2013年「これを読まずして年は越せないで賞」受賞作発表!

今年も「これを読まずして年は越せないで賞」の決定ツイッター会議が無事終わりました。

なんと所要時間5時間半!審査員の@harumaki_r @monasumi @shokikokiさんお三方、今年も何の得にもならないことに本代と時間(こっちのほうがさらに大変)を費やしてくださり、ありがとうございました!

今年は『ジャンル別 洋書ベスト500』の執筆があったので、猛烈にタフでしたが、かえって沢山読めましたからけっこう良いリストになったと思います。

最終候補作はこちらをどうぞ。

IMG_3542

ツイッターですが、想像ではこういう場所で会議してるつもり


 

受賞作

1)児童書/YA部門

スイートでリアリスティクな若い恋を描いた『Eleanor & Park』と最後まで競い合ったのですが、文句なく楽しめる下記の作品になりました。

The Screaming Staircase

 

2)ノンフィクション部門

女性だけでなく、男性にも役立つ本だということで、絶対的な支持を得た次の本になりました。

Lean In

修正!間違って別の作品をコピペしていました。陳謝

 

3)フィクション(文芸小説・短篇集)部門

「生きにくい世界で生きることについて描いていて、同時に過去から未来という壮大な時の流れも感じさせる」(@harumaki_r さん)、読み応えがある作品であり、読了して必ず「良かった」と思えることで次の作品に一致しました。

A Tale for the Time Being

 

4)フィクション(SF、ミステリ、ラブロマンスを含む大衆小説)部門

アスペルガー症候群っぽい主人公の教授が周囲の人の心を読めずに苦労するラブコメですが、人を傷つける類の笑いではなく、陰険でもなく、暖かいのです。男女どちらでも楽しめるし、読んだ人が全員楽しめたということで、あえて次の本が選ばれました。全部それぞれの理由で良い本なので、最後までみんな悩みました。

The Rosie Project

 

そして、大賞です!

これまでの年で、ミステリ、ファンタジー、軽い文芸を選んできたからか、今年はどの審査員も、読むのに努力が必要な重みがある作品を選ぶことに心が傾いたようです。

たらら〜ん。

A Tale for the Time Being

 

この賞を決めた5時間半のツイッター会議をまとめましたので、Togetterでお読みください。

 

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渡辺由佳里 Yukari Watanabe Scott についてhttp://youshofanclub.comエッセイスト、洋書レビュアー、翻訳家、マーケティング・ストラテジー会社共同経営者。兵庫県生まれ。 助産師としてキャリアをスタート。日本語学校のコーディネーター、外資系企業のプロダクトマネージャーなどを経て、 1995年よりアメリカに移住。 2001年に小説『ノーティアーズ』で小説新潮長篇新人賞受賞。翌年『神たちの誤算』(共に 新潮社刊)を発表。他の著書に『ゆるく、自由に、そして有意義に』(朝日出版社)、 『ジャンル別 洋書ベスト500』(コスモピア)、『どうせなら、楽しく生きよう』(飛鳥新社)など。 最新刊『トランプがはじめた21世紀の南北戦争』(晶文社) ニューズウィーク日本版とケイクスで連載。 翻訳には、糸井重里氏監修の訳書『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』(日経BP社)、『毒見師イレーナ』(ハーパーコリンズ)など。 連載 Cakes(ケイクス)|ニューズウィーク 日本版 洋書を紹介するブログ『洋書ファンクラブ』主催者 Author, translator, and English book reviewer for Japan Market. Author of "500 best books written in English" for the Japanese market. English book reviewer for Newsweek Japan. Amazon.co.jp Top 500 reviewer.

2013年「これを読まずして年は越せないで賞」受賞作発表!」への2件のフィードバック

  1. はじめまして。英国在住のSparkyと申します。
    ブッカー賞の最終選考に残った作品の中に日本関連のものが
    あると聞いて、特に興味をもって読んでみた「A Tale for
    the Time Being」。物語の中のあれこれの事柄が時代や
    場所を超えてつながっていくおもしろさにグイグイ引き込まれました。
    読後も興奮が冷めず、フェイスブックで友達に宣伝したりしました。
    「これを読まずして年は越せないで賞」大賞受賞に大納得。
    おかげさまで(?)安心して年を越せそうです。

    いいね

  2. Sparkyさま、
    読んだ皆さん全員が「読んでよかった!」という本ですから、やはりこれになってよかったと思っています。
    「この本いいよ!」という共感を持てる仲間が増えるのって、嬉しいですよね。
    来年もどうぞよろしく〜。

    いいね

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