Month: October 2009
アーヴィングのダイハードなファンのための新作ーLast Night in Twisted River
John Irving576ページRandom House 2009/10/27発売(来週火曜日)文芸小説/現代小説 http://rcm.amazon.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=yofaclja-20&o=1&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&md=10FE9736YVPPT7A0FBG2&asins=1400063841 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&asins=1400063841 The World According to Garp (ガープの世界)で有名なアーヴィングの4年ぶりの新作。 1954年、ニューハンプシャーの木材伐採作業地にあるTwisted RiverでAngel Popeと名乗る新人の若者が事故で死ぬ。それは伐採集落の料理人…
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Wiley社のソーシャルメディア入門シリーズ本日スタート
For Dummiesシリーズで有名なWILEY社が、最近注目のソーシャルメディアの入門シリーズを開始しました。その名もThe New Rules of Social Mediaシリーズです。 そのシリーズ第1冊目がこれ、Inbound Marketingです ご希望者の中から抽選でお2人様にプレゼント。ご希望の方はコメント欄にお名前をどうぞ。 http://rcm.amazon.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=yofaclja-20&o=1&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&md=10FE9736YVPPT7A0FBG2&asins=0470499311 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&asins=0470499311 Inbound Marketingはネットでの集客を狙う初心者向けのマーケティング指南書です。既にTwitterを使っている人にとっては想像しにくいことでしょうが、インターネットそのものに慣れていない人にとってGoogleとかTwitterは外国語以上に不可解なもののようです。ネットの海原ですいすい泳いでいる人々を見て「今さら自分がここに入り込むのは無理だ」と臆病になってしまうようですね。このInbound Marketingは、そんな人々が対象です。どのようにしてインターネットの世界で自社や自分の売りたいものを見つけていただくのか、そういったことをひとつひとつ説明しています。…
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自分自身をモルモットにした奇想天外体験ユーモアエッセイーThe Guinea Pig Diaries
A. J. Jacobs256ページSimon & Schuster 2009/9/8発売エッセイ/ユーモア http://rcm.amazon.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=yofaclja-20&o=1&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&md=10FE9736YVPPT7A0FBG2&asins=1416599061 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&asins=1416599061 しばらく文芸小説が続いたので、このあたりで軽い読み物をご紹介します。ユーモアにもいろいろありますが、私が一番好きなのは頭が良い方が書いた「のほほん」としたものです。子供のころ遠藤周作が狐狸庵として書いた作品のファンだったと言えば、年配の方はご想像がつくのではないかと思います。 この Guinea Pig Diariesはアメリカ人が書いたものですが、頭が良い方の「のほほん」ユーモアということで狐狸庵先生の作品と共通したところがあります。作者のA. J. JacobsはEsquireという男性雑誌のシニア・エディターで、彼がそこに連載しているユーモアエッセイのターゲットは男性です。けれども、女性が読んでも「男の人ってふだんこういうこと考えてるのね」と楽しめるユーモアです。…
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マーガレット・アトウッドが国際的な作家としての地位を確立した代表作ーThe Handmaid’s Tale
Margaret Atwood 320ページ(ペーパーバック) Anchor 1985年初版 文芸作品/SF(アトウッド本人はScience FictionではなくSpeculative Fictionと呼んでいる) 1987年アーサーC.クラーク賞受賞作、1985年カナダ総督賞受賞作、1986年ブッカー賞最終候補 私が差し上げたいノーベル文学賞残念賞その2 男性優位主義、神権主義、懐古主義、人種差別者の武力グループが大統領と議会全員を同時殺害するクーデターを起こし、かつてのアメリカ合衆国は、Republic of Gileadという神権国家となる。 Gileadでは女性は劣った性とみなされ、人権はおろか、文字を読み書きすることも禁じられる。女性はカテゴリーによって色わけされている。女性にとって最も高い地位は軍隊の司令官の妻で青いドレス、上流階級の娘たちは次に高い地位で白いドレスを着ている。身体の線がまったく見えない赤いドレスに視界を覆う帽子をかぶらされているのはHandmaidと呼ばれる「出産」が専業の若い女性たちである。 環境汚染などの理由で出産率が激減しているGileadでは、子を持つことは司令官夫婦だけの特権である。子宝に恵まれない夫婦が多いのだが、男性優位主義で懐古主義のGileadでは、それは自動的に妻が原因とみなされる。そこで、これまでに子供を産んだことのある女性が種々の理由で逮捕され、司令官夫婦にHandmaidとして支給される。…
