Month: May 2009

Book Expo America報告-ツーリスト体験

BEA 09の第一日目にプロのニューヨーカー半日体験で見事に失敗したので、二日目の土曜日は「おのぼりさんツーリスト体験」に切り替えました。私にはこっちのほうがあっていたみたいで、偏頭痛は薬なしにすっかり解消!寝不足でも元気に楽しめました。 昨日ゲットした本のひとつは本ブログで何度もしつこくお話したGraceling のprequelであるFire. これは10月に発売予定なので、娘とその友達から感謝されること間違いなし!もうひとつ、これも彼女たちが好きな作家Libba Brayの9月発売予定の新作Going Bovineの獲得にも成功しました(こんなことで喜ぶこと自体が悲しい今年のBEAです)。 さて、不況の中で各出版社が新たにエネルギーを注いでいるのがYAファンタジーの分野です。Twilightの影響でどこもかしこもパラノーマルロマンス。かのハーレクイーン社も新たにHarlequin Teenというセクションを設けたようです。これについてもまた後ほど詳しくお話します。 また、ふだんニューヨークタイムズ紙ベストセラーで名前をよく見かけるけれども私の好みの分野ではないので読んだことがないロマンス作家のSherrilyn Kenyonがブースでサイン会をしているのをみかけたので、「ちょうどいいや」と試してみることにしました。お話ししてみると、とっても感じの良い女性。私はけっこう作家のキャラにひかれて読む人なので、ちゃんと読んでみようと思いました。 Wiley社のブースで出会ったのがうちのダンナの知人のMark Levy。彼の本は邦訳もされています。また、Markはマジックの天才で、Wiley社のMagic for Dummies…

Book Expo America中間報告-ニューヨーカー体験

Book Expo America2009年第一日目金曜日の印象は、「不況~!」。 無料で配られるARCsが最大の魅力だというのに、大手出版社も含めてほとんど無料配布をしていないのです。おおっぴらに配らないだけでなく、ふだんだったらプレスに対しては「どうぞ、どうぞ、これもお持ちください」という感じなのに、「ご希望のものがあれば、後で送りますから名刺を残してください」という慎重さ。絶対に入手してやるぞ!と決意していたThe Hunger Games の続編Catching Fireは私が到着した正午には1日分がなくなっていて、「明日来て」と言われたのですが、「それをなんとか。。。」としつこくお願いしてようやく入手しました。それも、「このサイン(表紙の鳥のマーク)は何?」というテストつき。なんとか合格しましたが、そんなのって初めてですよ!私の元義理の妹で図書館員のジェンは、「こんなにひどいBEAは初めて。1日を無駄にした」と憤りが収まらない様子。 それでもどうにかいくつかの注目作品を入手しましたので、それについては後日ゆっくりとご報告いたします。そのうちのこれは著者2人とも「日本で売れるといいね」と語りあった私ごのみの作品です。 http://rcm.amazon.com/e/cm?t=yofaclja-20&o=1&p=8&l=as1&asins=0615189644&md=10FE9736YVPPT7A0FBG2&fc1=000000&IS1=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 コスモピア社が発行している「多聴多読マガジン」の大東さんというすてきな編集者にお会いしたのが、昨日のメインイベントでした。これについてもまた後ほど。 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=B0026KWBBI&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS1=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 ボストン近郊の森の中で野生の鹿とターキーに囲まれて生活している田舎者の私には、ニューヨーク市の編集者たちの生活はまるでSFか近未来ファンタジーのようです。最近はテレビでしか味わえないその生活を半日体験させていただきましたが、その結果は悲惨でした。 午後5時くらいからうちのダンナとWiley社の編集者2人のお誘いでビールを飲み始め、そこから別のバーに移って作家が何人か合流し、何人かが加わったり離れたりして、さらにビールが…。映画に出てきそうな小さくて暗いバーでは、謎の人物が私たち7人にドリンクをおごってくれたのですが、それが誰で何が目的なのか最後まで謎のまま。もうひとつの謎は、そこが「ゲイバー」かどうか。ニューヨーカーに分からないものが私に分かるはずはありません。 ようやく午後9時から徒歩でCakeのコンサートに。深夜すぎに就寝して午前3時45分に起床してNY市に来て、BEAで歩き回ったうえにこれです。足は痛いわ、途中でものすごい偏頭痛がしてくるわで、盛り上がっている人々を後に早退宣言をし、すっかりParty…

壁に閉ざされて忘れ去られた花園に潜む家族の謎-The Forgotten Garden

作者:Kate Morton Atria 2009年4月7日(米国) 文芸小説/歴史小説/ミステリー 1913年、幼い少女が英国からオーストラリアに向かう客船にひとり取り残される。小さなスーツケースのほかに何の身分証明も持たない少女はオーストラリア人夫婦にNellと名づけられ、成人するまですっかり過去を忘れ去っていた。

トルストイブームがやってくる

来年2010年は、トルストイの死去からちょうど100年。 今年には、トルストイの晩年の葛藤を描いた映画「The Last Station」が発表され、来年にはAlma Publisherから悪妻で有名なSofiaの日記The Diaries of Sofia Tolstoyが出版される予定です。映画ではあのヘレン・ミレンがSofia役だそうです。 Alma版はあまり学問的ではなく一般人に読みやすいように編集されるとのこと。レオ・トルストイの悪口がいっぱい書いてあるようで、そういう意味では現在の暴露本的ですね。

Yukari’s Review Policy

I’d love to review your book in Japanese (and sometimes in English on Amazon.com)! Sadly,…

ブログオープン5ヶ月記念にデザインを変えてみました

ブログを開設してから5ヶ月が経ちました。ということで、ちょっと気分転換でデザインを変えてみました。ホントはオリジナルのイラストを考えていたのですが、機械オンチなものでうまくアップできなくて、後回しにしました。 今週末はニューヨーク市でのBook Expo Americaに参加してきます。ちょっとアップが遅れるかもしれませんが、来週は新情報を満載したいと思います。 お楽しみに!

ブログオープン5ヶ月記念にデザインを変えてみました

ブログを開設してから5ヶ月が経ちました。ということで、ちょっと気分転換でデザインを変えてみました。ホントはオリジナルのイラストを考えていたのですが、機械オンチなものでうまくアップできなくて、後回しにしました。 今週末はニューヨーク市でのBook Expo Americaに参加してきます。ちょっとアップが遅れるかもしれませんが、来週は新情報を満載したいと思います。 お楽しみに!

Wiley社がオンライン・マーケティングとソーシャルメディアのハウツー本シリーズをスタート

アメリカで超人気の初心者向けハウツー本シリーズ「for Dummies」でおなじみのWiley社(John Wiley & Sons, Inc)が、激しく移り変わるオンライン・マーケティングとソーシャルメディアの領域で普通の人々でも容易に始められるThe New Rules of Social Media book seriesというシリーズをスタートします。 アイディアの主であり、著者の選択と監修にあたるのは、以下のWiley社のプレスリリースが“最も影響力を持つマーケティング戦略家のひとり(one of…