Month: March 2009
Playの献本が届きました
3月5日(明日)発売のノンフィクションPlayの献本が今朝とどきました。 9割は読み終えましたので、書評は明日じゅうに書きたいと思います。まだ書評を書いていない「How We Decide」と合わせて日本人にぜひ読んでいただきたい非常に優れた本です。
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謎解きが魅力の児童書-The Mysterious Benedict Society
作者:Trenton Lee Stewart出版日:2007年3月児童書(9-12歳)/ファンタジー 冒険と謎解きが好きな子供と(子供らしさを失っていない)大人におすすめ http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=0316003956&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS1=1<1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 孤児院の学校では優秀すぎて友達ができない11歳のReynieは、「gifted children(天賦の才がある子。マルチプルインテリジェンスによる定義なので日本語の天才児とは異なる)に特別な機会を与える」という新聞広告に応えてテストを受ける。だが、このテストがとても奇妙なのだ。ただ勉強ができるだけでは合格できない難関のテストに受かったReynieは、自分とは異なる才能(この作品ではマルチプルインテリジェンスが鍵のようです)を持つKate, Constance, Stickyの3人と出会う。彼らを集めたのは、ナルコレプシーがある奇妙だけれども親しみのわくMr.Benedict。Mr.Benedictは、世界制覇をたくらむMr. Curtainの野望を阻止するために、才能がある子供たちをトレーニングしているのだった。Reynieたちは、それぞれの特性を生かしてMr. Curtainの悪の計画を調査する。 ●ここが魅力!普通の社会にフィットインできない子供たちがそれぞれ独自の才能を生かして悪と戦う、というプロットだけでなく、ユニークな登場人物や謎解きの楽しさなどが詰まっています。ハリー・ポッターほどではありませんが、根底にちゃんとした社会哲学があります。大人のハリー・ポッターファンには物足りなさを感じるかもしれませんが、謎解きや冒険、友情などポッターファンの子供たちには喜ばれる要素がそろっています。 ●読みやすさ ★★★☆☆基本的には簡単な英語ですが、500ページ以上の長編というのが問題かもしれません。また、ストーリーだけを追いたい方には、展開がスローすぎるように思えるでしょう。でも、長いがゆえに通常の児童書よりも大人にとっては読み応えがある内容になっていることも確かです。すでに薄い児童書やヤングアダルト(なぜかたいていYAのほうが9-12歳向け児童書よりも英語は簡単)に慣れている方で、大人の作品に移る前の段階の方におすすめです。また、幼いお子さんと一緒に英語を勉強しているご両親におすすめの書です。もし私の娘がまだ幼かったら、きっと私は声に出して読み、途中で「(登場人物の子供たちが)どうやって解決すると思う?」とたずねたり、「どういうシチュエーションなのかわかる?絵に描いてみようか」と提言して、彼女に能動的な参加をさせたと思います。なんせ、Kids Power!が魅力の本ですから。その後で読み進め、予測が正しかったか間違っていたかを親子で語り合えるのも楽しみになるでしょう。 ●アダルト度 ☆☆☆☆☆悪人も出てきますが、ハリー・ポッターのような怖さは感じません。ハッピーエンドですから、安心して読めます。…
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World Wide RaveがAmazon.comでInternet部門第一位に躍り出る
本日正式に発売されたDavid Meerman ScottのWorld Wide RaveがAmazon.comのInternet部門のベストセラー1位に躍り出ました。 Maketing 部門では、午後5時時点で2位。5位と6位には同じくScottのThe New Rules of Marketing and PR(マーケティングとPRの実践ネット戦略 )のペーパーバック版とKindle版が続いています。…
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軽くてユーモアがあるパラノーマルロマンス-The Mediatorシリーズ
著者:Meg Cabotヤングアダルト/パラノーマル/ロマンス(やや) 初心者でも簡単に読めるパラノーマル・ヤングアダルト本 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=0060725117&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS1=1<1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=0060725117 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=4652077572 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=4864910189 今日は初心者でも気軽に読める娯楽作品をご紹介します。 The Mediatorシリーズの主人公は女子高生のSuze。彼女には幽霊が見えるだけでなく会話をする能力がある。母の再婚でニューヨーク市からカリフォルニアに移住したところ、彼女の部屋には19世紀に死んだハンサムな幽霊のJesseがすでに住み着いていた。第一話Shadowland (Book 1)では、Suzeと義理の兄弟が通う高校にボーイフレンドにふられて自殺した女子高生の幽霊が出没する。Suzeはメディエーターとして恨みから殺人や破壊をたくらんでいる幽霊に成仏するように働きかけるが、思わぬ危険が待っていた。 幽霊のJesseとのロマンスやユーモアある軽いタッチが女子中学生・高校生に人気。 この本を希望者の中から抽選で1人にプレゼントします。締め切りは3月16日(月曜日)午前0時.申し込みはこちらで。 ●ここが魅力!Princess…
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World Wide Rave発売!
