Battle of the Kids’ Books 第1ラウンド第2マッチ予告編

Battle of the Kids' Books2日めの予告です。

対戦:The Evolution of Calpurnia Tate vs. Fire

The Evolution of Calpurnia Tate

対象年齢:小学校5年生〜

20世紀に移り変わろうとしていう時代の米国テキサス。男兄弟6人に囲まれた少女Calpurniaは、虫や鳥を観察することが生き甲斐の科学好き少女である。ダーウィンの「On the Origin of Species (種の起原)」を読みたくてたまらないCalpurniaは禁書扱いされているその本を借りようとして図書館で屈辱を受けたりする。そんな彼女が友情を見いだしたのは、自然科学好きの祖父である。だが、Calpurniaが成長するにつれ、母をはじめ周囲の者たちは、彼女をきちんとしたレディに育てようとする。

2010年ニューベリー賞オナー受賞作品

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Fire

対象年齢:ヤングアダルト(小中学生には不向き)

これについては、昨年詳しいレビューを書いているので、そちらをどうぞ。

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明日の勝敗予想

Calpurniaはまだ途中までしか読んでいないのですが、好感が抱けますし、面白いです。今日の1ラウンド1マッチで勝ったダーウィンの「種の起原」がいきなり1章で出てくることや、表紙のデザイナーがたぶんCharles and Emmaと同一人物だというのも面白い偶然です。

さて、勝敗ですが、今の時点で比較して、面白さを優先するならばFireです。特にファンタジーファンの女子高生なら半日で読了しちゃうでしょう。でも、ファンタジーやロマンス嫌い(多くの男の子)には「なんだこれは?」的な内容でもあります。ちょっとフェミニズムの匂いはしますが、The Evolution of Calpurniaは男の子が読んでも共感できるところがあるでしょう。また、2010年ニューベリー賞オナー受賞作品なのですが、今日のClaudette Colvinも敗退してますし、昨年はニューベリー受賞のThe Graveyard Bookも一回戦で敗退したくらい。これまでの賞があんまり通用しないのがこのBattle of Kids。

これははっきり言って審判の好み次第でしょうね。ちなみに審判は児童作家のNancy Farmerです。もう少し低学年向けの冒険ファンタジーを書く方なので、それが影響するかどうか。

希望的観測ということで、私はFireにします。(Calpurnia読み終えて、気が変わったら追記します)

(追記)

途中まで読んだところで、だんだん「Calpurniaのほうが出来が良い作品だ」と気が変わってきました。Calpurniaと大家族それぞれとの関わりが、淡々と描かれているにもかかわらず、味があるのです。FireとCalpurniaはまったく異なる類いの本なので比較するのは難しいのですが、ディテールの面白さゆえに私はあえて

The Evolution of Calpurnia Tateの勝ち

を予想しておきます。

明日後悔するかなあ…(午後8時半時点)

渡辺由佳里 Yukari Watanabe Scott についてhttp://youshofanclub.comエッセイスト、洋書レビュアー、翻訳家、マーケティング・ストラテジー会社共同経営者。兵庫県生まれ。 助産師としてキャリアをスタート。日本語学校のコーディネーター、外資系企業のプロダクトマネージャーなどを経て、 1995年よりアメリカに移住。 2001年に小説『ノーティアーズ』で小説新潮長篇新人賞受賞。翌年『神たちの誤算』(共に 新潮社刊)を発表。他の著書に『ゆるく、自由に、そして有意義に』(朝日出版社)、 『ジャンル別 洋書ベスト500』(コスモピア)、『どうせなら、楽しく生きよう』(飛鳥新社)など。 最新刊『トランプがはじめた21世紀の南北戦争』(晶文社) ニューズウィーク日本版とケイクスで連載。 翻訳には、糸井重里氏監修の訳書『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』(日経BP社)、『毒見師イレーナ』(ハーパーコリンズ)など。 連載 Cakes(ケイクス)|ニューズウィーク 日本版 洋書を紹介するブログ『洋書ファンクラブ』主催者 Author, translator, and English book reviewer for Japan Market. Author of "500 best books written in English" for the Japanese market. English book reviewer for Newsweek Japan. Amazon.co.jp Top 500 reviewer.

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