Category: アート

「天才ロックミュージシャンは27歳で死ぬ」ちょっとマニア向け27歳伝説アート本-The 27s: The Greatest Myth of Rock & Roll

Eric Segalstad(文筆業/ミュージシャン)、Josh Hunter(イラストレーター)312ページ 出版社:Randam House 2009年4月発売アート本/音楽/ノンフィクション/グラフィックノベル(小説ではないけれどこのジャンルに入れている人がいるから) http://rcm.amazon.com/e/cm?t=yofaclja-20&o=1&p=8&l=as1&asins=0615189644&md=10FE9736YVPPT7A0FBG2&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=0615189644&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 今年のBook Expo Americaでは、大手出版社の暗さと自費出版やインディ出版の活気の差が目立ちました。業界の雰囲気をそのまま反映していたようです。また、業界では自費出版で成功を収めて大手から出版されるケースも目立ってきました。Eric SegalstadとJosh Hunterが作ったThe 27s: The…

ヌードモデルの冷静な体験談-Live Nude Girl

Kathleen Rooney2009年回想録/エッセイ http://rcm.amazon.com/e/cm?t=yofaclja-20&o=1&p=8&l=as1&asins=1557288917&md=10FE9736YVPPT7A0FBG2&fc1=000000&IS1=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=1557288917&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS1=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 かつて私は絵を描いていたことがあります。売ることを考えずに趣味で描くとしたらもっとも楽しいのはヌード画です。この8年ほどまったく絵を描いていないのですが、それまではヌードモデルを使ったセッションに何度も参加しています。5分ごとにポーズを変えてそれをスケッチするエクササイズから油絵を20分で描くエクササイズ、3時間かけて描きあがえるもの、などいろいろありますが、すべて短時間で1度きり。ひとつのモデルを何度も使って絵を完成させるようなセッションではありません。 いったん始めると描くことに夢中になりすっかり忘れてしまうのですが、最初の30秒くらいは気まずい緊張感を覚えます。「視線は顔に合わせるべきなのか」、「羞恥心を覚えたら失礼なのだろう」、「羞恥心を覚えたら失礼だから、それが表情に出ないようにしなければ」、「モデルは人として扱って欲しいのだろうか、それともオブジェクトとしてみなしてほしいのだろうか?」といった疑問がどっと押し寄せ、ちょっとしたパニック感を覚えるのです。ヌードモデルのセッションそのものに慣れても、「最初の30秒」の緊張感は消えません。 私がKathleen Rooney著の「Live Nude Girl」に興味を抱いたのは、私がヌードモデルたちに直接尋ねることのできなかったいろいろな質問の答えを知りたかったからです。著者のRooneyがモデルをしていたのはボストン界隈なので、私の縄張り(?)とも一致します。時間的にオーバーラップしていないので直接彼女を使う機会には恵まれませんでしたが、写真を見る限りは大きな瞳とセンシュアルな唇が魅力的な美しい女性です。厳格なカソリックの中流家庭で育ち、結婚し、大学で創作を教える知的なRooneyが、(貧乏学生ならともかく)なぜゆえヌードモデルをまだ続けているのか、私でなくても不思議に思う人はいるでしょう。 私が描いたモデルのほとんどはKathleen Rooneyのように若くて美しい女性ではありませんでした。美術専攻の栄養失調気味の女子学生もいましたが、残りはやせた60歳くらいの男性、太鼓腹でひげ面の中年男性……といった非常にアセクシャルな人々で、もっとも印象に残っているのは体重100kgをはるかに超えるふくよかな女性でした。私が「なぜモデルをやっているのか?」と質問する機会に恵まれたのは、残念ながらこの若くはない(30代後半か40代前半の)ふくよかな女性だけです。太っているからこそ、彼女はやせたモデルよりもアーティストに人気があり、引っ張りだこだという噂でした。リッチな町で不動産エージェントをしている彼女にとってヌードモデル業は「趣味」にすぎません。自分のことを「exhibitionist」と呼ぶ彼女は、「オブジェクトとして賞賛の目で鑑賞される興奮は病み付きになる」と笑顔で教えてくれました。Rooneyの答えがこの不動産エージェントのものと大きく異なるのかどうか、というのが「Live Nude Girl」を読むにあたっての私の興味の焦点でした。 個人的に興味を覚えたのは、私がアーティスト側で感じた「最初の30秒」をRooneyがモデル側から説明してくれたことです。でも、よく他人が比較する「売春とヌードモデルの差」やNakedとNudeの差を古典などの文献を使って説明する部分にはさほど興味を覚えませんでした。たとえば、Nakedは性的なものを含めて赤裸々になることであり、そこには羞恥心が付随します。けれども「Nude…