本日がWorld Wide Raveの正式の発売日です。下は、ニューヨーク市のバーンズ&ノーブル書店のビジネスセクション。なかなか良い場所に置いてあるではありませんか。 詳しい内容はこちらをどうぞ。 http://rcm.amazon.com/e/cm?t=yofaclja-20&o=1&p=8&l=as1&asins=0470395001&md=10FE9736YVPPT7A0FBG2&fc1=000000&IS1=1<1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=0470395001&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS1=1<1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1
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「あの本読んだ?」- 有閑マダムたちがフロリダで読んでいる本
ニューヨーク近郊のコネチカットに住んでいる姑とその友人たちは、厳しい冬の間フロリダに移動します。そこでもやっぱり仲間同士集まりたいのか、みなNaplesあたりに固まっています。私が買わないようなジュエリーには心置きなくお金をかける裕福な女性たちですが、育った時代を反映してか本に関しては「節約しなければ」という強迫観念があるようで、買うのは必ずといってよいほどペーパーバックになってから、そして必ずまわし読みをしています。70~80歳くらいで教養もある(途中で結婚か婚約していない限り、みな有名大学卒業です)主婦たちが最近まわし読みをしていて好評なのが次の本のようです。(Three Cups of Teaは私からのプレゼント)。 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=0812975405&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS1=1<1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=0312199430&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS1=1<1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=0552774987&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS1=1<1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=0141034262&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS1=1<1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 でも、「American Wife」のモデルはローラ・ブッシュ。彼女が若いころ車の事故で元ボーイフレンドを殺してしまった実話に基づいたエピソードなど酷似しているらしいのです。そう言うと姑ははしゃいで「そうなのよ!」と相槌を打つのですが、姑はローラのファンだったのですよ。 「たぶん、ローラはその本好きじゃないと思うけれど...」と私が指摘すると、姑は「ホホホ」と笑いながら「そりゃあ好きじゃあないでしょう」と平然としたもので、「面白ろかったわよ」とのこと。女性は怖いですね~。 Loving Frankが好きだった彼女たちの本の選択を思うと、妻たちはやはり他の妻たちに興味がある様子。 そこで私は姑たちが喜びそうな次の新刊のハードカバーを贈ることにしました。The Women(先日のニューヨークタイムズ・ベストセラーリストを参照)はLoving…
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読者評価を下げたい作家と出版社におすすめのKindle価格値上げ
最近、Amazon.comの読者レビューでの奇妙な現象に気づきました。 レビューの9割程度が★★★★★で残りの1割が★、というものや、ハードカバーの評価が平均★4.5くらいなのに、Kindle版が100%★ひとつ、というものです。 極端な例が、今週ニューヨークタイムズベストセラーに入っているKristin HannahのTrue Colorsです。左がハードカバーで右がKindle版です。それぞれのページで★数を比べてみてください。 http://rcm.amazon.com/e/cm?t=yofaclja-20&o=1&p=8&l=as1&asins=0312364105&md=10FE9736YVPPT7A0FBG2&fc1=000000&IS1=1<1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&nou=1 http://rcm.amazon.com/e/cm?t=yofaclja-20&o=1&p=8&l=as1&asins=B001S2RDHW&md=10FE9736YVPPT7A0FBG2&fc1=000000&IS1=1<1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&nou=1 Kindle版で★ひとつの評価を見ると、100%が「Kindleバージョンの価格がこんなに高いのはどういうことか!」という怒りの投票であり、作品に対するものではないのです。(中には、「これより高い価格で買った」という人もいるので、最初がいくらだったのか知りたいところです) 新刊のハードカバーが25ドルなのに対してKindle価格はこれまで9.99ドル以下と安いことが魅力でした。そのためにけっこう高いKindleそのものの購入を正当化した人はけっこういると思うのです。Kindleがだんだん主流になってきたからといって、値上げをすると反逆が起きるということを、出版社と作家は心得ておく必要があります。でないと、「この本は評価が低いから買うのをやめよう」とかえってセールスが減ることになりかねません。マーケティング失敗の良い例です。
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頭が良いのに成績が悪い子を理解し援助する
教育に関するノンフィクションを書くために2003年ごろから2~3年かけて私が住んでいる町の教育長、教育委員、校長、教師、生徒(小学生から高校の卒業生まで)を取材したことがあります。 それ以前、プレスクールからお手伝いで学校に入り込んでいたので、現時点で同じ子供たちを計10年ほど追ったことになります。興味深いのは、幼稚園のときにすでに読み書きと算数ができて教師たちを驚かせた子供たち(多くはアジア系)が、ほぼ全員「まあまあ」程度の平凡な生徒になっていることです。勉強はまじめにするので今でも成績は良いのですが、輝くような才能を発揮していないのです。特に公文式を早く始め、小学校では飛びぬけて算数ができた4人の生徒全員が、高校に達したときには数学が「苦手~まあまあできる」程度にとどまっているのは注目すべきことです。 それとは逆に、幼いころ勉強ができなかった子が高校や大学で優秀な成績を得る現象があります。なかには、ADHD(注意欠陥・多動性障害)または学習障害と診断された子もいます。 同じような問題を抱えていた子たちが、アルコールやドラッグにおぼれる問題児になる場合と、ブリリアントな才能を発揮して楽しい学生生活を送る場合と二手に分かれるのはなぜなのか、もともとの才能の差なのかそれとも周囲の対応の差なのか、それぞれのケースに密着していないので感覚に過ぎませんが、私は対応の差が鍵だと思います。 たとえ学校で問題児のレッテルを貼られなくても、子供にはそれぞれ持って生まれた特性があります。子供の才能を花開かせたいのであれば、早期英才教育は避けてわが子の特性を理解し、短所よりも長所に注目して手助けしてあげることだと思うのです。 ということで、当時私が読んで感銘を受けたADHD(注意欠陥・多動性障害)または学習障害に関する本です。 1. Dreamers, Discoverers, and Dynamos: How to Help the…

