Category: 教育

子供の才能を殺さないために親が読む本(2)ー Einstein Never Used Flashcards

Roberta Michnick Golinkoff, Kathy Hirsh-Pasek, Dian Eyer320ページRodale Books2004年8月刊行発達心理/教育/ノンフィクション http://rcm.amazon.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=yofaclja-20&o=1&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&md=10FE9736YVPPT7A0FBG2&asins=1594860688 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&asins=1594860688 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&asins=4757212844 「アインシュタインはフラッシュカードなんか使わなかった」という魅力的なタイトルの本。 アメリカでも3歳までの親の努力でわが子を天才に育てられるという宣伝文句につられて赤ん坊にフラッシュカードで単語を覚えさせたり、モーツアルトを聴かせたり、保育園から詰め込み教育をさせたりする親が激増している。特に都市部の裕福な家庭でそれが顕著である。その社会現象に疑問を覚えた発達心理学者のGolinkoff, Hirsh-Pasek, Eyerの3人が、科学的な根拠を示して早期英才教育の無意味さ(あるいは害)と遊びの重要さを解いた非常に重要な作品。…

子供を読書好きにする方法

米国の有名な児童書の文芸賞に Caldecott Medalというのがあります。19世紀英国のイラストレーターRandolph Caldecottの栄誉を称えて命名されたもので、毎年 American Library Association のAssociation for Library Service to Children部門が最も優れた絵本に対して賞を与えます。ALSCの賞には他にも有名なNewbery Medalがあり、こちらは絵本ではなく児童書が対象です。 2009年のCaldecott…

自閉症の子の兄弟姉妹たちの意見-Autism and Me: Sibling Stories

著者:Ouisie Shapiro出版社:Albert Whitman & Company 発売日:March 1, 2009児童書(Amazon.comによると9~12歳用だが、私が読むかぎりでは小学校低学年向け)/写真ルポ http://rcm.amazon.com/e/cm?t=yofaclja-20&o=1&p=8&l=as1&asins=0807504874&md=10FE9736YVPPT7A0FBG2&fc1=000000&IS1=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=0807504874&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS1=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 Amazon Vine™ Programで得た本(それについてはこちらを)。「自閉症や難病にかかっている子供と親も大変だが、その子の健康な兄弟(姉妹)がその犠牲になることが多い。親が手のかかる子=かわいそうな子に全力を尽くしているために、健康な兄弟たちは無視されているか常に『良い子』であることを強要される。そのために深刻な心理的・社会的問題を起こすことがある」と心理学者の友人から聞かされたことがあります。それゆえ、Autism and Me:…

子供の才能を殺さないために親が読む本(1)

教育に関するノンフィクションを書く目的でレキシントン公立学校の運営陣と生徒を取材し、実際自分で子育てをした経験から、私は早期英才教育への反論をいくつか「ひとり井戸端会議」や「才能を殺さない教育」のほうに書いてきました。そうしたところ最近になって教育に関する書を多く出版されている糸山泰造さんという方からメールをいただきました。 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4794216270&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS1=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4767804639&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS1=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4890361979&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS1=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4023303844&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS1=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 日本を離れてずいぶん経つので、恥ずかしながらそれまで糸山さんの存在を存じ上げなかったのですが、お送りいただいた「思考の臨界期」という論文を読ませていただいたところ、あまりにも私の信念に似ていてびっくりしました。糸山さんと私の出会いのきっかけは、National Institute of Mental Healthの神経科学者Jay Giedd医学博士です。5歳から25歳までの脳を研究してきたGiedd博士が発見したのは、脳は思春期で成長・成熟しきるのではなく、無駄な枝を剪定しつつ成長と成熟を続ける大事な時期だということです。おおまかに説明すると、将来の脳を決定するための反復学習が必要かつ有効になるのは思春期でありこの時期に"Use it or lose it(使って伸ばすか、使わずに失うか)"の剪定をするという理論です(詳しくはTimeの記事とグラフィックをどうぞ)。それまでの幼児・児童期はニューロンの接続(可能性)をどんどん増やしてゆく大切な時期であり、そこで剪定(早期英才教育)をするべきではないのです。…