新刊のお知らせ:トランプがはじめた21世紀の南北戦争: アメリカ大統領選2016

あけましておめでとうございます。

1月10日ごろに新刊『トランプがはじめた21世紀の南北戦争』が発売されますので、お知らせです。

ブログ読者の方はご存知かと思いますが、私は2015年末から大統領選挙を追い、ケイクスニューズウィーク日本版でレポートやコラムを書いてきました。ケイクスでの連載をまとめた電子書籍『アメリカ大統領選、やじうま観戦記』も刊行しています。

この本は、トランプ勝利後に巷の情報を適当にまとめて作った「トランプ本」ではありません

2016年7月に晶文社の足立恵美さんから次のようなメールをいただいて始まった企画です。

いつも原稿やご発言、とても楽しく読ませていただいております。
とくに気にして拝読しているのが、アメリカの大統領選についてです。
(中略)
あすの予測が何も立たない、そんな世界に生きているのだと思いいたりました。
イギリスの離脱派を非難したり、トランプ氏をけなしても、あまり意味のないことだと思います。
どうしてそのようなことが起こるのか、その本質のところが知りたいと思います。
アメリカで起こっていることの本質について、ぜひ1冊お書きいただきたい。そのように思ってメールを差し上げました。

はっきり言って、11月の選挙結果はショックでした。

選挙前後には、テレビ取材、ラジオ出演、日経ビジネスオンライン寄稿週刊東洋経済寄稿ユリイカ寄稿、本書の追い込みで忙しかったので、なんとかもちこたえていました。でも、全身の蕁麻疹が2ヶ月続き、12月初頭にはぎっくり腰、クリスマスはインフルエンザで、ついに寝込んでしまいました。

振り返ると、2016年は、あれこれストレスフルな1年でした。
中学生の頃から大好きだったディヴィッド・ボウイーが亡くなり、80年代に暮らした英国での思い出と重なるジョージ・マイケルがクリスマスに亡くなり、そして、11月の大統領選挙です。

そのうえ、2015年11月にスタートしたわが家の増改築はまだ終わっておらず、午前7時から大工さんたちが入り込む家の中で、仕事をし、暮らす日常生活が1年以上続いています。増改築のチームは、みんな素晴らしい人たちで、大好きなのですが、1年以上自宅でリラックスできない(金魚鉢の金魚状態)というのは、ストレスがたまります。

調子が悪くなったのは、たぶん身体からの「壊れる前に休んで〜」というSOSシグナルだと思い、少し怠けている新年です。(そして、大工さんたちとあと2ヶ月の共存生活も積極的に楽しむ?ことに)

さて、新刊についてです。

この本は、私が実際に政治集会に足を運び、共和党、民主党、無所属の有権者から話を聴き、政治活動にも参加して得た情報をもとにして書いたものです。
その意味で、日本で多く出版されている「トランプ本」とは異なる作品だと自負しています。

大統領選だけでなく、現在のアメリカで何が起きているのかがわかるように書いています。

ぜひお読みください。

訂正

校正がんばったつもりですが、見落とし、ミスがありました。申し訳ありません。
晶文社さんのサイトで訂正を入れていただいています。
ご迷惑をおかけしますが、そちらをご参照いただければ幸いです。

 

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