Month: December 2009

proReaderのQUE、2010年1月7日デビュー決定!

 Plastic Logic社の電子書籍リーダー(PL社はproReaderと呼んでいる)QUEのデビューが公式になりました。Plastic Logic社からのプレスリリースによると、ラスベガスで開催される「Consumer Electronics Show」にてデモを含めた詳しい内容を公開するとのことです。 Plastic Logic社が「世界初のproReader」と強調するproReaderとは何でしょう? これは、電子書籍を読むことが中心で、それに新聞と雑誌が加わっただけのKindleやNookなどのe-Readerに対して、PDFのみならず, Word, PowerPoint, Excel などビジネスで必要なファイルもダウンロードでき、書き込みなどもできるというプロビジネス/学術なツールなのです。 プロビジネス/学術の姿勢は「戦略的コンテントパートナーシップ」にも反映しています。小説などの電子書籍は米国最大手のチェーン書店バーンズ&ノーブルからの購入ですが、世界最大の科学技術雑誌「Popular Science」、MITの「Technology Review」などのほか、…

米国のトップ実践的先駆者たちが寄稿した「What Matters Now」の無料ebookダウンロード

マーケッティング分野の本で日本でも人気のSeth Godin(セス・ゴーディン)が、米国の種々の分野で活躍する74人(72組)の著名人に呼びかけ、「What Matters Now」というeBookの無料配布を企画しました。ブログをメインストリームにしたArianna Huffington、ベストセラー作家のElizabeth Gilbert、オライリーメディア創立者のTim O'Reillyなどが「来るべき新年に何を考え、どんな行動を取るべきか」というテーマで1ページずつ寄稿しています。分野は異なれど、「Thought Leader(実践的先駆者)」としてまとめることができるかもしれませんね。 寄稿者は下記のとおりで、ゴーディンが選択しただけあってさすがの顔ぶれです。 米国と日本では知名度が異なると思いますので、このうち何人ご存知か試してみてください。 無料ebookのダウンロードはDavid Meerman Scott(今回が初めての方のために情報公開:私の夫)、あるいはSeth Godinのブログサイトでどうぞ! 寄稿者の例:…

私流クリスマスプレゼント

私はクリスチャンではないのですが、クリスマスはファミリーイベントなので避けて通れません。長年プレゼントをどうするのかで頭を悩ませてきました。 だいだい、クリスマスプレゼントというのはすでに無意味な存在です。中流家庭でも質素節約が当たり前で欲しいときに欲しい服や玩具を買えなかった時代には、1年に1度贅沢な品物を贈り合うことが家族への愛情や感謝の表現だったので、重要さは分かります。 でも、今の子は上流家庭でなくても普段から裕福すぎるほど裕福な消費生活を送っています。大人も(借金がある人でも)思いついたときに欲しいモノを購入します。そういう既に持ちすぎている人々に「クリスマスだから」という理由で相手が好きかどうかもわからない高価なモノを買うのはいかがなものか、と私は思うのですよね。そうでなくて、普段の生活でふと面白いものを見かけて「きっとあの人はこれが気に入るだろうな」と思ったときに買って贈るというのが私の好みなんです。そういうモヤモヤがたまっていたので、夫の家族を徐々に説得して大人同士のプレゼントはやめることになったのですが、子供のプレゼントは避けるわけにはゆきません。 でもね、アメリカ人の甥や姪たちは、普段から私よりも裕福な生活を送っています。それに散らかるのが大嫌いなある弟夫婦の豪邸では、玩具を与えても数ヶ月以内に処分されてしまうと分かっています。以前幼い姪が私の娘がかつて集めていた恐竜やは虫類のぬいぐるみを「欲しい、欲しい」と何度も催促するので新品同様のものだけを選んで送ったことがあります。次の機会に家を訪問したとき、どこにもそれらのぬいぐるみが見当たらず、持ち主だった娘は「捨てるのであれば返してくれればいいのに」とムッとしていました。それだけでなく、近年は「プレゼント希望リスト」が回ってくるようになりました。姪や甥たちの「サンタへの希望リスト」から選んで買うというシステムです。アメリカでは結婚のお祝いがこの形なので最近ではそれを子供の誕生日やクリスマスプレゼントでも平気で使うようになっているみたいですが、これもどうでしょうね。私は感心しません。 普段から欲しいものを指差せば何でも買ってもらえる甘やかされた子供たちに、クリスマスだからといってさらにショッピングリストを作らせ、他人に買わせるというのは教育として間違っていると私は思うのですよ。だから私はリストが回って来ても、無視して家族で遊べるボードゲームや本を勝手に選んで贈るようになりました。彼らが思いつかないもので、私が貰ったら嬉しいだろう、というのが選択の条件です。 というわけで、今年私が姪や甥たちに選んだプレゼントのいくつかをここでご紹介しましょう。 Percy Jackson and the Olympians 化粧箱入りハードカバー5冊セット http://rcm.amazon.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=yofaclja-20&o=1&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&md=10FE9736YVPPT7A0FBG2&asins=1423119509 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&asins=1423119509 Percy Jackson…