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私が差し上げたいノーベル文学賞残念賞ーMargaret Atwood
実は私、Margaret Atwood(マーガレット・アトウッド)が2009年のノーベル文学賞を受賞するとけっこう本気で信じていました。ギャンブラーだったらオンラインカジノで賭けてたかも…。「そろそろ北米と女性の番」だというのが単純な理由です。ノーベル文学賞の選考委員たちは米国の文学シーンが嫌いだけれどカナダなら許せるだろうと。その基準を満たしている作家の中では政治的メッセージの強い作品を書き続けているアトウッドが一番近いのではないかと思ったのです。実際に多くの評論家が強力な「穴馬」とみなしていました。 そういう見方だけでなく、Margaret Atwoodは、コンスタントに生み出す作品が文学賞候補になり、しかもベストセラーになる人気作家です。ブンガクなのに売れるというところが村上春樹に似た存在ですね。もうじき70歳という年齢ながらTwitterを軽くこなしてしまう好奇心と実行力も私の尊敬するところです。(写真はLos Angeles Timesの記事より) The Year of the Floodが出版された2009年は、アトウッドにとってはノーベル文学賞だけでなくカナダで最も権威ある文学賞のGiller Prize(ギラー賞)受賞の当たり年とみなされていましたが、Giller Prizeで最終候補に漏れ、数日後にノーベル文学賞も逃してしまいました。 せっかく私の中でノーベル文学賞が盛り上がっていたので、勝手ながらアトウッドの残念賞特集といたします。 初日の今日はまずAtwoodの代表作のご紹介です。後ほど、1冊ずつご紹介しますね(読んでないCat’s…
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2009年National Book Awards( 全米図書賞)最終候補作発表
2009年National Book Awardsの最終候補が決まりました。 追記(11/19日):受賞者決定!そのニュースはこちら。 フィクション部門: American Salvage by Bonnie Jo Campbell http://rcm.amazon.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=yofaclja-20&o=1&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&md=10FE9736YVPPT7A0FBG2&asins=0814334121 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&asins=0814334121 Let the…
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「音楽と愛における理想と現実の狭間」を描くカズオ・イシグロの短編集 ー Nocturnes
Kazuo Ishiguro240ページFaber and Fabe英国では2008年5月7日発売。米国では2009年文芸小説/短編集 http://rcm.amazon.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=yofaclja-20&o=1&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&md=10FE9736YVPPT7A0FBG2&asins=0307271021 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&asins=0571244998 主人に仕えることを優先したために唯一の恋を成就しなかった昔気質の執事が主人公の「The Remains of the Day」のことをご存知の方は多いと思います。映画化もされましたので、映画だけをご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。ところが、長崎生まれの日系英国人作家のKazuo Ishiguroがその後に発表した長編のWhen We Were OrphansやNever…
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心暖まる獣医物語のクラシック—「All Creatures Great and Small 」
二十数年前、ロンドン郊外でホームスティすることになった。ホストは30代のキュートなカップルだった。妻のジャネットは60年代に有名だったポップ歌手のLuluに似ていることが自慢のフレンドリーな女性で、強いコックニー訛りがある夫のジョンからはシャイな優しさが感じられた。3人の子供と2匹の猫は初対面のときから私になつき、一人にさせてくれないほどだった。 ジャネットとジョンの家の中には独立したアパートメントがあり、そこにはジャネットの母親ルースが住んでいた。 中流階級出身らしく上品なルースの髪はまだ60代だというのに真っ白で、笑顔になっても眉間の深い縦じわは消えなかった。ふだん若い夫婦の生活に干渉しないルースと会話を交わすようになったきっかけは、皮肉なことにジャネットの家出だった。そのころには私もジャネットに多くの恋人がいることは知っていたが、まさかそのうちの一人と駆け落ちするとは予想もしていなかった。動揺し混乱する家族の中で、ただひとり黙々と日常作業をこなし続けたのがルースだった。夫の死後ひとりで花屋を経営しつつジャネットを育てたルースは、20年も前から娘の非行には慣れていたのだ。彼女の眉間の縦じわと真っ白な髪の理由が、このときなんとなくわかったような気がした。 家族の危機をきっかけに、ルースは頻繁に私をアパートメントに招待してくれるようになった。手作りのグースベリーパイやルーバーブパイと一緒に、ルースはRoyal Albert Old Country Roses のティーセットでもてなしてくれた。ルースのティーは、ジャネットがマグに直接ティーバッグを入れるものにくらべて格別美味しく感じたものである。 私が自分の家族を持って買いそろえたのは、Royal Albert Old Country Rosesのティーセットだ。あのティータイムで洗脳されてしまったのだ。それ以外にも私がルースに洗脳された英国の産物がJames Herriotである。…

