Category: ★★★★(英語ネイティブの普通レベル)
Silent in the Graveのロマンスに決着がつく第3巻-Silence on the Moore
Deanna Raybourn2009年3月歴史ミステリー/ロマンス(でもハーレークイン式のロマンスではありません) http://rcm.amazon.com/e/cm?t=yofaclja-20&o=1&p=8&l=as1&asins=0778326144&md=10FE9736YVPPT7A0FBG2&fc1=000000&IS1=1<1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=0778326144&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS1=1<1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 BrisbaneはヨークシャーGrimsgraveにある旧家の館を買い取り、改装を助けるというJuliaの姉Portiaの申し出を受け入れるがJuliaは連れてくるなと強調する。その後、Portiaの訪問すら断るBrisbaneの手紙が届き、彼の精神状態を案じたJuliaたちはヨークシャーに向かう。
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自傷癖があるヒロインが主人公のミステリー-Sharp Objects
Gillian Flynn 2006年9月初版 ミステリー/心理サスペンス シカゴの三流新聞の記者Camille Preakerは、心理的なトラウマから自傷で精神病院に入院していたこともある。トラウマの原因が存在する故郷のWind Gap(ミズーリ州)には長い間帰省したことがなかったが、その町で少女の連続殺人が起こる。殺害された少女たちの遺体からは歯が引き抜かれていた。インサイダーとしてのスクープを狙う編集者に取材に行くように命じられたCamilleは自分の精神状態が不安定になることに怯えながらも故郷に戻り、長年避けてきた母と異父妹のAmmaに再会する。
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イノセントに無知を決めこむ英米社会への重い問いかけ-Burnt Shadows
Kamila Shamsie2009年4月28日発売Picador384ページ文芸小説/戦争・歴史 http://rcm.amazon.com/e/cm?t=yofaclja-20&o=1&p=8&l=as1&asins=0312551878&md=10FE9736YVPPT7A0FBG2&fc1=000000&IS2=1<1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=0312551878&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS2=1<1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 Amazon Vine™ Programで得た本(それについてはこちらを)English Review (あらすじ)1945年、長崎に住む田中ひろこ(Hiroko Tanaka)は、東西の文化が調和を持って暮らすことを夢見る研究者でアーティストのドイツ人Konradと結婚の約束をするが、Konradは原爆でただの岩に残った影となり、Hirokoの背中にはそのときに羽織っていた着物の鶴が火傷として残る。日本で被爆者として扱われることに耐えられなくなったHirokoはインドのDelhiに渡り、Konradの異母姉Elizabeth(Ilse) Burtonを訪ねる。ElizabethはHirokoに深い親しみを覚えてずっと手元におきたいと思うが、弁護士の夫Jamesの元で働くムスリムの現地人Sajjad Ashrafに競争心と嫉妬を覚える。一連の出来事の結果、SajjadはBurton一家と決別し、Hirokoとともに1947年に新たに誕生したパキスタンに住み着くことになる。 長崎の原爆投下を起点に、パキスタン誕生、旧ソビエト連邦のアフガニスタン侵攻、2001年同時テロ、といった人類の争いと死の歴史を、Burton家が代表する西洋文化に対して、Tanaka/ Ashraf家が代表する東洋文化の立場から小説の形で鋭く問いかける。 あのサルマン・ラシュディが”Burnt…
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お誕生日おめでとう!コナン・ドイル150才
今日(5月22日)は世界で最も有名な私立探偵(のひとり)シャーロック・ホームズの生みの親アーサー・コナン・ドイルの誕生日です。「Wuthering Heights(嵐が丘)」や「Pride and Prejudice(プライドと偏見/高慢と偏見)」がそれ以降のロマンス小説に影響を与え続けているように、いまだにホームズは他のミステリーの中で生きています。久々にホームズの作品を読むと、状況説明の場所で文章をやたら長くひっぱる傾向がありますし、回りくどい言いまわしに「この当時の人は本当にこんなに面倒くさい話し方をしたのか?」とあきれたりもしますが、そのうち「この言い回しは他の作品でパロディのように使われている」と気づいて面白くなってきます。たぶん、歴史小説や歴史ロマンスを書く作家のお手本になっているのでしょう。もちろんホームズのキャラも多くのヒーロー像に影響を与えていますから、そのあたりも興味深いところ。 楽しめそうかどうか、The Hound of the Baskervillesのサンプルでお試しください。 http://d.scribd.com/ScribdViewer.swf?document_id=9627709&access_key=key-26v2ftg3gq2knugkt907&page=1&version=1&viewMode= Publish at Scribd or explore…
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今注目の11歳の少女が主人公のミステリー The Sweetness at the Bottom of the Pie
