Category: ミステリー/スリラー/サスペンス

お誕生日おめでとう!コナン・ドイル150才

今日(5月22日)は世界で最も有名な私立探偵(のひとり)シャーロック・ホームズの生みの親アーサー・コナン・ドイルの誕生日です。「Wuthering Heights(嵐が丘)」や「Pride and Prejudice(プライドと偏見/高慢と偏見)」がそれ以降のロマンス小説に影響を与え続けているように、いまだにホームズは他のミステリーの中で生きています。久々にホームズの作品を読むと、状況説明の場所で文章をやたら長くひっぱる傾向がありますし、回りくどい言いまわしに「この当時の人は本当にこんなに面倒くさい話し方をしたのか?」とあきれたりもしますが、そのうち「この言い回しは他の作品でパロディのように使われている」と気づいて面白くなってきます。たぶん、歴史小説や歴史ロマンスを書く作家のお手本になっているのでしょう。もちろんホームズのキャラも多くのヒーロー像に影響を与えていますから、そのあたりも興味深いところ。 楽しめそうかどうか、The Hound of the Baskervillesのサンプルでお試しください。 http://d.scribd.com/ScribdViewer.swf?document_id=9627709&access_key=key-26v2ftg3gq2knugkt907&page=1&version=1&viewMode= Publish at Scribd or explore…

今注目の11歳の少女が主人公のミステリー The Sweetness at the Bottom of the Pie

著者:Alan Bradley 2009年4月 ミステリー(1950年英国が舞台) むかしの英国が舞台のミステリーって、必ずといっていいほど紅茶とお菓子が出てきますよね。私が英国ものに弱いのは、そのせいもあるかもしれません。この本にFortnum and Masonのアッサムティーの温めなおしをInspectorに出すシーンがあるので、私もTaylors of Harrogateのアッサムティーの温めなおしを飲みながら書くことにします。 (あらすじ) 第二次世界大戦後の1950年の英国の小さな村Bishop Laceyが舞台。この地方の旧家de Luceの11歳の末娘Flaviaは、エキセントリックな大叔父と亡くなった母親が残した化学の実験室で毒の実験をするのが趣味だ。愛する妻を失ったFlaviaの父は切手蒐集の趣味に没頭し、17歳と13歳の姉たちは異性や本の世界に心を奪われていて誰も彼女の相手をしてくれない。ひとりだけFlaviaを気にかけてくれるのは戦時中に父の部隊で一緒に闘った庭師のDoggerだが、彼はトラウマの後遺症でときどき奇妙な言動を取る。 ある日、屋敷にくちばしに1ペニー切手をつけた死んだJack snipe(シギの一種)が届き、Flaviaの父は青ざめる。Flaviaはその日父を尋ねた謎の人物が翌朝庭で息を引き取る場面に立ち会う。殺人罪で逮捕された父のぬれ衣をはらすために、Flaviaはひとりで探偵を始める。…

