Chris AndersonのFreeに新たな問題発覚

The_chronicle The Long Tailで有名なChris Andersonの新作Freeに新たな問題があることがわかりました(これまでのいきさつはこちらを)。

The Chronicle.comによると、Freeの中でAndersonが無料のYouTubeの講義の効果の代表的な例として使っているカリフォルニア大学バークリー校の物理学教授Richard A. Mullerが、Andersonの書いた内容を否定しているようなのです。AndersonはMuller教授の無料の講義での人気が本の出版契約に結びついたと記していますが、Muller教授によると出版は別のルートで決まったことであり、ネットでの人気は本の売り上げには結びついていないとThe Chronicle.comのJeffery R. Youngからのemail取材に答えています。

Freeそのものは文章も良く、共感を覚える内容で、The Long Tailのようにヒット作になる可能性を秘めているので、盗用騒ぎといい、事実を確認していない結論といい、残念なことだと思います。

2 thoughts on “Chris AndersonのFreeに新たな問題発覚”

  1. コメントをありがとうございます。
    ブログも拝見いたしました。
    私も内容には共感を覚える部分が多く、読む価値のある本だと思います。
    こういった本はすべてをまるごと鵜呑みにする必要はなく、新しい視点を評価するものだと思っています。彼が語っていることはすでに起こりつつあり、(ことにメディアなどは)それをどうするのか、どう利益につなげてゆくのか、というのが今後最大の課題なのです。

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