生きて卒業するのが最大の目標の魔法学校を舞台にしたファンタジー・シリーズ A Deadly Education

作者:Naomi Novik
シリーズ:Scholomance
Hardcover : 336 pages
ISBN-13 : 978-0593128480
Publisher : Del Rey
発売日:September 29, 2020
適正年齢:PG14(高校生向け)
難易度:7/10(英語ネイティブが娯楽で気軽に読むレベル)
ジャンル:YAファンタジー
キーワード/テーマ:魔法、魔法学校、ライバル、友情、ダークマジック

Scholomanceは、優れた魔法の才能に恵まれたティーンのみが入学できるエリート魔法学校だ。とはいえ、普通の高校のような授業や夏休みなどはない。いったん入学したら、最大の課題は「生き延びること」になる。学校には魂を食べる怪物や、呪いがかかった物があちこちに存在し、少しでも気を抜くと命取りになる。人気者の学生すら、実は隠れて殺人をするダークな魔法使いだったりする。

同級生から変人扱いされている少女Elの母は有名な魔法使いだが、Elはそれを隠している。Elの秘密はそれだけではない。実はこの世界を破壊するほどパワフルなダークな魔力を持っているのだが、それを使わずに苦難を乗り切ろうとしている。

Elが気に食わないのは、誰からも好かれている英雄のOrion Lakeだ。こっちが頼んでもいないのに、何度も命を救ってくれるのだ。Orionは、命を救ってやったのに「ありがとう」と感謝するどころか嫌味を言って邪険にするElにかえって新鮮さを感じているようだ。ElとOrionは、同級生たちから不思議がられる友情を築き始める……。

魔法学校というと、ハリー・ポッターを連想するが、この新シリーズもややハリー・ポッター的なところがある。ハリー・ポッターより好きなのは、主人公がインド系のミックスで、しかもあまり他人から好かれていない変わり者のところだ。

シリーズ最初の巻であるA Deadly Educationはやや物足りなく感じたが、Naomi Novikはファンタジーのベテランなので、今後面白くなってくるだろう。

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