2012年Battle of the Kids’ Booksのシーズンです!

今年もやってきました、School Library JournalのBattle of the Kids'Booksです。

ピクチャ 9

これは全米の学校図書館の司書さんたちが読むSchool Library Journalが主催する児童書の賞です。

これまでの対戦の様子はこちらをどうぞ。

賞といっても、お遊びの要素が強いのが特徴です。勝ち抜き戦のバトルの審査員は、任命された人気児童書作家ひとり。審査員ひとりの「独断と偏見」で結果が決まるので、なかなか予測がつきません。その意外さがまた、楽しいのです。

対戦表は下記のとおりです。クリックすれば拡大されます。

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みなさんも、今年はバトルが始まる前にいくつか候補作を読んでみませんか?そして、予測を立ててみてください。読了できなくても、勘で予測を立ててくださってもいいですよ。 このページの最後にアンケートがありますので、ぜひご投票ください。

第一ラウンドの前半戦(対戦1から4)は3月13日に始まります。

それまでになんとか候補作のレビューを書いて掲載するつもりです。ときおりリンクができているかどうかチェックしてみてください。


以下は、候補作と対戦予定日、審査員です。

第1ラウンド 対戦 1 (March 13, 審判 Matt Phelan)

Amelia Lost vs Anya's Ghost

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*私の予測(2/29記載):Amelia Lostの勝ち。

審判のMatt Phelanは昨年候補になったグラフィックノベルThe Storm in the Barnの著者です。グラフィックノベルの著者だからグラフィックノベルを選ぶ、という考え方もできますが、彼のイラストのスタイルは異なりますし、Phelanは歴史好きのようです。ですから、あえて「Amelia Lost」という予測を立てます。

私の好みであれば、Amelia Lost、ニール・ゲイマンであればAnya's Gohstでしょう。

*対戦結果(3/13):Amelia Lostの勝ち!

 

対戦2 (March 14, 審判 Gayle Forman)

Between Shades of Gray vs Bootleg

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*私の予測:Between Shades of Grayの勝ち。

この二冊を比べるのはフェアではないと思います。Amelia LostBootlegを対戦させるべきだったでしょう。両方ともティーン向けの歴史書なのですから。どちらもよくできた本ですが、「これまで人が知らない歴史を伝える」という意味で、すでにBetween Shades of Grayのほうが価値がある作品です。

*対戦結果:Between Shades of Grayの勝ち!

対戦3 (March 15, 審判 Sy Montgomery)

The Cheshire Cheese Cat vs Chime

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*私の予測:The Cheshire Cheese Catの勝ち

ぜんぜんジャンルが違うこの二冊を比べるのは、フェアじゃないと思いました。小学校高学年が読んだら、The Chshire Cheese Catのほうが断然面白いし、ティーンの少女が読むならChimeに決まっています。Chimeは、次のDaughter of Smoke and Boneと比較すべきなのです。

The Cheshire Cheese Catの勝利を予測する理由は、審判のMontgomeryが動物のことばかり書く作家だからです。私はどちらも同じ程度に楽しめました。

*対戦結果:Chimeの勝ち

審判も私のように迷ったようで、結局コインを投げて決めたようです。その結果がChimeでした。

 

対戦 4 (March 16, 審判 Sara Zarr)

Daughter of Smoke and Bone vs Dead End in Norvelt

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*私の予測:Daughter of Smoke and Boneの勝ち

この賞では、ニューベリー賞の受賞作品はあまり勝ち進まないという歴史があります。「もう大きな賞を取ってるんだから、いいじゃない」という感じかもしれません。それでなくても、読者に評判がいいのは、Daughter of Smoke and Boneなのです。けれども、この2つを対戦させるのは、ちょっと無理があるんじゃないかと思うのですよね。Daughter…は完璧に高校生以上が対象で、Norveltのほうはもっと年下の小学校高学年から中学生が適しています。Daughter…はファンタジーですし、もうひとつは自伝的小説。

私はDaughter of Smoke and Boneの著者が書くものがそんなに好きになれないのですが、ヤングアダルトファンタジーが好きな「大人の女性」にはいつも人気がある作家です。だからけっこう勝ち進みそうな予感。勝ち進まなかった場合には、最後にUndeadで戻ってくるでしょう。

*対戦結果:Daughter of Smoke and Bone

当たりました!

