ジャズ時代のアメリカを舞台にしたホラーの要素が強いYAファンタジーシリーズ The Diviners

作者:Libba Bray
ペーパーバック: 496ページ
出版社: Little, Brown Books
ISBN-10: 0316126101
発売日: 2012/09/18
適正年齢:PG15(高校生向け。性的なシチュエーションはあるが、キス程度までで、セックスについては第3巻まで出てこない)
難易度:上級
ジャンル:YAファンタジー/パラノーマル/ホラー
キーワード:ジャズ時代、ニューヨーク、diviner(預言者)、超能力、eugeics(優生学)、人種差別、移民差別

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スティーブン・キングやニール・ゲイマンを連想させるヤングアダルト小説 Bone Gap

著者:Laura Ruby
ハードカバー: 368ページ
出版社: Balzer + Bray
ISBN-10: 0062317601
発売日: 2015/3/3
適正年齢:PG 15(マイルドだが性的なシーンはあり)
難易度:上級(高校生対象の本なので、大人向けよりは読みやすいが、通常のYA小説より読解力を要する)
ジャンル:YA(ヤングアダルト)/ホラー
キーワード:マジックリアリズム
賞:2016年プリンツ賞受賞、2015年全米図書賞最終候補

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じわじわ不気味で読み応えがある児童書ホラー The Nest

著者:Kenneth Oppel (文)/Jon Klassen(イラスト)
ハードカバー: 256ページ
出版社: Simon & Schuster
ISBN-10: 148143232X
発売日: 2015/10/6
適正年齢:PG 8-12(小学校3年生から中学生向け)
難易度:中級(難しい表現もたまにあるが、文章は短くてシンプル)
ジャンル:児童書/ホラー/ゴシックサスペンス
キーワード:不安、恐れ、wasp(スズメバチ)、蜂の巣、おもちゃの電話

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今年新しくできた英国ホラー文学賞の候補作 The Girl with All the Gifts

著者:M. R. Carey (Mike Carey)
ペーパーバック: 512ページ
出版社: Orbit (2014/6/19)
ISBN-10: 0356500152
発売日: 2014/6/19
適正年齢:PG 12+(残酷シーンあり)
難易度:中〜上(たまに難しい表現は出てくるが、シンプルな文章とスピーディな展開で読みやすい)
ジャンル:ホラー/SF
キーワード:世紀末、ディストピア、サバイバル、(この右に、ネタバレのキーワードを白文字で書いています)、ゾンビ、人肉食い
文学賞:2015年 The James Herbert Award候補作

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「メタフォーと不気味さを見事に編み込んだ」という前評判の「人肉食い」を扱ったYA小説 Bones & All

著者:Camille Deangelis
ハードカバー: 304ページ
出版社: St Martins
ISBN-10: 1250046505
発売日: 2015/3/10
適正年齢:PG12(中学生以上)
難易度:中級レベル〜(一人称の語り。文章そのものは非常にシンプル)
ジャンル:YA(ヤングアダルト)フィクション/現代小説/ホラー
キーワード:人肉食い、家族愛、友情、愛、ラブストーリー

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クラウドアトラスの簡易版のような2014年プリンツ賞受賞作『Midwinterblood』

著者:Marcus Sedgwick
ペーパーバック: 262ページ
出版社: Square Fish
ISBN-10: 1250040078
オリジナル発売日: 2011(英国)
適正年齡:PG12(中学生以上)
難易度:中級レベル(やや難しい単語あり)
ジャンル:YA/ファンタジー(ホラー)/伝説
キーワード:輪廻転生、ラブストーリー
賞:プリンツ賞(2014)、カーネギーメダル候補(2013)

 

2073年、ジャーナリストのEricは謎の花の正体を探るために、よそ者がほとんど訪れないBlessed島に到着する。
島の美しさと人々の親切に包まれて過ごすうちに、Ericは自分が何のために訪問したのかを忘れてしまう。そこで出会った若い女性Merleは彼に何かを伝えようとするが、頭にもやがかかったように何も考えられない。

Ericが知らなかったのは、美しいが不気味な雰囲気が漂うこの島で、10世紀前にある血みどろの儀式が行われたということだ。そのときに引き裂かれた二つの魂は、1000年間姿かたちを変えて何度も出会うことになる。

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ちょっと怖くて、切なくて、じんとする『雪の女王』の現代版児童書 『Ophelia and the Marvelous Boy』

著者:Karen Foxlee

ハードカバー: 240ページ

出版社: Knopf Books for Young Readers

ISBN-10: 0385753543

発売日: 2014/1/28

適正年齢:PG10(小学校高学年から中学生向け)

難易度:初級〜中級レベル(初級には文章と単語が難しいが、ページ数が少なくて読み切りやすい)

