音楽で流行のmash-up コンセプトで成功したPride and Prejudice and Zombies

Zombies_cover Pride and Prejudice and Zombiesについてはすでに書評を含めて何度も書いていますが、出版したQuirk Booksを含め誰もこの成功を予期していなかったようです。大慌てで印刷しているようですが、それが追いつかずAmazon.comでは出版予定日の前から在庫切れ状態。わが町の図書館でも未購入の1冊に56人が予約を入れており、高校生に本を見せると「その本のことは知ってる」という反応が戻ってくるというのに、Barns & Nobleでは「それ何?」状態で客の目に付く場所には置いていないというギャップがこの状況をよく説明しています。

ノンフィクション専門の小さな出版社Quirk Booksの社内でも、フィクションでしかもクラシックとゾンビの組み合わせというコンセプトには抵抗があったようです。それを押したのがQuirk Booksのeditorial director、Jason Rekulakです。Jay ZのBlack Albumとthe Beatlesの White Albumをmash-upしたDJ DangermouseのGrey Album などを楽しんできたRekulakが、翻訳権が消滅した(Public Domain)クラシックを音楽のmash-upのコンセプトで組み合わせる案を考え、作者のSeth Grahame-Smithにアイディアを持ち込んでできたのがこの作品です。詳しくはPublisher’s Weeklyの記事をごらんください。

この成功に注目した大手のGrand Central Press社は Seth Grahame-Smithと次の2作の契約を結びました。最初の本はAbraham Lincoln: Vampire Hunterで契約金は$575,000とのです。

それにしても、小出版社の斬新なアイディアが成功すると大手が金の力にまかせて盗むというのはムカつく話です。作者にも忠誠心ってのがないものなのでしょうか?

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