Category: 注目の新刊

全世界に激賞を広めるルールを教える書-World Wide Rave

本ブログでご紹介した「マーケティングとPRの実践ネット戦略 」の著者David Meerman Scott(私の夫です)の5冊めにして最新作の「World Wide Rave」がWiley社から発売されました。 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=0470395001&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS1=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=0470395001&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS1=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 「Dummiesシリーズ」でおなじみのWiley社の春季いちおしビジネス本です。World Wide Raveというタイトルは、World Wide Wave(インターネットのwww.)と一字違い。静かな水面に小石を投げるように、ひとりが発信したメッセージ、アイディア、プロダクトがネット上で多くの人のRave(激賞)となって広がってゆくことを表現した(彼がある日と考え付いた)造語です。 この本には、WWRを引き起こすための6つのルールとこのルールに従ってマーケティングに成功した企業や個人の事例、そしてそこから学ぶマーケティングの心得が載っています。 私が個人的に「なるほど!」と思って実行した心得がp125のThink…

不況の時代だから売れるベストセラー

これからの不況の時代に売れる分野は、たぶん「経済」と現実逃避のための「娯楽作品」でしょう。ということで、現在よく売れている経済関係の本ですが、それらは以下の二つの分野に分かれます。 A:現在と未来の国内外の経済状況を理解するための本B:個人の経済状況を改善するハウツー本 まずは、 A:現在と未来の国内外の経済状況を理解するための本 1.Melt Down http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=1596985879&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS1=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 先日ご紹介したこの本は、22日現在でアマゾン27位。この分野で最も売れている本です。読者評価も現在のところこの分野では最も良いようです。 2.When Giants Fall  http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=047031043X&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS1=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 これもMelt Downと同じく2月9日に発売されたもの。米国というジャイアンツが崩壊するとどうなるか、という未来を予測する内容。作者はイギリスHSBC、ソロスファンド、オランダABNアムロ銀行、ドイツドレスナー銀行、アメリカJPモルガン・チェースなどで25年間勤務した投資専門家のマイケル・パンズナー。現在の金融崩壊が起こる前に著書Financial Armageddon(翻訳版「金融ハルマゲドン」)でそれを予告したことで知られています。けれども、両書とも、読者は狭い情報から結論を導きだしていることや表層的な分析を批判しているようです。Melt Downほど良い反応は得ていません。…

今週のニューヨークタイムズ紙ベストセラー(ノンフィクション・ハードカバー編)

今週のNYタイムズ紙ベストセラーのノンフィクション・ハードカバーにはあまり動きがないので、今週16位に入った注目の作品のみご紹介します。 Meltdown: A Free-Market Look at Why the Stock Market Collapsed, the Economy Tanked, and…

グラッドウェルのBlinkファンには見逃せない新刊

http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=0618620117&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 Jonah LehrerのHow We Decideは、Malcolm GladwellのBlink のように、人の意志決定や決断を分析する社会心理、応用心理のノンフィクションである。ビジネスにも応用できるためにビジネス書のカテゴリーにも入るだろう。Lehrerの前書きを読むと、感情的な決断あるいは理論的な決断に偏る極端な結論を導き出さず、GladwellのBlinkよりもニュアンスがありそうだ。早速読み始めたが、個人的にはGladwellよりもおもしろい、と感じている。これは絶対に売れる、と手応えがある作品。書評は洋書ファンクラブのほうで来週あたりに(読了してまだ書いていない書評がたまっているのでごめんなさい)。

Kindleでしか読めないキングの新作UR

Kindle2の発売に合わせてスティーブン・キングがKindleでしか読めない新作URを書いたことは皆さんもご存知でしょう。   せっかくですから私も24日の発売当日に読んでみようと思います。書評はこちらで。 AmazonのStephen Kingのページ

犬好きにはたまらないミステリー-Dog on It(注目の新刊)

ご近所さまとも呼ぶべきケープ・コッドの新人作家Spencer QuinnのDog on itが昨日発売になりました。 私立探偵バーニーと犬のチェットのコンビが失跡したティーンの少女を探索するこのミステリーは、ストーリーのユニークさもさながら、2人(一人と一匹?)のキャラとやりとりが最大の魅力。これはすご~く売れそうです。 詳しい書評は来週あたりに。 http://rcm.amazon.com/e/cm?t=yofaclja-20&o=1&p=8&l=as1&asins=1416585834&md=10FE9736YVPPT7A0FBG2&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1

翻訳権がまだ日本で売れていない傑作

「こんなに素敵な本がなぜ邦訳されていないのだろう?」 洋書ファンであればこんな疑問を一度は抱いたことがあるのではないかと思います。アメリカは広いですし、おまけにカナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、インドといった英語圏の作品も沢山あります。そんな環境ではよい本が見過ごされてしまうのは仕方がないことでしょう。ということで、私が惚れ込み、「これは日本人にも喜ばれるはずだ」と感じた本でいまだに日本で翻訳権が売れていない作品を今後ご紹介していこうと思います。自分で出版社に企画を持ち込みたい翻訳者の方にもおすすめです。最初はほんの数冊ですが、徐々に増やしてゆく予定です。 今週中に本棚を用意するつもりですので、お楽しみに。 追記:ページを10日に用意しました。 なお、ここでご紹介するのはすべて著者の了解を得ているものです。

DaemonついにCross Countryを抜く

以前に「Daemon」は売れるという予告をしましたが、それが現実になりつつあります。Amazon.comでは、ニューヨークタイムズベストセラーに入っているジェームズ・パターソンの「Cross County」を抜きました。 NYタイムズ紙とAmazon.comのベストセラーが異なるのは、NYタイムズ紙のものが「本屋に平積みしてあるから買う」読者を含んでいるのに対し、Amazon.comの読者にはちゃんと予習復習をしてから買う人が多いからでしょう。パターソンの手抜きさに比較して、Daniel SuarezのDaemonは「ひとつの本にこんなに知識を詰め込んでしまってはもったいない」と思うくらい密度が高い本です。 Daemonの作者Daniel Suarezには以前「この本は大ヒットする!」というファンレターを出し、「そうだといいのですが」というフレンドリーなお返事をいただきました。