恋愛体験のアンソロジー−Love is a Four-letter Word

Michael Taeckens編集
Junot Diaz, Wendy McClure, Jennifer Finney Boylan, Kate Christensen, Said Sayrafiezadeh, Maud Newton, Amanda Sternほか23人の作家、エッセイスト、コミック作家、ブロガー
320 ページ
2009年7月28日発売
(来週の月曜日
出版社: Plume
アンソロジー/エッセイ・回想録/恋愛

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The Brief Wondrous Life of Oscar Waoでピューリッツアー賞を受賞したJunot DiazからブロガーのMaud Newtonまで幅広い分野の作家23人による恋愛回想録集(本の公式サイト)。
サブタイトルにTrue Stories of Breakups, Bad Relationships, and Broken Heartsとあるように、ハッピーエンドはまったくなく、ほぼ全部が過去最もひどい恋愛の体験談のようである。有名な作家ばかりを集めていないことやコミックがいくつか含まれているところがアンソロジーとしてユニークなところ。
面白いのは、有名作家のJunot Diazの作品よりも新聞にときどき寄稿するブロガーのMaud Newtonの作品のほうがダントツ優れていることである。Diazの回想録は、自分の生の感情やそれにまつわる格好悪さを隠そうとしているのかあまり感情に訴えかけるものがない。彼の作品に関しては「正直に語るのが嫌なら引き受けなければいいのに」と思った。
また、誰でも過去の恋愛は自分勝手に編集するものだが、しすぎで面白くないものもある。「読んで損した」的作品と良い作品とが混在しているが、平均するとなかなか良いアンソロジー。

●ここが魅力!
本人の奥深い部分に触れずして失恋の体験談を語ることはできません。
いろんな作家(アーティスト)による恋愛/失恋の体験談は、だからとりわけ興味深いものです。このアンソロジーでも、正直な作家の作品を読むとその人と親しくなったような気分になります。まるで、友達とお酒を飲みながらおしゃべりしているような気分ですよね。そんな軽い気持ちで読めることと、つまらない作品を飛ばせるのがこのアンソロジーの魅力です。私の一番のお気に入りは、Amanda SternScout’s Honor

●読みやすさ ★★★☆☆
難易度に差はあるものの、すべて軽いタッチですからそういう意味では全部読みやすいと思います。また、23人の作品を合計して320ページですから、各作品はすぐ読みきれる長さです。
アメリカで暮らしたことのない人にはわかりにくい言い回しや状況があるかもしれません。けれども、好みの作品や読みやすい作品だけを理解できるまで何度も読み直せるところがアンソロジーのよいところです。

●アダルト度 ★★★★☆
セックス&ドラッグの話はけっこう出てきます。生々しい表現がなくてもテーマが大人向けです。

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