アメリカの禁酒法がコンパクトに分かるティーン向けの歴史書 Bootleg

Karen Blumenthal
ハードカバー: 154ページ
出版社: Flash Point
対象: ヤングアダルト
ISBN-10: 159643449X
ISBN-13: 978-1596434493
発売日: 2011/5/24
ヤングアダルト(中学生から高校生対象)/歴史書/禁酒法
2012年Battle of the Kids' Books候補作

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1919年から33年まで存在したアメリカ合衆国の禁酒法は、日本人にとっては非常に不可解な法律である。
銃のように一瞬にして大量の人間を殺せる武器は建国以来一度として禁じられていないのに、お酒を作ることも売ることも禁じられていた時代があったのだ。今でも21才まで飲酒が禁じられているが、従軍できる年齢になってもまだ飲酒が合法ではないとは不思議すぎる。



禁酒法が生まれた背景には、アルコール依存症による家庭崩壊が危機的なレベルまで蔓延していたことがある。当時は、女性が男性と同等の職を得ることは不可能だったので、一家の稼ぎ主である父親がアルコール依存症で職を失うと、家族全員が極貧状態に追い込まれた。そうやって家庭を崩壊された女性たちの怒りが、女性の政治運動への参加を呼び起こしたのである。
意図は良かったのだが、求めた効果はなかった。かえって密造酒の製造販売の闇ビジネスと犯罪が増え、アル・カポネなどの大物マフィアを生み出した、大いなる失敗だったのである。
禁酒法廃止運動が、禁酒運動とよく似た、女性の運動であったというのも興味深い歴史である。

本書は中学生から高校生対象の歴史書だが、私たち大人がざっと禁酒法の歴史を理解するのにぴったりの質と量である。
写真の数々や新聞記事なども多く掲載されているので、視覚的にも楽しめる。

●読みやすさ やや読みやすい

大人用の歴史書と異なり、難しい表現がなく、単純明快な文体である。大学受験英語を勉強した人であれば、1ページに多少知らない単語があっても読めるレベルだと思う。
小説が苦手な洋書ファンにおすすめ。

●おすすめの年齢層

内容が理解できるのは中学生以上だと思う。

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