Month: March 2009

Kindle for iPhone, iTouchが登場!

Kindleユーザーにとっては拍手喝采のiPhone, iTouch用アプリ、Kindle for iPhoneが登場しました!(出張中の夫にこの話をしたら、「そんなの3月4日のリリースから知ってもう使っている」と言われてしまいました)アプリは無料です。 Amazon.comにアカウントがあればKindleを買わなくても、iPhoneでKindle booksを読むことができるようになったのは、すごいことです。(ただし、海外在住の人がkindle booksをダウンロードできない状況は以前と変わりません)。 Is Kindle for iPhone available to customers outside…

ファンの苦悩-King Killer Chronicle第2作はいつ発売されるのか?

本ブログに書評を載せているThe Name of the Wind: Day One (The Kingkiller Chronicle)は、「ファンタジーなんか読まない」と決めている純文学ファンでさえ魅了する超すぐれものファンタジーです。去年のクリスマス、アメリカ人の高校生の甥にThe Name of the Windをプレゼントしたところ、「すっごく面白かった!ありがとう」という電話がかかってきました。父親と半年以上口をきいていない彼が自分から電話をかけてくるなんて前代未聞のことです。ファンたちが待ちに待った第2作「The Wise…

2009年Rebecca Caudill 受賞作品決定!

Rebecca Caudill賞は、イリノイ州に住んでいた児童作家のCaudillを記念して作られた児童書の賞で、子供が実際に喜ぶ「売れる」作品を選ぶことで有名です。ですから、出版会で非常に重視されている賞です。この賞については過去のブログでも書きました。 2009年の受賞作品はRick Riordan 作、The Lightning Thief (Percy Jackson and the Olympians, Book 1)です。 小学校高学年から中学生が対象の冒険ファンタジーです。…

Diary of a Wimpy Kidの映画化決定

Mahalo.comによると、Fox2000が児童書ベストセラーのDiary of a Wimpy Kidシリーズ5冊の映画権を購入しました。Diary of Wimpy Kidは、ノートにいたずら書きをしたような、コミックと日記の中間のような作品で、小学校の高学年から中学生に非常に人気あります。Publishers Weeklyによると、大手Simon & Schuster はこれに対抗するために6月に女子の読者をターゲットとしたDork Diaries を出版する予定です。 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=0141324902&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS1=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1

スティーブン・キングの「IT」映画化決定

スティーブン・キングが1986年に出版した大作「IT」がワーナー・ブラザーズから映画化されることが報告されました。 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=0451169514&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS1=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1

今週のニューヨークタイムズ紙ベストセラー(ノンフィクション・ハードカバー編)

OutliersとThe Yankee Yearsの順位が入れ替わりました。Outliersは、連続16週間ベストセラー入りしています。「これはまちがいなくミリオンセラーになる」という私の予言が当たったようです。図書館ネコの話Deweyは25週間、スタンドアップコメディアンChelsea Handlerのユーモアあふれる回想記は31週間、超保守派で過激なトーク番組ホストのO’ReillyのA Bold Fresh Piece of Humanityも21週間ベストセラー入りを続けています。新登場は、新約聖書の新しい解釈Jesus, Interruptedです。また、How We Decideが初めて10位以内に入りました。 その他の作品については、先週までのベストセラーリストをご参照ください。 1. Outliers…

今週のニューヨークタイムズ紙ベストセラー(フィクション・ハードカバー編)

今週の初登場は、Jodi Picoult の新作Handle with Careのみです。3月3日に発売されたばかりでいきなりNYタイムズベストセラーの1位になるところが、さすがJodi Picoultです。ジェームズ・パターソンのように多作の作家(スティーブン・キングもURでこの2人の多作ぶりをジョークにしていました)ですが、手抜きが目立つパターソンとは対照的に、綿密な取材をするのがピクートの特徴です。けれども今回は、ややこれまで書いた本の「リサイクル」的な印象があります。その他の作品については、先週までのベストセラーリストをご参照ください。 1. Handle with Care今回もPicoult得意の医療、法律、愛、をふんだんに盛り込んだ心理サスペンス。先天性疾患を持つ娘を産んだ母親が、旧知の友人の産科医を訴訟するかどうかで迷う。これまで既にPicoultが扱ったテーマ(My Sister’s Keeper, Change of Heartなど)に近く、「二番煎じ」といった読者の感想が目立つ。…

幻影の書-The Book of Illusions

著者:Paul Auster出版日:2002年9月純文学/現代文学 異才オースター渾身の大作 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=0312421818&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS1=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4105217127&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS1=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 ヴァモントに住んでいる大学教授のZimmerは家族を飛行機事故で失ってから自己憐憫とアルコールに浸る生活を送っていた。しかし、ある夜無声映画時代のマイナーな喜劇俳優Hector Mannのフィルムの一部をテレビで見ているうちに忘れていた笑いを取り戻す。1929年以降姿を消したMannに興味を抱き、世界中を旅して彼のフィルムについて調査したZimmerは本を出版する。すると、ニューメキシコからHectorの妻だという女性からの手紙が届く。すでに死んだと思われていたHectorがまだ生きていて、Zimmerに会いたがっているというのだ。信じるべきかどうか迷っているときにMann夫妻を知っているという女性が現れ、Hectorが死に瀕しており、彼の死後は撮りためたフィルムが処分されることを伝える。人生の悲劇と喜劇、現実と幻影がたくみに織りこまれ、ストーリーテラーの腕前で偶然の重なりと幾重にも重ねられたストーリーをリアルに作り上げている。 これまでの自分の作品を集めて書き直しただけ、という批判もあるが、これまでの仕事を集大成する渾身の作、という見方のほうが強いようである。 ●ここが魅力!(私はオースターのファンではないので、熱狂的な書評を書けないのをお詫びしますが)、なんといってもストーリーテラーとしての才能がオースターの魅力でしょう。平均的な才能の作家であればとうてい処理できないような偶然の積み重なりを、リアルに読ませてくれます。現代文学の作家としては読みやすい簡潔な文体も魅力です。 ●読みやすさ ★★☆☆☆読みやすい文体ですが、状況をつかめるまでちょっと取り付きにくさを感じるかもしれません。 The Book of Illusions特別プレゼント!The Book…