Month: September 2010

アガサ・クリスティの短編集

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やはりオプラが選んだのはFreedomだった(+作家たちの論争)

先日オプラがフランゼンのFreedomをブッククラブの最後の本として選ぶかどうか、という話題を提供しましたが、さきほどの発表で、正式にFreedomだったことが判明しました。

オプラは最後のブッククラブにフランゼンのFreedomを選んだのか?

 トークショー司会者のオプラ・ウィンフリーがブッククラブに選んだ本は、必ずミリオンセラーになることで有名です。選ばれた本にはオプラのお墨付きマークが付き、全国の書店の最も目につく場所に山積みにされます。  

ミステリー作家として成熟したLisa Ungerの最新作 Fragile

Lisa Unger336ページ(ハードカバー)Crown2010/8/3発売ミステリー http://rcm.amazon.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=yofaclja-20&o=1&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&md=10FE9736YVPPT7A0FBG2&asins=0307393992 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&asins=0307393992 ニューヨーク市から100マイル(約160km)離れた静かな町Hollows(架空の地) に住む心理療法士のMaggieと刑事のJonesの夫婦は、17歳の息子Rickの教育方針で同意することができない。Jonesは、ロックバンドを作り、 タトゥを入れ、精神的に不安定なガールフレンドを持つRickを徹底的に批判するが、母親のMaggieは息子の良いところに目を向けて理解しようとする。

グレアム・グリーンのが英国でいっせいに電子書籍として発売へ

Brighton Rock, The Quiet American, Our Man in Havana, The End of the Affairなどで有名な英国作家Graham Greenの小説24作が10月2日に(ランダムハウス社より)電子書籍として英国で販売になります。Kindle,…

2010年ブッカー賞最終候補決定!

2010年ブッカー賞(Man Booker prize)の最終候補が決定しました。 以下の6作です。

ある中流階級の家族を通じて自由の国アメリカ合衆国の現代を描いた大作 Freedom

Jonathan Franzen 576ページ(ハードカバー) Farrar Straus & Giroux 2010/8/31刊行 ●筋書きをあまり知りたくない方への短いバージョン Patty, Walter, Richardの3人は、大学時代に知り合う。バスケットボールの花形選手で競争心が強いのに自己評価が低いPatty、Pattyに惚れ込む善良なWalter、Walterの善良さを愛する親友のくせに彼が好きになった女の子に手を出しては捨てるロックミュージシャンのRichard。愛情と競争心で繋がる3人の複雑な関係は、PattyとWalterが結婚した後もくすぶり続けている。

フランゼンの新作Freedomを発端にした文学論争

The Correctionsで米国文学界での地位を確保したJonathan Franzenの新作Freedomは、発売前から多くの文芸評論家たちが絶賛していました。マーサズビンヤードで休暇を取るオバマ大統領が休暇中に読むためにARCを受け取ったというニュースも米国の文学界で話題になりました。 もうひとつ話題になったのが、ニューヨークタイムズ紙の名物書評家ミチコ・カクタニの書評に対する女性作家の批判です。 発端になったのは、ベストセラー作家Jodi Picoultの次のようなツイートです。 それに加わったのが、これまたベストセラー作家のJennifer Weinerです。ツイッターで#franzenfreudeというハッシュタグを作って読者との意見交換を始めた彼女は、こんなツイートをしています。 彼女たちの言い分を大雑把にまとめると、ニューヨークタイムズ紙の文芸評論は、白人男性(特にニューヨーク在住)の作家には大変甘く、chick litやロマンスなど商業的な文芸作品を書く女性作家を見下げ、無視している、というものです。 【追記】これだけだとウェイナーやピコーが一方的にフランゼンを攻撃していてアンフェアだと思われるかもしれません。ですが、フランゼンは多くの場所でミソジニーな発言を繰り返しているのです。たとえば20世紀初頭に活躍した女性作家のイーディス・ウォートンの生誕150周年を祝うニューヨーカー誌のエッセイで、ウォートンが美しくなかったことや、それが彼女のセックスレス結婚、ひいては作品に影響を与えたことを示唆しました。女性の容姿と作品をつなげるような彼の発想は発言のあちこちにあり、女性の図書館司書の間ではフランゼンへ敵意を抱いている人はかなりいるようです。ブックエキスポでフランゼンの新作のARCを抱えていただけで、見知らぬ図書館司書から「あなた、彼の作品なんか読むの?」と喧嘩腰で質問されたこともあります。 知人がフランゼンの教え子だという関係から、(めったに人前に出ない)フランゼンの講演を聞いたことがあります。その時の彼の印象は、傲慢というよりもシャイで職人気質、という感じでした。けれども、文学界が好みそうな、商業的文学を拒むプライドの高さも感じました。 これらのことを念頭に、私はFranzenのFreedomを、やや懐疑的に読んでみました。 その感想は、こちらでどうぞ。