「これを読まずして年は超せないで」賞ノミネート作品紹介その6

「これを読まずして年は越せないで」賞ノミネート作品を、先日から9回にわたって4作ずつ紹介しています。今日はその第6回。公平になるようにアルファベット順です。

でも、せっかく2009年の賞ですから、2008から2009年にかけて出版されたものや今年映画化などで話題になったものにはwinkつけさせていただきます。また長めの推薦文は別ページにリンクいたしましたのでよろしくお願いします。

本日のノミネート作品と推薦者

 

A Painted House by John Grisham
 

Knakaさん



The philosopher and the wolfwink by Mark Rowlands 
 

JUSTさん



Poison Study by Maria V. Snyder
 

ちょこさん
 

monasumiさん



The remains of the day by Kazuo Ishiguro
 

JUSTさん

作品紹介

A Painted House by John Grisham
 

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 弁護士が主人公の法廷スリラーで有名なJohn Grishamによる弁護士が登場しない初めての小説。1950年代のアーカンソーの田舎が舞台の人間ドラマ。映画化もされている。

 推薦者Knakaさんの推薦文

1950年代、アメリカの貧しい家庭の様子、戦争にを送り出している兵士の帰りを今か今かと待ち続けている家庭の様子がよく描写されている。



The philosopher and the wolf by Mark Rowlands 
 

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 wink2009年4月に発売されたノンフィクション。まだ読んでいない本の中で私の好奇心を強くかき立てる作品のひとつ。

 推薦者JUSTさん

の推薦文

ひょんな事から子狼を飼い始め、米国、英国、仏で11年間を共に過ごした若き哲学者の手記。こう書くと、狼の飼育記録のようだが、本質的にはスポーツ、ナンパ、酒に明け暮れていた著者が狼と共に生きることで思索を深め、職業的基盤も確立していく魂の自叙伝。狼育ての超面白エピソードも満載で、動物と屁理屈の好きな人には必読書。

Poison Study by Maria V. Snyder
 

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 推薦者ちょこさん
の推薦文 

主人公の女の子Yelenaが死刑執行か毒見役になるかを選ぶところから始まるこのお話は、設定も魅力的なのですが、なによりYelenaとValekをはじめとした登場人物が私好みなのでした。
助けてもらうのを待つことしかできないような女の子とは相反するYelenaに、コマンダーに忠誠心の厚いchief of securityで暗殺者のValek。プロットも中身も濃いファンタジーです。どうしてもっと読まれてないのか不思議でしょうがない!

 推薦者monasumiさん

の推薦文

間一髪で死刑を免れた少女イェレーナは、国を治める総司令官の毒見役を命じられる。冷徹なヴァレクの指導のもと、毎日命がけで仕事にあたる彼女。果たして彼女の秘密とは?
「トワイライト」を読みながら「ベラ、しっかりしろよ」と思ったあなたにお勧めのヒロインが登場する、ヤングアダルトファンタジーです。

 私のレビュー

The remains of the day by Kazuo Ishiguro
 

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 ここでご説明する必要もないほど有名な映画化もされているカズオ・イシグロの傑作です。

 推薦者JUSTさん

の推薦文

第2次世界大戦前後の英国で執事をしていた人が語り手。秩序が崩壊しようとするなかで、秩序に忠実にしか生きられない男。規を越える機会があったのに越えることが出来なかった事の秘められた悔恨が切ない。Kazuo Ishiguroの端正な英語が男の端正な生き様に重なる。

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