February 2012

アメリカの禁酒法がコンパクトに分かるティーン向けの歴史書 Bootleg

Karen Blumenthal
ハードカバー: 154ページ
出版社: Flash Point
対象: ヤングアダルト
ISBN-10: 159643449X
ISBN-13: 978-1596434493
発売日: 2011/5/24
ヤングアダルト(中学生から高校生対象)/歴史書/禁酒法
2012年Battle of the Kids' Books候補作

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1919年から33年まで存在したアメリカ合衆国の禁酒法は、日本人にとっては非常に不可解な法律である。
銃のように一瞬にして大量の人間を殺せる武器は建国以来一度として禁じられていないのに、お酒を作ることも売ることも禁じられていた時代があったのだ。今でも21才まで飲酒が禁じられているが、従軍できる年齢になってもまだ飲酒が合法ではないとは不思議すぎる。

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女子高生が出会った幽霊は何者なのか? Anya’s Ghost

Vera Brosgol
ペーパーバック: 221ページ
出版社: First Second
ISBN-10: 1596435526
ISBN-13: 978-1596435520
発売日: 2011/6/7
ヤングアダルト/グラフィックノベル(アメリカ式の漫画)/青春小説
2012年Battle of the Kids’ Books 候補作

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幼いときにロシアからアメリカに移民したAnyaは、お金持ちの白人が多い私立高校にとけこめずにいる。母親の友だちの息子が同級生にいるけれど、英語がちゃんと話せず苛められているその子と仲良くすると、自分までが苛められるから無視している。
学校生活に不満がいっぱいのAnyaは、うっかり落ちた井戸で少女の幽霊に会う。

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2012年Battle of the Kids’ Booksのシーズンです!

今年もやってきました、School Library JournalのBattle of the Kids'Booksです。

ピクチャ 9

これは全米の学校図書館の司書さんたちが読むSchool Library Journalが主催する児童書の賞です。

これまでの対戦の様子はこちらをどうぞ。

賞といっても、お遊びの要素が強いのが特徴です。勝ち抜き戦のバトルの審査員は、任命された人気児童書作家ひとり。審査員ひとりの「独断と偏見」で結果が決まるので、なかなか予測がつきません。その意外さがまた、楽しいのです。

対戦表は下記のとおりです。クリックすれば拡大されます。

2012Brkt_600px_JUDGES-1

みなさんも、今年はバトルが始まる前にいくつか候補作を読んでみませんか?そして、予測を立ててみてください。読了できなくても、勘で予測を立ててくださってもいいですよ。 このページの最後にアンケートがありますので、ぜひご投票ください。

第一ラウンドの前半戦(対戦1から4)は3月13日に始まります。

それまでになんとか候補作のレビューを書いて掲載するつもりです。ときおりリンクができているかどうかチェックしてみてください。

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短時間でアメリア・イヤハートを知ることができる伝記―Amelia Lost

ハードカバー: 128ページ
出版社: Schwartz & Wade
ISBN-10: 0375841989
ISBN-13: 978-0375841989
発売日: 2011/2/8
小学校高学年から中学生/伝記

1927年のリンドバーグの快挙に続き、28年に女性初の大西洋横断飛行を成し遂げたAmelia Earhart(アメリア・イヤハート、発音はエアハートに近い)のことをまったく知らない人はいないだろう。
少し詳しい人であれば、世界一周飛行の途中の太平洋上で消息を絶ったということは知っているだろうが、どんな女性だったのか知っている人はあまりいないだろう。

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やや期待はずれの2012年ニューベリー賞受賞作 Dead End in Norvelt

Jack Gantos
ハードカバー: 341ページ
出版社: Farrar Straus & Giroux
ISBN-10: 0374379939
ISBN-13: 978-0374379933
発売日: 2011/9/13
児童書(小学校高学年から中学生)/自伝的小説/歴史(1960年代)
2012年ニューベリー賞メダル受賞作品

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12才のJackと家族が住んでいるのは、ペンシルバニア州にあるNorveltという小さな町である。 第32代大統領夫人のエレノア・ルーズベルトが大恐慌のときに貧しい炭坑労働者たちを救うために設立したコミュニティで、お金がなくても、労働を交換することで助け合って暮らすのがNorveltのやり方だった。だが、Jackが12才になった1962年には若者は町を去ってしまい、助けられる者の数のほうが助ける者よりも多くなってしまっていた。

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魔法の世界の話だが、文芸小説として読むべきファンタジー The Magicians

Lev Grossman
ファンタジー/文芸小説/魔法

1部 The Magicians

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2部 The Magician King

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この小説をどうとらえるべきなのかずっと迷ってきたのだが、3部作(と予想する)2部のThe Magician Kingを読んで、ようやく分かって来たような気がするので、まだ完結していないが、ご紹介しようと思う。

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