発売1ヶ月後、電子書籍リーダーとしてのiPad

iPad発売から1ヶ月が過ぎ、先日はiPadの販売数が28日で100万台を超えたという発表がありました。そのときに伝えられたebooksのダウンロード数は150万でした。大きな数字ですが、1台につき1.5冊のダウンロード数というのはさほど多くありませんし、有料のebooksの販売数ではありません。また、最初のうち物珍しさでダウンロード(あるいは本の購買)をするのがユーザー心理ですから、電子書籍リーダーとしてはまだその力を発揮していないという印象です。


ピクチャ 3 O'Reilly Raderが、iBooks Appで購入可能なタイトル46,000(O'Reillyに分かっている範囲で、無料を含む数)の内訳を載せていますので、ご紹介したいと思います。

まずは出版社別です。このように無料の Project Gutenbergの数が圧倒的です。

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そして次はジャンル別です。ビジネス書の3%より宗教の7%が遥かに多いというのも私にとっては興味深いデータです。というのは、キンドルではビジネスマンは非常に重要なユーザーだからです。

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発売からまだ1ヶ月しか経っていないiPadの電子書籍リーダーとしての価値を判断するのは早すぎると思います。けれども、もし私がiPadを購入したとすれば、iBooks AppではなくKindle for iPadをメインに使うのではないかと思います。iBooks APPから購入するのは、そこでしか買えないような特別な本のみでしょう。また、私がiPhoneでStanzaを使うときのように、(Project Gutenbergのような)無料のebooksをダウンロードして読むだけ、というユーザーもいるのではないかと思います。今後の行方が気になるところです。

*これまでの記事もどうぞ

iPadとKindleを直接比較するのは間違っている(iPad体験記)


iPad初日の売上が示唆するもの

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