『ジャンル別 洋書ベスト500』ができるまでのじゃ〜にー

ジャンル別 洋書ベスト500』のアイディアが浮かんだときには、1冊の本にするのがこんなに大変だとは想像もしてみませんでした。

アメリカで本に関わる知人にこの企画のことを話し、好きな本を尋ねたとき、必ず返ってきたのが、「そんな大変なことを!」というリアクションでした。そして、スケジュールを語ると「それは不可能だよ」ときっぱり言われました。


ボストン近郊のわが家にはエクササイズの道具を追いているけっこう広くて天井が高い部屋があり、すべての壁が本棚になっているのですが、それらは数年前からこんな感じです。

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7つある部屋全部と廊下にも本棚があり、ぎっしり本が詰まった箱があちこちにあります。合計すると本の数は1万近いでしょう。

そのうえ、キンドルで約1000冊、オーディオブックで約350冊持っています。

「これだけ読んでいるのだから、たった500冊なんて楽勝」と思ったのですが、とんでもありませんでした。

ここにも書きましたが、これらの条件を満たすためには、自分の好きな本だけではだめなのですよね。

いろいろな資料を読み、ネットを放浪し、学者から小学生、大学生まで、機会があるたびに「どんな本が好きか?」と訊ね、本ブログのファンの方々からもご意見をおききしました。

そしてようやく500冊を選んだのですが、まだ読んでいない本を読んでみて、数々のリストに載っていても基準を満たしていないと判断して落としたり、「あれを忘れていた!」と入れたり、毎日のようにリストは変わってゆきました。なんと校正の段階でも数冊差し替えるというめちゃくちゃなこともしましたが、最終的にとても包括的なものになったと思います。

さらに困難だったのが、400字以内で紹介するということです。ご存知のようにアメリカの小説は長く、SFやファンタジーだと1000ページくらいあるものも少なくありません。なのに、400字であらすじと作家について説明するというのは、ほんとうに頭がおかしくなりそうな作業でした。

でも、大変なことばかりではありませんでした。

このリストに載っている作家やイラストレーターのなかで30人以上と、直接会ったり、メールをとりかわしたり、ツイッターでフォローしあったりしました。彼らも「500冊選ぶなんて!」と呆れていましたが、超ベストセラー作家でもベスト500に入ったのは嬉しかったようです。

まだ疲れが残っていますが、振り返れば楽しいジャーニーでした。

 

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