Category: SF/ファンタジー

少年に人気のファンタジーシリーズ-The Ruins of Gorlan(The Ranger’s Apprentice Book 1)

John Flanagan2005年児童書(小学校4年生から中学生)/ファンタジー ニューヨークタイムズベストセラーで、小学校高学年から中学生の男子に大人気の「The Ranger’s Apprenticeシリーズ」の第一巻 http://rcm.amazon.com/e/cm?t=yofaclja-20&o=1&p=8&l=as1&asins=0142406635&md=10FE9736YVPPT7A0FBG2&fc1=000000&IS1=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=0142406635&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS1=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 孤児のWillは幼いころから騎士になることを夢見て育ったが、警備隊(Ranger)の弟子に選ばれてしまう。謎の存在のRangerは、現在のアメリカでいうならばCIAのような機密諜報員だった。Willはそこで尊敬する師に出会い、邪悪な魔力の攻撃から王国を守るために闘う。勧善懲悪、少年の成長物語、というクラシックなファンタジーの流れをくんでおり、苛めやそれを理解して解決してくれる師の存在など、子供たちが現実世界で「こうあってほしい」と願う世界がここにある。特に少年に人気があるのが納得できる。映画化(2010年公開予定)が進んでおり、8月には第6巻が発売される予定で、出版社がキャンペーンに力を注いでいる作品。 ●ここが魅力!尊敬する師から生き方を学び、いじめっ子との友情を育て、初恋に目覚めるところなどが、小学校高学年から中学生の少年にはぴったりのファンタジーです。冒険やチャレンジも過激になり過ぎず、しかもエキサイティング。シリーズを通じて少年が成長してゆくところも良いところです。ファンタジーのファンだけでなく、ファンタジーがどんなものか試してみたい方、冒険ものが好きな人、小学校高学年から中学校向けのヤングアダルト本を読むのにどの程度の英語力が必要かを知りたい方にぜひおすすめします。 ●読みやすさ ★★★☆☆最初の数ページはとりつきにくくても、第2章以降はすんなりと読み進めることができるでしょう。 ●アダルト度 ★☆☆☆☆小学生にも安心して読ませることができる内容です。 ●The Ranger’s Apprenticeシリーズ The…

児童書SFのクラシック-A Wrinkle in Time

Madeleine L'Engle1962年SF/児童書(9~12歳対象) 50年近く愛され続けている児童書のSF http://rcm.amazon.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=yofaclja-20&o=1&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&md=10FE9736YVPPT7A0FBG2&asins=0312367546 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=0312367546&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS1=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 14歳のMeg Murryは、両親が科学者だというのに学校の成績は悪く、教師からは問題児扱いされ、同級生からは馬鹿にされている。双子の弟たちは社会に受け入れられる普通の子どもだが、一番年下の弟Charles Wallace(これ全部がファーストネーム)は、発達障害があるとみなされていて嘲笑の的になっている。けれども実はMeg もCharles Wallaceも今で言うところのGifted(天賦の才がある子)で、通常の社会にフィットしないだけだったのだ。Megたちの父親は数年前米国政府の秘密プロジェクトtesseract(a wrinkle in time=時のゆがみを利用したある種のタイムトラベル;つまり当時流行ったコンセプトのワープと思われる)に関わっている途中姿を消した。父親の不在が家族に暗い影を落としているとき、浮浪者のようなMrs. Whatsitが家にやってくる。どうやらMrs. Whatsitは父親の消息を知っているらしい。MegとCharles…

Twilightファンにおすすめ-「City of Bones」(The Mortal Instruments シリーズ第一部)

著者:Cassandra Clare発売日:2007年3月ジャンル:ヤングアダルト/ファンタジー/パラノーマルロマンス Twilightの次に何を読もうか迷っているファンタジーファンにおすすめ http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=1416955070&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS1=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 女子高校生のClary は、幼馴なじみで親友のSimonと行ったナイトクラブで男女3人のティーンが少年を殺す場面に立ち会うが、Simonには彼らが見えない。魔物を退治するシャドーハンターだと名乗るJaceにClaryは詩の朗読会で再び出会う。見えないはずのシャドーハンターが見えるClaryにシャドーハンターの血が流れていることを推察したJaceは、シャドーハンターの大使館のようなInstituteに連れてゆくという。そこに母親のJocelynから携帯に「家に戻ってはいけない」という取り乱した電話がかかり、Claryが家に駆け戻ると母は姿を消していて魔物に襲われる。解毒をしないと1時間で死ぬとJaceに告げられたClaryはInstituteに行き、どうやら自分には母が知らせていない秘密の過去があるらしいことを学ぶ。ClaryとSimonは、ニューヨーク市の闇でくりひろげられているシャドーハンター対魔界の生物たちの戦いにまきこまれてゆく。 ●ここが魅力!先日お話したように、著者のClareはハリー・ポッターと指輪物語のFan Fic(二次創作)作家としてファンがつくほど有名になり、それで作家として発掘されたといういきさつがあります。ファンタジーとしては、「Harry Potter」や「The Lord of the Rings」のように根底に深い哲学があるわけではなく、「The Name of…

