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読者評価が高くてエンターテイメントとしては上出来だが、そこが問題だと感じた集団自殺ロードトリップ小説 Together We Will Go

<p><a href&equals;"https&colon;&sol;&sol;www&period;amazon&period;com&sol;gp&sol;product&sol;1982142588&quest;ie&equals;UTF8&amp&semi;SubscriptionId&equals;1MGPYB6YW3HWK55XCGG2&amp&semi;linkCode&equals;li2&amp&semi;tag&equals;youfanclu-20&amp&semi;linkId&equals;a88a3f3e7d7bd50f98555a435729351f&amp&semi;language&equals;en&lowbar;US&amp&semi;ref&lowbar;&equals;as&lowbar;li&lowbar;ss&lowbar;il" target&equals;"&lowbar;blank" rel&equals;"noopener"><img src&equals;"&sol;&sol;ws-na&period;amazon-adsystem&period;com&sol;widgets&sol;q&quest;&lowbar;encoding&equals;UTF8&amp&semi;ASIN&equals;1982142588&amp&semi;Format&equals;&lowbar;SL160&lowbar;&amp&semi;ID&equals;AsinImage&amp&semi;MarketPlace&equals;US&amp&semi;ServiceVersion&equals;20070822&amp&semi;WS&equals;1&amp&semi;tag&equals;youfanclu-20&amp&semi;language&equals;en&lowbar;US" border&equals;"0" &sol;><&sol;a><img style&equals;"border&colon; none &excl;important&semi; margin&colon; 0px &excl;important&semi;" src&equals;"https&colon;&sol;&sol;ir-na&period;amazon-adsystem&period;com&sol;e&sol;ir&quest;t&equals;youfanclu-20&amp&semi;language&equals;en&lowbar;US&amp&semi;l&equals;li2&amp&semi;o&equals;1&amp&semi;a&equals;1982142588" alt&equals;"" width&equals;"1" height&equals;"1" border&equals;"0" &sol;><a href&equals;"https&colon;&sol;&sol;www&period;amazon&period;co&period;jp&sol;Together-We-Will-Go-English-ebook&sol;dp&sol;B08QW5M84H&quest;&lowbar;encoding&equals;UTF8&amp&semi;qid&equals;1629137768&amp&semi;sr&equals;8-1&amp&semi;linkCode&equals;li2&amp&semi;tag&equals;yukariscott-22&amp&semi;linkId&equals;d129160a57157dcd1d55003ee1180573&amp&semi;language&equals;ja&lowbar;JP&amp&semi;ref&lowbar;&equals;as&lowbar;li&lowbar;ss&lowbar;il" target&equals;"&lowbar;blank" rel&equals;"noopener"><img src&equals;"&sol;&sol;ws-fe&period;amazon-adsystem&period;com&sol;widgets&sol;q&quest;&lowbar;encoding&equals;UTF8&amp&semi;ASIN&equals;B08QW5M84H&amp&semi;Format&equals;&lowbar;SL160&lowbar;&amp&semi;ID&equals;AsinImage&amp&semi;MarketPlace&equals;JP&amp&semi;ServiceVersion&equals;20070822&amp&semi;WS&equals;1&amp&semi;tag&equals;yukariscott-22&amp&semi;language&equals;ja&lowbar;JP" border&equals;"0" &sol;><&sol;a><img style&equals;"border&colon; 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Michael Straczynskiは 「Babylon 5」や「Sense8」のクリエーターで、映画「Changeling」の脚本家でもある。だから、人々を物語に引き込む才能はこの小説でも発揮されている。けれども、私は星5つの評価は与えられなかった。なぜなら、この本は最終的には自殺をエンターテイメントにしているからだ。最後に自殺ホットラインの情報が付け加えられているが、言い訳程度だとしか思えなかった。「自分には生きている価値はない」という暗い思いに取り憑かれていた時期がある私だからこそ、いくつかの登場人物の自殺する理由が見過ごせなかったし、死を美化する部分も許せない気がした。登場人物のひとりが、「自殺を決めたら後戻りしない」という意志を表現するときに特攻隊を使ったジョークを言ったのも私にはとても嫌だった。若い女性の口を使っているが、これは第二次世界大戦終了から10年も経っていない時に生まれた年配の作者の頭の中で生まれたジョークだ。この年代の作家なのだから特攻隊の青年たちが自分で死を選んだのではないことくらいは知っているはずだ。そういった軽さも私は受け入れ難かった。<&sol;p>&NewLine;<p>この本は、現在の自分に満足していて、幸せな人だけが読むべきだと思う。手に取る前に、そういう類のエンターテイメント小説だということは心得ておいてほしい。<&sol;p>&NewLine;<p>オーディオブックとキンドル版を両方試してみた。多数の声優が演じているオーディオブックはそれぞれの個性がよく出ているし、ボイスメールもいい。だが、テキストメッセージやEメールの部分はキンドル(あるいは紙媒体)のほうがわかりやすい。どちらもそれなりの良さがある。<&sol;p>&NewLine;

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