2008年末にスタートしたときから難易度を5段階にしていましたが、それでは無理があることがわかってきましたので、10段階評価、そして「難易度」ではなく「読みやすさ」に変えることにしました。1が最も簡単で、10が最も読みにくいという評価です。これまでの5段階レベルをすべて修正することはできませんので、それぞれが適当にこの10段階にあてはめてください。
それぞれのレベルの説明と、本の例を下記にリストしました。
語彙や文法、ページ数は考慮に入れていますが、上のレベルになるほど「入り込みやすいかどうか」「理解しやすいかどうか」を重視しています。
また、これは一般的なレベルの判断であり、それぞれの人の好みのジャンル、本の内容に関連した知識があるかどうかによって読みやすいかどうかは大きく変わります。たとえば、SFが好きな人であればSFの設定はすぐに理解できるけれどそうでない人にはまったく理解できない、医学の専門家なら英語がさほど得意でなくても医学に関した書類はほぼ理解できる、といったことです。
それらをご考慮のうえでリストを参考にしてください。
また、本選びの参考にしやすいようにそれぞれのレベルを説明することにしました。ただし、これらは私が自分の体験から得た主観がかなり入っているので、みなさんのご意見などを反映して修正していくつもりです。
自分にあった英語の本の選び方については、「初めての本選びのコツ」を参考にしてください。
レベル1(1/10)
英語ネイティブの幼児が言葉を習い始めるレベル
(親が読み聞かせるという前提)
Richard Scarry’s Lowly Worm Word Book
レベル2(2/10)
アメリカの幼稚園から1年生
Lean to Read Books
Level1
レベル3(3/10)
アメリカの1年生後半
Chapter Books
Magic Tree House
レベル4(4/10)
アメリカの小学校2から3年生
Charlotte’s Web
レベル5(5/10)
アメリカの小学校高学年から中学生(一般的に9歳から12歳)
Middle Grade Children’s Books
Holes
レベル6(6/10)
アメリカの高校生(一般的に14歳から18歳)
YA(ヤングアダルト)
レベル7(7/10)
英語ネイティブの大人が気晴らしや娯楽でさらりと読めるレベル
レベル8(8/10)
英語ネイティブでも、文脈やプロットに注意を払わなければならないレベル
レベル9(9/10)
英語ネイティブでも、理解するために努力する必要があるレベル
レベル10(10/10)
英語ネイティブでも難解だと思うレベル