マサチューセッツ伝統校での都市伝説の元凶は?

1635年に設立されたBoston Latin Schoolは、アメリカで最も古い学校です。多くの有名人を生み出したこの由緒ある学校で、最近「人間との混血のバンパイアの生徒がいる」という奇妙な都市伝説が広まっているというのです。そこに警察が別の用件で学校を訪問したものですから、「生徒がバンパイアに噛まれた」とか「バンパイアが逮捕された」といったとんでもない噂がいっきに広まり、ついに校長が保護者と生徒へ公式通知を書く羽目になりました。でも、これが新聞沙汰にまでなったのは、吸血鬼なんか信じるとは思えない秀才が揃ったBoston Latinでの出来事だったからでしょう。もちろんバンパイアなんているはずもなく、噂の元凶は何人かの女子生徒がgoth(ゴス、またはゴシックファッション。写真はwiki-mediaより)の女子学生を苛めるための嫌がらせだったようです。学校側は「いじめはない」と説明していますが、取材で”吸血鬼”の子たちは「青白くなるために血を抜いている」という噂を口にする生徒がいるのですから、都市伝説はすぐには消えないでしょう。 こういう都市伝説が生まれるのはアメリカでTwilightをはじめとしたバンパイア・ブームがあるからでしょう。バンパイアだけでなくパラノーマル・ファンタジーが、特にヤングアダルトとロマンスブックの分野でブームになっています。生粋のロマンスブックではファンタジーの要素はエロチックロマンスのためにこじつけられた感じなので、個人的にはそれらをファンタジーとは呼びたくないのですが……。どちらにしても、ファン層は圧倒的に女性です。今日は巷にあふれるパラノーマル小説を代表するベストセラーを(人気の順に)ご紹介します。 1.Twilightシリーズこれは言うまでもありませんよね。ご興味ある方は本ブログの書評をごらんください。 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=0316015849&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS1=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 2.Southern Vampire Mysteriesシリーズ(第一巻 Dead Until Dark)これは、大人のロマンスブックとミステリーが融合した作品。 あまりにも人気があるので試してみたのですが、個人的には登場人物と文章ががさつで好きにはなれない本でした。人の心が読めるウエイトレスのSookieとバンパイア、狼人間、シェープシフターといったホットな男性たちとのロマンスにミステリーとアクションが加わったものです。1巻ずつ一応完結するミステリーの形をとっていますが、基本的には大人のロマンスブックなのだと思います。TV番組「True Blood」は本よりもさらに過激とのこと。 本格的なミステリーやゴシック作品、文学を求める方には決しておすすめできませんが、軽く読み捨てられる娯楽作品を求める方は、簡単な英語なので試してみると良いかもしれません。アダルト度は★★★★★。…

ファンの苦悩-King Killer Chronicle第2作はいつ発売されるのか?

本ブログに書評を載せているThe Name of the Wind: Day One (The Kingkiller Chronicle)は、「ファンタジーなんか読まない」と決めている純文学ファンでさえ魅了する超すぐれものファンタジーです。去年のクリスマス、アメリカ人の高校生の甥にThe Name of the Windをプレゼントしたところ、「すっごく面白かった!ありがとう」という電話がかかってきました。父親と半年以上口をきいていない彼が自分から電話をかけてくるなんて前代未聞のことです。ファンたちが待ちに待った第2作「The Wise…

無料購読ファンタジー-His Majesty’s Dragon

洋書ファンタジー無料購読のチャンスです。 ドラゴン伝説、神話、そして歴史が見事に調和されたファンタジーのTemeraireシリーズ第1作His Majesty’s Dragonは、超ベストセラーで読者からの評価がとても高い上質のファンタジーです。 邦訳版は「テメレア戦記」として知られています。 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4789732266&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS1=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 期間限定なので、ぜひこの機会をお見逃しなく! (注:本ブログでご紹介するのは、著者または出版社のキャンペーンとして無料になっているもの、あるいは著作権が消失したものです。キャンペーンが終了するとこのページでも読めなくなりますので、ご了承ください) His Majesty’s Dragon by Naomi Novik (full…