対戦 5 (March 19, Judge Barbara O'Connor)

Drawing from Memory vs The Grand Plan to Fix Everything

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*私の予想:Drawing from Memory

実は、The Grand Planを読む暇がなかったので(というか、時間を作ってまで読みたくなかったというのが本音)、この予測です。

*対戦結果:Drawing from Memory

はからずしも、あたってしまいました。

 

対戦 6 (March 20, Judge Sarah Weeks)

Heart and Soul vs Inside Out and Back Again

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*私の予測:Inside Out and Back Again

Heart and Soulは、アメリカの黒人の歴史を、コンパクトに、しかも力強く伝える絵本です。イラストも素晴らしいし、よくできていますが、このような本はこれまでにも沢山ありました。

でも、Inside Out…のほうは、ユニークですし、著者の言葉がそのまま胸にひびきます。本の存在価値という意味でも、Inside Out…のほうが優れています。

 

対戦 7 (March 21, Judge Lauren Myracle)

Life: An Exploded Diagram vs A Monster Calls

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*私の予測:A Monster Calls

比べる必要もないほど明らかに、A Monster Callsのほうが優れた本です。

Lifeの著者には文章力があり、ドライな文章スタイルは嫌いではありませんが、戦争と愛という重いテーマを扱っているのに、人間性を語りきっていないと思いました。

対戦8 (March 22, Judge Jeff Kinney)

Okay for Now vs Wonderstruck

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*私の予測:Okay for Now

WonderstruckはSelznickの前作(Hugoの原作)に比べると、いまひとつ輝きに欠けます。Okay for Nowはまだ読んでいないのですが、子どもの読者に人気があるので、こちらが勝つべきだと私は思うのです。

 

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渡辺由佳里 Yukari Watanabe Scott についてhttp://youshofanclub.comエッセイスト、洋書レビュアー、翻訳家、マーケティング・ストラテジー会社共同経営者。兵庫県生まれ。 助産師としてキャリアをスタート。日本語学校のコーディネーター、外資系企業のプロダクトマネージャーなどを経て、 1995年よりアメリカに移住。 2001年に小説『ノーティアーズ』で小説新潮長篇新人賞受賞。翌年『神たちの誤算』(共に 新潮社刊)を発表。他の著書に『ゆるく、自由に、そして有意義に』(朝日出版社)、 『ジャンル別 洋書ベスト500』(コスモピア)、『どうせなら、楽しく生きよう』(飛鳥新社)など。 最新刊『トランプがはじめた21世紀の南北戦争』(晶文社) ニューズウィーク日本版とケイクスで連載。 翻訳には、糸井重里氏監修の訳書『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』(日経BP社)、『毒見師イレーナ』(ハーパーコリンズ)など。 連載 Cakes(ケイクス)|ニューズウィーク 日本版 洋書を紹介するブログ『洋書ファンクラブ』主催者 Author, translator, and English book reviewer for Japan Market. Author of "500 best books written in English" for the Japanese market. English book reviewer for Newsweek Japan. Amazon.co.jp Top 500 reviewer.

2012年Battle of the Kids’ Booksのシーズンです!」への2件のフィードバック

  1. A Monster Callsの一人がちじゃないでしょうか?
    でもInside Out and Back againも個人的にはすごくよかったです。

    いいね

  2. lite2shineさま、こんにちは
    どうなんでしょうね。この賞は審査官の好みが影響するので、それが面白いところです。図書館司書の好みだと、Daughter of Smoke and Boneが有力ですが。

    いいね

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