オバマ大統領時代が恋しくなる写真集 Obama: An Intimate Portrait

作者:Pete Souza(オバマ時代のホワイトハウス公式カメラマン)
ハードカバー: 352ページ
出版社: Little, Brown and Company
ISBN-10: 0316512583
発売日: 2017/11/7
難易度:オバマ元大統領による「まえがき」以外はほとんど文章がない。
ジャンル:写真集
Pete Souzaは、ホワイトハウス公式カメラマンとしてオバマ政権の二期にわたって大統領や家族を撮影した。

8年間取り続けた写真の数はたぶん数え切れないだろう。その中から、重要な出来事に関わるものや、家族やスタッフとの関係、オバマ大統領の人となりを鮮やかに表す写真が約300点厳選されたのがこの写真集だ。

ミシェル夫人と冗談を言い交わしている姿や、娘たち二人と雪の中で遊ぶ姿など、夫や父としての暖かさがにじみ出ている。副大統領のバイデンとのやり取りからも、二人の関係が特別なものだったことを想像させる。

しかし、楽しいものばかりではなく、政治的なプレッシャーで苦悩する姿もある。
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先日ホワイトハウスを訪問したときに、ウエストウイングで公式カメラマンが撮ったトランプ大統領の写真の数々を見た。そのいずれにも、人間らしい微笑みや、苦悩はなく、いつもの「smug(ドヤ顔)」ばかりだったのを思い出した。

そんなことを考えながら写真を眺めているうちに、オバマ時代の8年間が目に浮かび、懐かしさに涙が出て来た。

そんな、オバマが恋しい人にお薦めの、どっしり大きな写真集。

渡辺由佳里 Yukari Watanabe Scott についてhttp://youshofanclub.comエッセイスト、洋書レビュアー、翻訳家、マーケティング・ストラテジー会社共同経営者。兵庫県生まれ。 助産師としてキャリアをスタート。日本語学校のコーディネーター、外資系企業のプロダクトマネージャーなどを経て、 1995年よりアメリカに移住。 2001年に小説『ノーティアーズ』で小説新潮長篇新人賞受賞。翌年『神たちの誤算』(共に 新潮社刊)を発表。他の著書に『ゆるく、自由に、そして有意義に』(朝日出版社)、 『ジャンル別 洋書ベスト500』(コスモピア)、『どうせなら、楽しく生きよう』(飛鳥新社)など。 最新刊『トランプがはじめた21世紀の南北戦争』(晶文社) ニューズウィーク日本版とケイクスで連載。 翻訳には、糸井重里氏監修の訳書『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』(日経BP社)、『毒見師イレーナ』(ハーパーコリンズ)など。 連載 Cakes(ケイクス)|ニューズウィーク 日本版 洋書を紹介するブログ『洋書ファンクラブ』主催者 Author, translator, and English book reviewer for Japan Market. Author of "500 best books written in English" for the Japanese market. English book reviewer for Newsweek Japan. Amazon.co.jp Top 500 reviewer.

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