2人の母の喪失と贖罪を描く心理サスペンス-Life Without Summer

Lynne Griffin2009年4月心理サスペンス/現代小説 muse & marketplace特集第3回でご紹介するのは、元看護師でカウンセラーも勤めた医療と心理の専門家Lynne Griffinです。テレビのコメンテーターをするだけあって、スピーチも慣れたものです。明るくて、元気一杯、という印象でした。作者のサイトはこちら。 http://rcm.amazon.com/e/cm?t=yofaclja-20&o=1&p=8&l=as1&asins=0312383886&md=10FE9736YVPPT7A0FBG2&fc1=000000&IS1=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=0312383886&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS1=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 (あらすじ)ジャーナリストのTessaは4歳の娘Abbyをひき逃げで失う。深い鬱に陥っているTessaは医師にすすめられて心理カウンセリングを受け始める。礼儀を重んじる堅苦しいカウンセラーのCeliaに反感を覚えながらも、Tessaは逃げた犯人への憎しみや、娘を失った後ですぐに復職できた夫への不満などの鬱憤をぶつける。すべてが完璧そうなCeliaだが、実は彼女自身が家庭に問題を抱えていた。アルコール依存症の夫と離婚して大学教授と再婚したが、彼と15歳の息子の関係は敵意に満ちている。Tessaが犯人さがしに執着しはじめる一方で、Celiaの息子は高校で問題行動を起こし始め、離婚した前夫の元に去ってしまう。TessaとCeliaという2人のまったく性格が異なる母親が、ある事件をきっかけに繋がり、それぞれに喪失と贖罪を体験するドラマチックな心理サスペンス。心理と倫理観を取り扱っているためJodi Picoultを連想させるデビュー作。 ●ここが魅力!個人的には、まず元看護師(私もそうです)でカウンセラーをしていた子育て専門家というところに惹かれます。登場人物の設定も実体験から生み出されたためにリアルで、欠陥があるけれども同情せずにはいられなくなります。特に私が評価するのは、子供を失った後の夫婦の心理的危機をよく描いていることです。人によって悲嘆への対処方法は異なり、ある人はTessaのように過去にしがみついて鬱に陥りますが、ある人は過去を忘れたくて仕事に没頭しようとします。死者の持ち物を捨てられない者と捨てることで悲しみを薄らげようとする者、どちらも深い悲しみに傷つけられているのですが、互いに自分とは異なる反応を示す伴侶を「許せない」と感じるのです。ですから、子供を失った夫婦が離婚するのは決してめずらしいことではありません。そういったことや、日記を使ったセラピーなどをごく自然にストーリーに取り込んでいることがこの本の魅力です。わが子を失う、というストーリーは母親として読みづらいところはありますし、先が読めてしまう(私はそうでしたが、他の人はそうでもないようです)ところがありますが、デビュー作とは思えない熟練さを感じる作品です。 ●読みやすさ ★★★☆☆2人の日記の形をとっているので、入り込みやすく、読みやすいでしょう。 ●アダルト度 ★★★☆☆性的シーンは1箇所だけありますが、それほどあからさまな描写ではなく、中学生からOKでしょう。

Silent in the Graveの続編- Silent in the Sanctuary

Deanna Raybourn2008年1月歴史ミステリー/ゴシックロマンス(ハーレクイン的ロマンスではありません) 暗いミステリーにユーモアが加わった第2巻 http://rcm.amazon.com/e/cm?t=yofaclja-20&o=1&p=8&l=as1&asins=0778326039&md=10FE9736YVPPT7A0FBG2&fc1=000000&IS1=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=0778326039&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS1=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 「Silent in the Grave」で健康をそこねたJuliaはイタリアの兄二人のもとで養生をしていたが、マーチ家の主である父からクリスマスに英国に呼び戻される。Juliaの父の屋敷は昔の修道院で修道僧の幽霊が出るという噂がある。家族だけのはずのパーティなのに、着いてみると年老いた叔母、貧乏な従妹とその婚約者など多くの人が招かれて滞在していた。そのうえ、探偵のNicholas Brisbaneが婚約者同伴で招かれていたことにJuliaは衝撃を受ける。プライドの高いJuliaは嫉妬心を決して見せないように振舞う。 宝石の盗難、幽霊の出没、加えて殺人が起こり、陰で何かを企む父はJuliaとBrisbaneに真相究明を依頼する。BrisbaneはしぶしぶJuliaとチームを組むが、情報をすべてJuliaには明け渡さない。前作では周囲の者から気の弱い無垢な女性として扱われBrisbaneに一方的に振り回されていたJuliaだが、本作では自信がある(しかも頑固でプライドの高い)自立した女性として行動し始める。ジプシーの血のせいかすぐにカッときて機嫌が悪くなるBrisbaneに対し、どんな場面でも上流階級の女性らしい上品でニュアンスに満ちた、(従ってその場の緊急性にそぐわない)落ち着き払った返答をするJuliaがミステリーにユーモアを加えている。アマチュアのJuliaがかかわるべきものではないというマッチョな態度を変えないBrisbaneに泡を食わせ、貴族女性としてのルールをどんどん破るJuliaは、第1巻よりもずっと魅力的である。 ●ここが魅力!謎解きだけでなく、英国ビクトリア時代の貴族の生活を楽しめます。登場人物が脇役もカラフルに描かれていて、それもこの作者の魅力です。ことに、ジプシーとスコットランド貴族の間に生まれた私立探偵Nicholas Brisbaneの不機嫌なヒーローぶりと未亡人になってから生き生きとしはじめたJuliaとのやりとりがゴシックの雰囲気たっぷりのミステリーにユーモアある良い味を加えています。今回は少々ロマンスの雰囲気が高まります(でもロマンスブックではありませんからご了承を)。 ●読みやすさ ★★★☆☆★★と★★★の中間です。現代に書かれたものでミステリーなのでさほど難しくはありませんが、特に会話の部分などが当時の雰囲気を保つために読みにくくなっています。当時流行った言い回しと単語が出てきますので、ピンと来ないかもしれませんが、学校でクラシックから入った方にはかえってわかりやすいかもしれません。いったん読み始めると、どんどん引き込まれて読みにくさは減ることでしょう。 ●アダルト度…

