『ハウルの動く城』を連想させるファンタジーのデビュー作 Where the Dark Stands Still

 

Amazon.com

Amazon.co.jp

 

 

作者:A. B. Poranek (デビュー作)
Publisher ‏ : ‎ Margaret K. McElderry Books
刊行日:February 27, 2024
Hardcover ‏ : ‎ 368 pages
ISBN-10 ‏ : ‎ 1665936479
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-1665936477
対象年齢:一般(PG12)
読みやすさレベル:6
ジャンル:ファンタジー、YA
キーワード、テーマ:ポーランドの伝説、森の悪魔、魔術

ポーランドの森の近くにある小さな村に住むLiskaは、生まれつき持っている魔法の能力を隠してきた。魔力とそれを持つ者は邪悪なものとみなされており、平穏に生きることが許されていなかった。秘密が明らかになって危険が間近に迫ってきたLiskaは森に逃げ込む。だが、そこで森の守り主の悪魔Leszyに捕まってしまう。

魔力がなくなることを祈るLiskaにLeszyはある交換条件を出す。Leszyの召使として1年ただ働きをしたら、その願いを叶えてやるというものだった。

容易な交換条件だと思っていたLiskaはLeszyの住居に到着してから自分の考えが甘かったことを知る。1年生き延びるためにはLeszyの秘密を探らねばならない。Liskaはサバイバルの希望のために知恵を絞る…。

Howl’s Moving Castle(映画『ハウルの動く城』の原作)やUprootedを連想させるファンタジー(どちらも著者があとがきでメンションしている)で、ダークなところはあるものの全体的にコージーな雰囲気である。著者はポーランド系カナダ人で、子供時代に夏休みをポーランドで過ごしたこともあり、この本にはポーランドの伝説が織り込まれている。Howl’s…やUprootedから発想を得たことが明らかなのでオリジナリティに欠けるが、それらの作品が好きな読者にとっては忙しい時の気晴らしとしてあまり深く考えずに楽しめるだろう。

Leave a Reply