iPhone やiTouchで読めるe-book-Stanza

私は電子ブックKindleの熱烈ファンだが、iPhoneを持っていることだし、せっかくだからStanzaにも挑戦することにした。 アプリケーションは無料。そしてe-book界の王者を狙うランダムハウス社は、いくつかの小説・エッセーの無料ダウンロードを提供している。また、著者の死後一定の期間が過ぎて著作権が消滅したクラシックの数々も無料でダウンロードできる。アメリカの高校で授業に使われるドラキュラ、フランケンシュタインなども含まれており、いちいち本を持ち歩かなくてもどこでも勉強できるというのは魅力的だ。私も娘の楽器のレッスンや歯科の待合室でKindleや本を持たずに読書ができる。 もちろん画面が小さいので、Kindleに比べて老眼が始まる年齢のわれわれにはちょっとつらいところがある。もちろんフォントを変えることはできるが、しょっちゅうページを変えなくてはならないのは面倒だ。 同じ本をKindleとiPhoneにダウンロードしたので読み比べ、後に使い心地を報告しよう。

アスペルガー症候群の患者の視点から書いた型破りの回想録- Look Me in the Eye: My Life With Asperger’s

John Elder Robison 2007年 ジャンル:ノンフィクション/医療・健康/回想録 http://rcm.amazon.com/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=yofaclja-20&o=1&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&md=10FE9736YVPPT7A0FBG2&asins=0307396185 http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=0307396185&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 アスペルガー症候群は、日本では高機能自閉症として知られている知能障害がない自閉症である。ふつうの人は、他人の表情やしぐさから相手の考えていることを察知し、それに応じた対応をするものだが、アスペルガー症候群の患者は、表情やしぐさの意味を読み取ることができない。会話は、相手に合わせたやり取りができず、自分の関心のあることを長々と話し続ける傾向がある。また、目を合わせることが苦手で、話し相手から目をそらすのも特徴のひとつだ。 アスペルガー症候群を理解しない大人たちは、その態度を見て、うそをついているか、馬鹿にしていると勘違いし、「目を見て答えろ!(Look me in the eye)」と怒る。この本の題名はここから来ているのだ。 アスペルガー症候群の人々はこれらの症状のために他人となかなかコミュニケーションが取れない。誤解されていても、それを察知することも、弁護することもできない。彼らがなぜ奇異に思える行動を取るのか、これまで専門家による説明はあったが、患者本人によるものはまれなかった。 「Look…

平和になっても自分を罰し続ける哀しい生存者たち Those Who Save Us

ペーパーバック: 496ページ 出版社: Mariner Books ISBN-10: 0156031663 発売日:2004年初刊 適正年齢:PG15+(性的シーン、残虐なシーンあり) 難易度:上級 ジャンル:歴史小説 キーワード:ナチス・ドイツ、悲恋、サバイバーの罪悪感 ニューヨークタイムズ紙ベストセラー作

邦訳されてほしい本

Those Who Save Us 著者:Jenna Blum 2004年初刊 ジャンル:純文学/歴史(第二次大戦-ドイツ) 平和になっても自分を罰し続ける哀しい生存者たち http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=0156031663&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 十五年ほど前、香港に住んでいるときに欧米からの駐在員が多いカントリークラブで「出身地対抗テニス大会」に参加したことがある。そのとき、ドイツチームが得点するたびにブーイングが起こり、失敗するたびに拍手が起こるのに気づいた。そのときに思い出したのは、英国に住んでいるときに知人が戦争の記録映画を見て「ドイツ人は残酷な民族だ」と憎々しげにつぶやいたことだった。 欧州は、ドイツの過去を完全に許すことができないのだろう。 アメリカ合衆国でも、ユダヤ人生存者とその子孫がドイツ人の犯した罪を公に糾弾できるのに対して、ドイツ人生存者やその子孫は自分たちの立場を弁護できない。ナチスの将校として平然と多くのユダヤ人を殺害した者もいるだろうし、ユダヤ人を売り飛ばした者もいるだろう。だが、ユダヤ人を愛した者や命がけで救おうとした者もいたのだ。それでもドイツ人であるかぎり、一様に彼らは民族の罪を背負わされ、罪悪感に無言を強いられる。 第二次大戦で同じく「悪者」となった日本人も、本や映画で何度も糾弾されてきた。「Those Who…