謎解きが魅力の児童書-The Mysterious Benedict Society

作者:Trenton Lee Stewart出版日:2007年3月児童書(9-12歳)/ファンタジー 冒険と謎解きが好きな子供と(子供らしさを失っていない)大人におすすめ http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=0316003956&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS1=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 孤児院の学校では優秀すぎて友達ができない11歳のReynieは、「gifted children(天賦の才がある子。マルチプルインテリジェンスによる定義なので日本語の天才児とは異なる)に特別な機会を与える」という新聞広告に応えてテストを受ける。だが、このテストがとても奇妙なのだ。ただ勉強ができるだけでは合格できない難関のテストに受かったReynieは、自分とは異なる才能(この作品ではマルチプルインテリジェンスが鍵のようです)を持つKate, Constance, Stickyの3人と出会う。彼らを集めたのは、ナルコレプシーがある奇妙だけれども親しみのわくMr.Benedict。Mr.Benedictは、世界制覇をたくらむMr. Curtainの野望を阻止するために、才能がある子供たちをトレーニングしているのだった。Reynieたちは、それぞれの特性を生かしてMr. Curtainの悪の計画を調査する。 ●ここが魅力!普通の社会にフィットインできない子供たちがそれぞれ独自の才能を生かして悪と戦う、というプロットだけでなく、ユニークな登場人物や謎解きの楽しさなどが詰まっています。ハリー・ポッターほどではありませんが、根底にちゃんとした社会哲学があります。大人のハリー・ポッターファンには物足りなさを感じるかもしれませんが、謎解きや冒険、友情などポッターファンの子供たちには喜ばれる要素がそろっています。 ●読みやすさ ★★★☆☆基本的には簡単な英語ですが、500ページ以上の長編というのが問題かもしれません。また、ストーリーだけを追いたい方には、展開がスローすぎるように思えるでしょう。でも、長いがゆえに通常の児童書よりも大人にとっては読み応えがある内容になっていることも確かです。すでに薄い児童書やヤングアダルト(なぜかたいていYAのほうが9-12歳向け児童書よりも英語は簡単)に慣れている方で、大人の作品に移る前の段階の方におすすめです。また、幼いお子さんと一緒に英語を勉強しているご両親におすすめの書です。もし私の娘がまだ幼かったら、きっと私は声に出して読み、途中で「(登場人物の子供たちが)どうやって解決すると思う?」とたずねたり、「どういうシチュエーションなのかわかる?絵に描いてみようか」と提言して、彼女に能動的な参加をさせたと思います。なんせ、Kids Power!が魅力の本ですから。その後で読み進め、予測が正しかったか間違っていたかを親子で語り合えるのも楽しみになるでしょう。 ●アダルト度 ☆☆☆☆☆悪人も出てきますが、ハリー・ポッターのような怖さは感じません。ハッピーエンドですから、安心して読めます。…

軽くてユーモアがあるパラノーマルロマンス-The Mediatorシリーズ

著者:Meg Cabotヤングアダルト/パラノーマル/ロマンス(やや) 初心者でも簡単に読めるパラノーマル・ヤングアダルト本 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=0060725117&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS1=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=0060725117 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=4652077572 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=4864910189 今日は初心者でも気軽に読める娯楽作品をご紹介します。 The Mediatorシリーズの主人公は女子高生のSuze。彼女には幽霊が見えるだけでなく会話をする能力がある。母の再婚でニューヨーク市からカリフォルニアに移住したところ、彼女の部屋には19世紀に死んだハンサムな幽霊のJesseがすでに住み着いていた。第一話Shadowland (Book 1)では、Suzeと義理の兄弟が通う高校にボーイフレンドにふられて自殺した女子高生の幽霊が出没する。Suzeはメディエーターとして恨みから殺人や破壊をたくらんでいる幽霊に成仏するように働きかけるが、思わぬ危険が待っていた。 幽霊のJesseとのロマンスやユーモアある軽いタッチが女子中学生・高校生に人気。 この本を希望者の中から抽選で1人にプレゼントします。締め切りは3月16日(月曜日)午前0時.申し込みはこちらで。 ●ここが魅力!Princess…