不思議の国のアリスと作者キャロルの間に何があったのか?ーAlice I Have Been

368ページ(ハードカバー) Melanie Benjamin Delacorte Press 2010年1月12日発売予定 歴史小説/文芸小説 「不思議の国のアリス」にわずかでも興味を抱いたことのある人であれば、作者のルイス・キャロルが実際は数学者のチャールズ・ドジソン(Charles Dodgson )で、アリスにも実在のモデルがいたことを知っているだろう。そして、ドジソンに「小児性愛者」の疑惑があったことも。 これまで数々の研究や小説化が試みられて来たが、それらは常にドジソンを中心にしたものだった。作者のMelanie Benjaminは、初めてアリスの立場から「不思議の国のアリス」に運命を変えられてしまった女性の人生を描いている。 80歳になったAlice Liddell Hargreaves(アリス・リデル・ハーグリーヴス)は、夫の死後陥った経済的危機から逃れるために幼い時Charles…

Apple Tabletの発売は2010の春?

噂ばかりでなかなか本物にお目にかかれない電子書籍Apple Tabletですが、またも昨日ネットで噂が盛り上がりました。InformationWeek.comのまとめによると、発売は3月か4月。しかも1月に百万ユニット生産という強気です。サイズは横が10.1インチ(25.6cm)。スクリーンディスプレーはiPhoneのLCDと同様のテクノロジーでちょっと高めののOLED。書籍販売はiTuneストアで、出版社の取り分が70%という30/70方式でアマゾンと同じですが独占契約でないところがアマゾンよりもオープンな姿勢です。 Kindleが怯えるべき相手は、バーンズ&ノーブルのNookではなく、アップルのタブレットだと思います。なぜかというと、AmazonもAppleもビジョンがある会社だからです。

ジェフリー・アーチャー復活!しかも大物作家として

ジェフリー・アーチャーという名前を聞いて即座に「百万ドルを取り返せ(Not a Penny More, Not a Penny Less)」を思い出す人はたぶん私の年代以上でしょうね。もしかしたら洋書読みでも知らない人のほうが多いかも… あんまり胸を張って威張れることではないのですが、アーチャーは私にとってはなじみ深い存在です(と一人で恥じ入る)。以前「洋書ファンクラブ」でお話ししたように、二十歳そこそこの私が初めて英語で読んでいることを自覚せずに洋書の読書体験を楽しむことができたのが「Not a Penny More, Not a Penny…

第一回「これを読まずして年は越せないで」賞優勝作品推薦者ムルハウザーさんから、受賞の言葉

皆さん、ありがとうございました。 賞の名前こそ「これを読まずして年は越せないで賞」ですが、もちろん、読まなくても年は越せます(キッパリ!)しかしながら、年を越してからでも構いませんから、ぜひ、”The Forgotten Garden’ を早めの読書予定に!それこそ、ページを繰るのももどかしいを体感できますよ。 いまさらながらですが、 冒頭の第4章までを読むことができます。 疑り深い、いや慎重な読者はお試しあれ! なお、最近知ったのですが、”The Forgotten Garden’ の前作であり、Kate Mortonの処女作でもある’The House at…

2009年度「これを読まずして年は越せないで賞」決定!

第一回優勝作品はこれです! The Forgotten Garden 推薦者はムルハウザーさんです。おめでとうございます!作品の詳しい内容は私のレビューをどうぞ! ムルハウザーさんの受賞の言葉 第2位はThe Girl Who Played with Fireです! 推薦者はちょこさんとkamekichiさんです。作品の詳しい内容は、私のレビューをどうぞ 3位以降ですが、下記のように点数の付け方によって順位が変わる大接戦になってしまいました。特に第二選択で堂々の1位になったPoison Studyが3位入賞を逃してしまったのは気の毒です。ということで、今年は太っ腹に決勝に残った作品の推薦者全員にプレゼントを差し上げることにしました。…