次期医務総監候補の書いた本-今後売れそうな本

http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=0446698180&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 次期大統領のバラク・オバマがCNNの医療担当レポーターで神経外科科医師のサンジェイ・グプタ(Sanjay Gupta)氏を医務総監(Surgeon General )に起用するつもりであることが報道された。グプタ氏は両親がインドから移民したインド系アメリカ人であり、大統領夫人時代のヒラリー・クリントンのアドバイザーだったこともある。 通常医務総監という地位はあまり注目されないものだが、39歳という若さとハンサムな容貌、エネルギーに満ちたカリスマ性で人気があるグプタが就任すれば、この地位そのものが注目されるであろうと見られている。 彼が2007年4月に出したこの本には、沖縄人の長寿についても書かれている。もし彼が医務総監に就任すれば、ニュース性があるために日本でも興味を抱く者が出てくるだろう。

ローラ・ブッシュが回想録の契約を結ぶ

現大統領夫人のローラ・ブッシュが出版社のSimon & Schuster(サイモン・アンド・シャスター)社と回想録の契約を結んだことが明らかになった。ただし、MSNBCテレビの情報によると、advance(アドバンス:契約時の印税前払い分)は、たったの1.6 millionドル(約1億6千万円)で、ヒラリー・クリントンの8 million(約8億円)のadvanceとは比較にならないほど低い。 「さほど売れないだろう」と判断した出版社たちの関心が低く、値がつりあがらなかったようだ。

「あの本読んだ?」- おばさんの読書プレッシャー

20年くらい前までは、来日したアメリカ人が「日本人はホームレスでも新聞を読む!」と驚くくらい日本人は活字中毒でした。最近日本人はあまり本を読まなくなったと聞いていますが、アメリカ人の読書熱はかえって高まっているようなきらいがあります。 特に、おばさんたちの間で、ハンドバッグや洋服ではなく、「あの本読んだ?」と互いの読書パワーを比べるプレッシャーが広まっているようなのです。 夫と結婚した当時には本を読んでいる姿を見たことがなかった姑までもが、会うたびに、「あの本読んだ?」と本についてたずねるようになり、そのうち私よりも先に純文学ベストセラーを読破するようになりました。どうやら、友達からのプレッシャーで本を読む癖がついたようなのです。 活字中毒を誇りにしてきた私は、屈辱を覚えながら、彼女の読み終えた古本を受け取るのです。 「あの本」の代表作は、最近では「The Guernsey Literary and Potato Peel Pie Society 」、「Loving Frank: A…

Still Alice

作者:Lisa Genova 2009年1月6日発売 ジャンル:科学・医療・健康/フィクション Still Alice http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&asins=1439102813&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&f=ifr&npa=1 ハーバード大学の心理学教授Alice Howlandは、職場では同僚や学生から尊敬され、私生活でも愛する家族に恵まれていた。だが50歳の誕生日を目前にして、これまで経験したことのなかった物忘れが増え、ジョギングの途中で帰り道がわからなくなる。病院で、予期しなかった「早期発症型家族性アルツハイマー病」の診断を受けたAliceは、自殺という選択肢を考慮しつつもなるべく長い間「自分らしさ」を保とうと努力する。 子供たちは、最初はショックを受けたもののどんなに変化しても母親であるAliceをそのまま受けいれようとする。しかし、妻の鋭利さに長年無意識のうちに頼ってきた夫のJohnはそれができない。彼は自分のやり方で対処しようとするが、それは必ずしもAliceの求めることではない。 作者のLisa Genovaは、大学で生体心理学を学び、ハーバード大学で神経科学の博士号を得た科学者である。この分野にもともと詳しいだけではなく、患者を扱う専門医を取材し、Dementia Advocacy & Support…