbar;&equals;as&lowbar;li&lowbar;ss&lowbar;il" target&equals;"&lowbar;blank" rel&equals;"noopener"><img src&equals;"&sol;&sol;ws-na&period;amazon-adsystem&period;com&sol;widgets&sol;q&quest;&lowbar;encoding&equals;UTF8&amp&semi;ASIN&equals;0385545800&amp&semi;Format&equals;&lowbar;SL160&lowbar;&amp&semi;ID&equals;AsinImage&amp&semi;MarketPlace&equals;US&amp&semi;ServiceVersion&equals;20070822&amp&semi;WS&equals;1&amp&semi;tag&equals;youfanclu-20&amp&semi;language&equals;en&lowbar;US" border&equals;"0" &sol;><&sol;a><img style&equals;"border&colon; none &excl;important&semi; margin&colon; 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simply&comma; to people who cannot tolerate complexity&rpar;」のである。独裁主義に惹かれる人々は、思想が右寄りであろうが、左寄りであろうが、「アンチ多元主義で、異なる考え方に懐疑的であり、熱心なディベートにアレルギーがある人たち」という点で一致している。これは、2016年と2020年のアメリカ大統領選挙の予備選から本選にかけて取材の現場で感じたことだった。共和党でも民主党でも、極端な意見を持つ極端な候補に惹かれる人々は少なくない。彼らは、「ものごとの複雑さに我慢がならない」タイプの人々だ。そして、陰謀論を熱っぽく語るのも彼らだ。<&sol;p>&NewLine;<p>独裁主義と陰謀論には関係があるとApplebaumは言う。ポーランドの場合には、2010年に「法と正義」の党首だったレフ・カチンスキが政府専用機の墜落で死亡した事件で国が殺したという陰謀論が流れた。アメリカでは、バラク・オバマがアメリカでは生まれていないという「バーサー」陰謀論が流れたが、それを率先して広めたのがトランプだった。どちらも事実無根だ。けれども陰謀説はどんどん広まり、「国、議会、司法制度は信用できない。誰もが嘘をついている」という懐疑心を国民に広めることになった。これまで権威を持っていた機関やメディアが信じられなくなった人にとって「偽ニュース」は代替えの真実として受け入れやすかった。<&sol;p>&NewLine;<p>Applebaumが書くように、民主主義とは次のようにめんどくさいものだ。<&sol;p>&NewLine;<blockquote><p>The checks and balances of Western constitutional democracies never guaranteed stability&period; Liberal democracies always demanded things from citizens&colon; participation&comma; argument&comma; effort&comma; struggle&period; They always required some tolerance for cacophony and chaos as well as some willingness to push back at the people who create cacophony and chaos&period;<br &sol;>&NewLine;(憲法を基盤にした西洋民主主義の「チェックアンドバランス:抑制と均衡のバランス」が安定を保証したことはない。 自由民主主義は、常に市民に次のような行動を要求してきた:民主主義への参与、議論、努力、困難なことへの取り組みなどだ。 民主主義は、無秩序さと混沌に対するある程度の寛容さと同様に、無秩序さや混沌を生み出す人々を押し戻す意欲も常に要求してきた。)<&sol;p><&sol;blockquote>&NewLine;<p>だから、民主主義は常に不安定であり、すぐに独裁主義に向かおうとする。とすると、私たちの未来は絶望的なのだろうか?<&sol;p>&NewLine;<p>絶望的ではないが、めんどくさいことを厭わない市民がもっとがんばって押し返す必要はある。そうしみじみ感じさせてくれるノンフィクションだ。<&sol;p>&NewLine;<p>&nbsp&semi;<&sol;p>&NewLine;

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