ダークでロマンチックな歴史ミステリー-Silent in the Grave

Deanna Raybourn2007年12月初刊ミステリー/歴史スリラー/ゴシック・ロマンス アガサ・クリスティ賞受賞作品 http://rcm.amazon.com/e/cm?t=yofaclja-20&o=1&p=8&l=as1&asins=0778325245&md=10FE9736YVPPT7A0FBG2&fc1=000000&IS1=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=0778325245&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS1=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 ヴィクトリア時代の英国貴族社会が舞台。Juliaの夫Sir Edward Grayが謎の死を遂げ、夫が生前に調査を依頼した私立探偵のNicholas Brisbaneが現れて誰かが夫を脅迫していたことを伝える。 BrisbaneはJuliaに疑いを抱いているのか、出会ったときから敵意のこもった態度を取る(第3巻でこの理由が判明する)。これまで妻として、娘として、おとなしく言いなりになってきたJuliaは過去の自分と決別し、自分の意見を持ちはじめる。 Brisbaneのかたくなな反対を無視してみずから謎解きに加わり、男娼専門の売春宿、よそ者には危険なジプシーのキャンプ、など上流階級の女性にはご法度のヴィクトリア時代の暗いロンドンを徘徊するうちに、幼なじみとしてすべてを知っているつもりだった夫の真の姿が明らかになってくる。 変わり者が集まったJuliaの家族、忠実な執事、癖のあるメイド、ジプシー集団、など登場人物がカラフルに描かれ、それだけでも十分楽しめる読み応えある歴史ミステリーシリーズの第一巻。   ●ここが魅力! 他の歴史ミステリーより登場人物のキャラクターに魅力があります。…

紅茶(またはポートワイン)を飲みながら読みたい歴史ミステリー-And Only to Deceive

Tasha Alexander2005年歴史ミステリー/ロマンス(ジェーン・オースティン的) 「エリザベス:ゴールデン・エイジ」の作者によるビクトリア時代の歴史ミステリー http://rcm.amazon.com/e/cm?t=yofaclja-20&o=1&p=8&l=as1&asins=006114844X&md=10FE9736YVPPT7A0FBG2&fc1=000000&IS1=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=006114844X&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS1=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 主人公のEmilyは娘をより良い相手と結婚させることを生きがいとしている母から逃れるために子爵(Viscount)のPhilip Ashtonと結婚するが、直後に夫はアフリカ旅行中に死亡する。愛なく結婚したために夫の死を悲しまなかったEmilyだが、2年の喪が明けようとしているときになって生前の友人たちから夫のことを学び、手遅れになった今になって恋心を抱き始める。夫が好んだらしきギリシャ文学や古美術品のことを学ぶうちに、Emilyは彼が偽造品の売買に関わっていたのではないかと疑い始める。そんなとき、夫が生きている可能性がある、というニュースが舞い込む。親しげに近づいてくる男性のうち誰が味方で誰が敵なのか、Emilyは悩みながらも自分で謎解きを試みる。 ●ここが魅力!エリザベス1世の黄金期を描いた映画「エリザベス:ゴールデン・エイジ」をご存知の方は多いかと思います。その原作者Tasha Alexanderが次に手がけたのが、Victoria時代の貴族の若き未亡人Emily Ashtonが主人公のLady Emily Mystery シリーズです。英国ビクトリア時代(あるいはその前後)の貴族ミステリーの楽しみ方は、現代の自分とはかけ離れた生活にどっぷり浸ることです。自分ひとりでは着替えもせず、コルセットをつけているから物を落としても自分では拾えないような貴婦人の生活は、紅茶やポートワインをいただきながら読めばさらに楽しいものです。また、ロマンスもオースティンやブロンテの流れをくんだもので、それも楽しめます。 多くの読者が指摘するのは、本ブログでご紹介しているSilent in…