ジャンル:児童書/ファンタジー/童話のリメイク/ホラー
キーワード:The Snow Queen、雪の女王(アンデルセン童話)

 

3ヶ月前に母を亡くした11歳の少女Opheliaは、その悲しみだけでなく、悲嘆ですっかり人格が変わってしまった父と姉から無視される寂しさに耐えている。父親は、愛する妻を失った哀情から逃れるように北国の博物館で鑑定の仕事を引き受け、一家三人は一年中雪に閉ざされた都市に出かけた。

古い刀の鑑定のためにOpheliaの父を招待した女性博物館長は、Opheliaの姉のAliceを気に入り、美しいドレスや宝石を与えて特別扱いする。父も、美しい館長に魅了されているようだ。孤独なOpheliaがひとりで博物館を探索しているとき、鍵がついた部屋に幽閉されている少年を発見する。何百年も前に賢者(wizards)たちから選ばれてThe Snow Queen(雪の女王)を倒す使命を受けた少年は、Opheliaに援助を頼む。

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現代版のグリム童話のようなYA小説『Far Far Away』

著者:Tom McNeal

ハードカバー: 384ページ

出版社: Knopf Books for Young Readers

ISBN-10: 0375849726

発売日: 2013/6/11

適正年齢:PG12(中学生以上)

難易度:中級と上級の中間(古風な言い回しや難しい単語はあるが、入り込みやすいストーリー)

ジャンル:YA(ヤングアダルト)/ホラー

キーワード:グリム童話、幽霊、成長物語、ファンタジー、心あたたまる

賞:2013年全米図書賞最終候補

 

死と生の間に閉じ込められて彷徨っていたグリム兄弟の兄Jacobの魂は、彼の声が聞こえるシャイで孤独な少年Jeremy Johnson Johnsonと巡り合い、ぴったりと付き添うようになる。無責任な母が去ってから引きこもりになった父の面倒をみているJeremyは、祖父から引き継いだ書店も守ろうとするが、高校生の身分ではそれもままならない。Jacobの幽霊は少年の将来を案じて勉強を促し、ときに援助しようとするが、自分の決断を重視するJeremyはわざと幽霊の声を無視することがある。

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1冊でホラー、殺人ミステリ、心理スリラー、家族ドラマが全部楽しめる『Help For The Haunted』

ハードカバー: 368ページ

出版社: William Morrow

ISBN-10: 0060779632

発売日: 2013/9/17

適正年齢:PG13(中学校上級生から)

難易度:上級と中級の中間。入り込みやすいストーリーなので、知らない表現が出てきても、読みやすく感じるだろう。

ジャンル:心理スリラー/ミステリ/ホラー/家族ドラマ

キーワード:霊能力者/ゴーストハント/キリスト教/家族関係/秘密/愛憎

 

1980年代後半のアメリカ合衆国メリーランド州ボルチモアが舞台。

Sylvie Masonの両親SylvesterとRoseは、熱心なキリスト教徒でありながらも、ゴーストハントを生業としていた。敬虔なキリスト教徒が多いその地では霊能力者を悪魔崇拝者とみなす者も多く、テレビや本で有名になったMason夫妻は居心地の悪い存在だった。

Mason夫妻は仕事で旅をしなければならないときには、Sylvieと姉のRose(英語圏では子供に親と同じ名前をつけることがよくある)も一緒に連れて行った。Sylvieは親の期待に沿った良い子だったが、5つ年上のRoseがあまりにも反抗的で衝動的だったために、家に置き去りにできなかったのだ。厳格な父と長女のRoseは折り合いが悪く、争いが絶えなかった。

その日、真夜中にかかってきた電話もRoseからのものだった。

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ゴーストストーリーが混じったノスタルジックなキングのミステリ『Joyland』

著者:Stephen King

ペーパーバック: 288ページ

出版社: Hard Case Crime

ISBN-10: 1781162646

発売日: 2013/6/4

適正年齢:PG15(高校生以上)、描写は露骨ではないが性的コンテンツあり

難易度:上級レベル(英語ネイティブの普通レベル)

ジャンル:ミステリ/ホラー

キーワード:青春物語、ロマンス、涙ぐむ、スリルがある、ノスタルジック

 


 

初老の男Devin Jonesは、ノースカロライナで過ごした21歳の夏を振り返る。ニューハンプシャー大学の学生だったDevには相思相愛のガールフレンドがいたが、彼女の提案で大学の夏休みを別々の場所で過ごすことになる。ノースカロライナにある遊園地(カーニバル)の「Joyland」で職を得たDevは、面接した占い師からガールフレンドが彼の過去の存在であり、未来に2人の子どもに会うと告げられる。ひとりは赤い帽子をかぶった少女で、もうひとりは犬を連れた少年だという。そして、ひとりは救えるが、もうひとりは救うことができないと。

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