男性と女性では読む本が違う?

OprahのおかげでアメリカではBook Club(読書感想グループ。読書会)が流行っていることを以前いろんなところで書きましたが、これらのクラブに属するのはほとんど女性です。男性が属しているとしたら、夫婦単位のグループ(妻に誘われて)か引退者のグループ。働き盛りの男性だけがメンバーのブッククラブなんてこれまで聞いたことも見たこともありませんでした。でも、ボストングローブ紙(2009.6.02)によると、稀ながらちゃんと存在してるようなのです。選ぶ本も女性中心のBook Clubとは違うもののようです。その中身をちょっとご紹介します。Book Clubが取り上げるのは通常廉価になっているペーパーバックなので古い作品が多いようです。

When a Crocodile Eats the Sun: A Memoir of Africa

ジャーナリストのGodwinが、ジンバブエの崩壊とそこでの政治に深く関わって亡くなった父について語る感動の回想録。

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Longitude: The True Story of a Lone Genius Who Solved the Greatest Scientific Problem of His Time

経度(longitude)というものが完成するまで、多くの船が航海中に東西の位置を測りそこねて悲惨な運命を辿った。18世紀に経度がいかにして誕生したかを語るノンフィクション。

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The Devil in the White City

1893年のシカゴのワールドフェアを背景に、建築家と大量殺人犯の2人の男性のストーリーを語るもの。非常に読者の評価が高いもので、わが家にも存在するとはわかっているのだけれど、この数ヶ月間行方不明。それがわが家のミステリー。

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わが家でも夫と私では互いに好きな分野が異なります。夫の元に山ほど届く献本と、私が(希望して)入手する献本のジャンルにも相当な隔たりがあります。互いの「得意分野」には、伴侶が「絶対に好きにならないだろう」と確信するものが多いのですが、実際はそう思い込んでいるだけで、集合のベン図のように重なる部分もあるのです。そんなわけで、掘り出し物を求めて、ときおり互いに「おすすめ本ある?」とたずねあいます。

以下は、私が「これはあなたも面白いと思うよ」と薦めて正解だった例です。

The Pillars of the Earth– 歴史小説

Ken Follettのミステリに慣れていたので、ちょっとびっくりしましたが、ミステリの感覚とそう変わらない歴史小説でした。

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Alternatives to Sexー文芸小説/ユーモア

書評はこちらを。

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Dog on Itミステリー

犬が主人公の最高に面白いミステリー。書評はこちら

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以下は夫に薦められて読んで私が気に入ったものです。

The Perfect Stormールポ/ノンフィクション

マサチューセッツ州の漁船がPerfect Stormと呼ばれる嵐に巻き込まれて沈没した事件をまるで小説のように描いたルポ。映画化もされ、ユンガーのノンフィクションの中では最高作といえます。背筋がゾクゾクとして、しばらく海に行くのか怖かったくらいです。

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A Man in Fullー文芸小説

ともかく長い本です。登場人物も沢山ですし。でも、人間洞察が面白く、それだけでも楽しむことができました。上記の男性だけのBook Clubで取り上げていた本のひとつです。

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The Tipping Point: How Little Things Can Make a Big Difference-ノンフィクション/応用心理学/ビジネス

グラッドウェルの本の中では、最も優れた作品。Outliersよりも良いと思います。

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さて、次は現時点の夫のおすすめ本リストです。エベレストのように高い本の山から選んだものですから厳選作品といえると思います。

Spycraft: The Secret History of the CIA’s Spytechs, from Communism to Al-Qaeda-ノンフィクション 

冷戦時代から現在のテロ対策までCIAが生み出したスパイ用ガジェットの数々。写真も載っていてものすごく面白いそうです。おもちゃが好きな男性向けですね。

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Escape From Cubicle Nation-ノンフィクション/ビジネス・マーケティング

才能を殺す会社を飛び出して独立しよう!という本のようです。仕事ができるビジネスウーマンが書いた本です(近日中に書評を書きます)。

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渡辺由佳里 Yukari Watanabe Scott についてhttp://youshofanclub.comエッセイスト、洋書レビュアー、翻訳家、マーケティング・ストラテジー会社共同経営者。兵庫県生まれ。 助産師としてキャリアをスタート。日本語学校のコーディネーター、外資系企業のプロダクトマネージャーなどを経て、 1995年よりアメリカに移住。 2001年に小説『ノーティアーズ』で小説新潮長篇新人賞受賞。翌年『神たちの誤算』(共に 新潮社刊)を発表。他の著書に『ゆるく、自由に、そして有意義に』(朝日出版社)、 『ジャンル別 洋書ベスト500』(コスモピア)、『どうせなら、楽しく生きよう』(飛鳥新社)など。 最新刊『トランプがはじめた21世紀の南北戦争』(晶文社) ニューズウィーク日本版とケイクスで連載。 翻訳には、糸井重里氏監修の訳書『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』(日経BP社)、『毒見師イレーナ』(ハーパーコリンズ)など。 連載 Cakes(ケイクス)|ニューズウィーク 日本版 洋書を紹介するブログ『洋書ファンクラブ』主催者 Author, translator, and English book reviewer for Japan Market. Author of "500 best books written in English" for the Japanese market. English book reviewer for Newsweek Japan. Amazon.co.jp Top 500 reviewer.

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