著者:Alan Bradley 2009年4月 ミステリー(1950年英国が舞台) むかしの英国が舞台のミステリーって、必ずといっていいほど紅茶とお菓子が出てきますよね。私が英国ものに弱いのは、そのせいもあるかもしれません。この本にFortnum and Masonのアッサムティーの温めなおしをInspectorに出すシーンがあるので、私もTaylors of Harrogateのアッサムティーの温めなおしを飲みながら書くことにします。 (あらすじ) 第二次世界大戦後の1950年の英国の小さな村Bishop Laceyが舞台。この地方の旧家de Luceの11歳の末娘Flaviaは、エキセントリックな大叔父と亡くなった母親が残した化学の実験室で毒の実験をするのが趣味だ。愛する妻を失ったFlaviaの父は切手蒐集の趣味に没頭し、17歳と13歳の姉たちは異性や本の世界に心を奪われていて誰も彼女の相手をしてくれない。ひとりだけFlaviaを気にかけてくれるのは戦時中に父の部隊で一緒に闘った庭師のDoggerだが、彼はトラウマの後遺症でときどき奇妙な言動を取る。 ある日、屋敷にくちばしに1ペニー切手をつけた死んだJack snipe(シギの一種)が届き、Flaviaの父は青ざめる。Flaviaはその日父を尋ねた謎の人物が翌朝庭で息を引き取る場面に立ち会う。殺人罪で逮捕された父のぬれ衣をはらすために、Flaviaはひとりで探偵を始める。…
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2009年ピューリッツアー賞受賞作-Olive Kitteridge
Elizabeth Strout 2008年3月発売 文芸小説/短編集 米国北東部メイン州の沿岸の小さな町Crosbyを舞台に、数学教師Olive Kitteridgeを軸に繋がる13の短編集。 大柄のOliveは、町の住民たちから気性が激しく、寛容がなく、頑固で批判的だと思われている。町の小さな薬局を経営する薬剤師の夫Henryは温厚な人物として誰からも親しまれているが、夫の善人ぶりはかえってOliveを苛立たせるだけだ。最初の短編「Pharmacy」では、中年にさしかかったOliveとHenryが別の異性に惹かれる微妙な心理を描いており、読者はHenryに同情心を覚えずにはいられないだろう。だが、OliveとHenry以外のCrosbyの住人を主人公とする短編で脇役として登場するOliveからは異なる人物像が浮かんでくる。現実世界では人とはそういう複雑なものである。読み進むうちに彼女の毅然とした批判精神に対して反感と同時に尊敬も抱くようになり、老齢に達した孤独なOliveのほのかな恋を描いた最後の短編「River」では、(たぶんOliveのひとり息子が感じているように)彼女の欠陥をすべて受け入れたうえで幸運を祈らずにはいられないだろう。 鬱、自殺、親子関係、不倫関係、老化といったテーマを扱った短編はそれぞれが独立したストーリーで、Stroutの卓越した語りに吹き出したり涙ぐんだりしながら、いつのまにか、これまで会った人々を思い出し、自らの人生を振り返っていた。熟練した文芸作品でありながら気取ったところがなく、深い人間理解に基づく優れた短編集である。 ●ここが魅力! 有名な賞の受賞作は疑ってかかる癖があるのですが、久々に心底「これは受賞に値する!」と同感した作品です。3日間連続で睡眠時間5時間以下の寝不足だったにも関わらず深夜まで読みふけってしまいました。 最初にこの本でOliveに出会ったとき、あまりにも好感が抱けなくて「え~、これが主人公!」とがっかりしましたが、読み進めるうちにしだいに彼女に興味を抱くようになりました。Oliveだけでなく、わずかな希望や愛を求める普通の人々の悲喜劇に同情し、最後にはOliveに友達として電話をかけてあげたくなりました。 こういうことを感じさせてくれる文芸作品がPulitzer Prize(ピューリッツアー賞)を受賞したことを嬉しく思います。 ●読みやすさ ★★☆☆☆ 文章そのものは簡潔で難解ではありません。…
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hauntingという形容詞がぴったりくるThe House of Riverton
Kate Morton 2008年4月(米国) 歴史小説/文芸小説 若き詩人R.S. Hunter の悲劇的な自殺を描く映画の製作者が、現場にいた者のなかで唯一の生存者である98歳のGraceに接触してくる。それをきっかけにGraceは忘れたかったRiverton Houseのことを思い出す。 第一世界大戦前の1914年の英国。母子家庭で育った14歳のGraceは、母が以前奉公していたRiverton Houseで住み込みのメイドになる。上流階級の者は使用人を人間として考慮しないのでGraceは透明人間のように家族の多くの秘密を目撃するようになる。無口な母との孤独な生活に慣れていたGraceが強く惹かれたのは、館の主Lord Ashburyを訪問していた孫のDavid, Hannah, Emmelineと彼らの秘密の遊び「The Game」だった。Hannahと同い年のGraceは、使用人の立場は超えないもののHannahの秘密の守り人として特別な親密さを与えてもらう。 Davidの高校の友人Robbie…
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オンライン無料購読-ネビュラ賞受賞作Red Mars
期間限定でネビュラ賞受賞作のSFの傑作Red Marsを無料で読むことができます。この機会をお見逃しなく!これは3部作の第1巻で、第2巻のGreen Marsはヒューゴ賞を受賞しています。読みやすさは★★☆☆☆程度です。 (注:本ブログでご紹介するのは、著者または出版社のキャンペーンとして無料になっているもの、あるいは著作権が消失したものです。キャンペーンが終了するとこのページでも読めなくなりますので、ご了承ください) スクリーンの右肩の□でフルスクリーンにすると読みやすくなります Red Mars by Kim Stanley Robinson (full book)http://d.scribd.com/ScribdViewer.swf?document_id=12930958&access_key=key-21ov9bi81hgpsr75v2xa&page=1&version=1&viewMode= Publish at…