優れたストーリーテラー-Jodi Picoult

Jodi Picoultは、好きというよりもストーリーテラーとしての力量を尊敬している作家です。毎年のように新刊を上梓する多作にもかかわらず、社会的に異論の多い重いテーマを取り上げ、綿密な取材をしたうえで、「あなたなら、どうする?」と問いかける作品に仕上げます。Picoultのお得意は、時事、医療、法律を織り込んだ心理スリラーです。登場人物が多いので混乱しやすく、専門用語も頻発します。慣れれば読みやすい作家ですが、英語に慣れている必要はあります。読みやすさのレベルは★★☆☆☆です。 最近発売された「Handle With Care」はすぐさまニューヨークタイムズ紙の1位に踊り出ました。それだけファンが多いということでしょう。あまりにも作品数が多いので、Jodi Picoultを読んだことがない方はどれを手に取ればよいか迷うのではないかと思います。それぞれの書評は後日加えますが、とりあえず以下は私が個人的におすすめする順です。 1.My Sister’s Keeper http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=0743454537&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS1=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 http://rcm.amazon.com/e/cm?t=yofaclja-20&o=1&p=8&l=as1&asins=0743454537&md=10FE9736YVPPT7A0FBG2&fc1=000000&IS1=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 遺伝子操作や臓器移植などに関する生命倫理がテーマ。13歳のAnnaは、稀なタイプの白血病に罹患した姉を救うために、遺伝子操作(人工授精の受精卵で遺伝子が合致したもののみを着床させる方法)で生まれた。これまですでに何度もドナーの役割を果たしてきたが、ついに姉に腎臓提供をすることを求められる。子供を救うために新たな生命を生み出すことは倫理に反するのか?ドナーとして生まれた妹に拒否する権利はあるのか?兄弟や姉妹が難病にかかっているときに、ほかの子供たちが受ける心理的なトラウマとは?登場人物が多いにもかかわらず、それぞれの心理や理念が鮮やかに描かれている。読者が自分の信念を自問せずにはいられなくなる重い作品である。誰も予測できない結末には、しばし呆然とするだろう。 2. Nineteen Minutes…

Black Out-複雑なプロットの心理サスペンス

作者:Lisa Unger2008年5月初刊ジャンル:心理ミステリー/サスペンス Ungerファンには少々物足らないかもしれない心理スリラー http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=0099522152&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS1=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 裕福な家庭の主婦アニー・パワーズの本当の名前はオフィーリア・マーチ。けれどもそれを知るのは夫のグレイとその両親だけ。誰にも言えない理由は、オフィーリアが十代のころに連続殺人者マーロー・ギーリーの共犯者とみなされていたから。当時事件を追っていた民間軍事会社のオーナーの息子グレイがオフィーリアに恋をし、彼の計らいでグレイの父の会社がオフィーリアの死を偽って新しいアイデンティティを獲得したという過去がある。心的外傷の後遺症でアニーには当時の記憶が欠けているが、死んだと思われているマーローが戻ってくると固く信じ、恐れている。彼女をがんじがらめに縛る夫の父親、汚職警官、そして夫のグレイのそれぞれが謎の行動を取り、アニーは自らと愛娘を救うために勇気を奮い起こす。 Ungerの「Beautiful Lies」と「Sliver of Truth」の2作に比べると、(それらの続編ではありません)Black Outはストーリーにまとまりがなく、スピードにも欠けるように思います。記憶がフラッシュバックで戻ってくるというアイディアは良いのですが、そのせいでかえって読みにくさを感じるかもしれません。Ungerのファンでなければ、十分興味深い心理スリラーだと感じるでしょう。けれども前の2作と同じようなドラマと興奮を期待するファンはやや失望するかもしれません。 ●ここが魅力!それでも平均的なサスペンスに比べるとダントツ面白いことは確かです。Ungerの過去2作のように真相を知りたくて最後まで一気に読んでしまえるでしょう。 ●読みやすさ ★★★☆☆ 難しい単語はほとんどありませんし、たとえ分からない単語があってもストーリーにはついてゆけると思います。 ●アダルト度 ★★★☆☆大人向けの本としては平均的といえるでしょう。 ●そのほかのUngerの作品…