Month: August 2010

The Hunger Games三部作待望のエンディング Mockingjay

Suzanne Collins400ページScholastic2010/8/24SF/ファンタジー/YA/ディストピア http://rcm.amazon.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=yofaclja-20&o=1&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&md=10FE9736YVPPT7A0FBG2&asins=0439023513 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&asins=0439023513 YA(ヤングアダルト)分野のSFでありながら、スティーブン・キングに賞賛され、大人の間にもファンが広がったThe Hunger Games三部作がついに完結した。 The Hunger Gamesと Catching Fireの出来の良さゆえに、これがどんな終わり方をするのか不安を覚えつつ待っていたファンは多いだろう。今回ARCを入手しそこねた私は、プレオーダーしておいたので(忙しい最中だったが)発売日翌日から読み始めた。

男女の脳の差が男女差を作るの? The Male BrainとThe Female Brain

Louann Brizendine 脳科学/神経精神科/ノンフィクション   http://rcm.amazon.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=yofaclja-20&o=1&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&md=10FE9736YVPPT7A0FBG2&asins=0767927532 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&asins=0767927532 http://rcm.amazon.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=yofaclja-20&o=1&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&md=10FE9736YVPPT7A0FBG2&asins=0767920104 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&asins=0767920104 男女がなぜ理解し合えないのか?どうしてカップルはいがみ合うのだろうか?

米国での紙媒体と電子書籍での著者の取り分は?

 米国から入ってくる電子書籍に関するニュースに、「アマゾン対エージェンシーモデル」といったものがあります。米国の出版界には、エージェンシーなるものが存在してややこしいこともあり、日本に住む人にはなかなか想像しにくいところがあります。 たとえば、先日話題になった文芸エージェントのアンドリュー・ワイリー(Andrew Wylie)とランダムハウス社の論争です。まず、ワイリー氏が、自分の契約している作家のバックリスト(過去の作品)を、自社のOdyssey Editionsからアマゾンで電子書籍として販売すると発表しました。しかし、電子書籍というものが存在しなかったときに出版された古いタイトルでは、誰にその権利があるかが論争の的になることが明らかです。ワイリーエージェンシーの動きに憤ったランダムハウス社が、「今後はワイリー・エージェンシーと仕事はしない」と宣言したのですが、のちに両社は話し合いで合意に達しました(Daily Financeより)。 こういったニュースによく出てくる、誰の取り分が何%で、それがどんな意味を持つのかは、日本人には分かりにくいのではないでしょうか?というより、米国人で、しかも作家本人ですからよく分からないのが実際のところです(私も夫の支払い明細をいくら読んでもよくわからないというややこしさ)。 ですが、出版コンサルタントのMike Shatzkinが彼のブログThe Idea Logical で非常に分かりやすいリストを作ってくれました。上記のニュースも考慮に入れ、25%と40%のWhole SaleモデルとAgencyモデルを付け加えてくれているのが嬉しいところです。これが必ずしも正確とはいえないと思いますが、相当近いと考えて良いのではないかと思います。

SamsungがWHSmithとの提携で電子書籍リーダー発売

Samsungが、大手チェーンストアのWHSmithとの提携で8月26日に英国で電子書籍リーダーを発売します。 Samsung の電子書籍S60は新型キンドル同様に6インチのスクリーンですが、大きく異なるのが、スタイラスペンを使うことです。 スタイラスでメモを書き込むのは、キンドルの小さなキーボードを指で叩くよりも使いやすいかもしれません。けれども、これを持ち運ばなければならないのは面倒にも思えます。

人生の敗者復活戦への希望が生まれる旅行記 Eat Pray Love

Elizabeth Gilbert 352ページ(ソフトカバー) Penguin 2006年初版 エッセイ/回想録/旅行記 AERA English 10月号で推薦している作品のひとつ。 困難な離婚とその直後の辛い恋愛で心身ともにボロボロになった著者のElizabeth Gilbertが、スピリチュアリティと 幸福を求めて3つの国を旅する旅行記。 ようやく夫が離婚を承諾し本のアドバンス(前払い)を得たElizabethは、まず最初にイタリアを訪問する。彼女がイタリア語を勉強したかった理由はひとつ。それが美しい言語だからだ。精神的苦悩でやせ細っていたElizabethだが、食べること(Eat)を含めたイタリアの生活を満喫することで、人生を楽しむ心と体重を取り戻す。その後、彼女はインドに渡り、ヒンドゥー教の僧院(アシュラム)で瞑想を学ぶ(Pray)。そして、最後に訪れたバリ島で、思いがけない愛(Love)を見つける。

ベストセラー作家Seth Godinが爆弾宣言!「今後は従来の方法では出版しない」

私の夫が交流を持ち、本ブログにも何度か登場しているベストセラー作家のSeth Godinが、彼のブログで「Linchpin will be the last book I publish in a traditional way(私が従来の方法で出版するのは、Linchpinが最後です)」と宣言しました。 最新刊のLinchpinを含め、12冊の国際的ベストセラーを出版しつづけたSethは、以前から従来の出版方法の限界を語ってきました。ですから、決して意外ではないのですが、それでも実際に宣言されてみるとその重要性がずしんと響きます。 誤解されたくはないので、彼のブログ記事を最初から最後まで読んでいただきたいのですが、英語が読めない方のために簡単にまとめさせていただきます。

タフな少年時代を独自のユーモアで語る児童作家ダールの自伝 Boy

Roald Dahl1984年初版自伝/ユーモア http://rcm.amazon.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=yofaclja-20&o=1&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&md=10FE9736YVPPT7A0FBG2&asins=014241381X http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&asins=014241381X Charlie and the Chocolate Factory、James and the Giant Peach などの児童書で有名な英国の作家Roald Dahlの子供時代を語る自伝。

南アフリカの”いま”を感じさせてくれるミステリー:Thirteen Hours

Deon Meyer384ページ(ハードカバー)Atlantic Monthly press2010/9/7発売予定ミステリー http://rcm.amazon.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=yofaclja-20&o=1&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&md=10FE9736YVPPT7A0FBG2&asins=0802119581 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&asins=0802119581 南アフリカ ケープタウンの警部補(Inspector) Benny Griessel (Devil's Peakで登場)は、アルコール依存症のために妻から家を追い出され、別居生活を強いられている。この日まで156日禁酒しているが、毎日が誘惑との戦いである。